不安の言語化

大きなイベントを行う直前は毎度毎度、調子を崩します。
前回は婚姻届の提出直前に胃の調子がおかしくなりました。今は結婚式直前で気持ちが変になってます。
変、というのはハイテンションの方ではなく、マリッジブルー的な感じです。
結婚式とはいえ、家族だけのささやかな式で、私の希望を持って行うものです。でもしんどい。

結婚式にとんでもない憧れがありました。結婚式を行えば、過去に私を馬鹿にした、下に見た、嘲笑った、ぞんざいに扱った、生き物共に一矢報いると思えていたからです。幻想でしたが。
結婚というものに重きを置きすぎていました。
大好きな主人と長期的に共同生活を行う契約、ただそれだけでした。それだけで素晴らしいはずなのにその他の意味を大量に持たせようとしていました。俗に言ってしまえば、私は勝ち組であるということを示したかった。

人生に勝ち負けはありますか?
私は負け続けたと思っていました。小中学生のころにまともな人間関係を気づけず、高校の頃の良き友人達との縁も薄く、大学でおかしな恋愛ばかりを繰り返し、新卒で入った会社を半年でやめ、ニートになって、メンタルを病み、病んだ結果いじけて動けなくなった愚か者を、敗者と言わずなんと言いましょうか。

ありがたい話、主人と、主人の家族と友人たちはこんな愚かな敗者には見合わないくらい、良い人達です。なのに、それでも、許せないことが起きたり、腹が立ったり、いじけたり、苦しくなったりします。

過去に死にたいと、死のうとしたことが何度もあります。その頃の私に呪われ続けているように思っています。もしくは今の私が過去の己を呪っているのか。あの頃の自分が、もしくはあの頃の自分に「死ね、今すぐ消えろ」と。

未だに、寄せては返す波のように自己嫌悪は襲いかかり、何とか逃げ切ったり逃げ切れずこんな訳の分からぬ文章を書いたりしています。

愚か者の敗者が、それ以外の何かしらになりたいという足掻きの文章でございました。

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