脳卒中後の運転再開についての流れ。

脳卒中後の運転免許についての流れ。

本日、脳卒中後の運転再開で、免許センターに行ってきたため、ちょっと流れなど書いておけばいいかな。と。

あくまで、自分の場合ですので、実際は、主治医や、担当のリハビリの先生と相談しながらおこなってください。
自分は、一般の脳卒中患者より若いこともあり回復が早かったように思います。人によって、回復や動かせる範囲も変わるので、あくまで、僕個人のびぼうろくとして、参考としてください。

入院時に最終は、運転と伝えていました。
運転再開希望は早めに言ったほうがいいと思います。
退院半月前の月1の面談で、退院前に、病院内で再度の認知検査と、運転シュミレーターでの反応検査になりました。

まず、入院後すぐに行ったような高次脳障害の認知テストを再度おこなって、本当に、高次脳障害がないかのスクリーニングテストを再度やりました。
記憶や、もじの読み取り、車の向きなど、運転に向けてのテストもありました。
そのあと、運転シュミレーターのある病院だったので、運転シュミレーターに移ります。
自分の場合は左片麻痺で、右手右足の動きが全く問題なく、利き手利き足が残っていたため、運転の運動機能として、利き手利き足を使う場合は秒前の運転と変わらず行える状態でした。
同じように利き手利き足に麻痺が出てない場合でも、半側無視や、視野に問題がある。または、体幹に問題がある場合は難しい場合もあるかと思います。

運転シュミレーターは、アクセルからのブレーキなどの反応速度テストもあり、同年代健常者と比較になるため、結構シビアになりました。
設備内容によりますが、自分は、シュミレーター内でハンドルを使っての運転もありました。
実際の運転と違い、画面が動くので、かなり酔いやすいようですが、ゲームを普段からやっていると、なれた画面なので、全く酔いませんでした。
その代わり、実車でかなり酔うようになってしまいました。
げーむのような画面に慣れていない人は、覚悟して臨むほうがよさそうです。
話を聞いてる限り、特に、50歳以上の画面に慣れていない人は、ほぼ酔っているような感じでした。

病院での運転シュミレーターが終わり、免許センターに行くのは退院後になります。

県の免許センターに連絡を入れて、担当に予約を取ります。

退院前に、主治医に提出用の診断書を書いてもらうと、スムーズに行えますが、その診断書の様式が、警察署か、免許センターにしかないようで、先に取りに行っておくと良いかと思います。
自分は、二度手間になり、免許センターの検査から、さらに10日ほど待つことになりました。

免許センターの検査は、運転シュミレーターでの検査になります。
自分の場合、この時点で主治医の診断書がなかったので、身体の運動テストでまず判断となりました。

さすが、免許センターの運転シュミレーターで、車を運転席だけ残して切り落としたようなものになり、
ハンドル操作、アクセル。ブレーキの踏み込みテストをしました。
アクセルは、目の前の表示に沿って、合わせて回す。
アクセルブレーキは表示の位置に合わせて踏み込む。
それを維持する感じでした。
病院のテストよりシビアではなく、秒前の感覚があれば、なんともないレベルでした。
その後、主治医の診断書がないため、高次脳障害等の判断ができないため、原付の部分に制限がつき、免許を返してもらいました。
今は、主治医の診断書の提出を待ち、
車の運転はできない状態です。
本当に。あくまで、あくまで、自分個人の流れを書いただけですので、誰もが同じように進むわけではないです。
身体が動いても。認知ができないなら、アウトですし、麻痺側の運動能力もある程度必要かと思います。
まず。車の乗り降りが結構大変です。
リハビリで、練習したいと相談するのもいいかと思います。
特に、トラックなどの座面が高いシートなどはかなり運動能力が上がっていないと難しいかと思います。
また、利き手利き足が残っていても、身体が長時間の運転に耐えれない可能性もあります。
自分はシュミレーターの時点で麻痺側の腕がだるくて、かなり辛かったです。
すこしずつまた慣れていくしかないです。
また、高次脳障害がないというしんだんでしたが、軽い、左側の注意不足があるので、かなり気をつけて運転の再開を思っています。
運転再開できたかといっても、病前の慢心や経験は全て取り払い、自分は障害者だと心に決めて運転したいと思います。
もし、自分の運転で、事故して、相手に脳障害を与えるようなことがあれば、同じ苦しみを与えたとして、かなりおちこむことでしょうから。

生活の中で運転できないと、生活がままならない人もいると思います。
もし、できないとなっても、近親者に送り迎えや、公共機関を使うなど、対応方法もたくさんありますし、リハビリで改善することもあると思います。
病院も免許センターも一度の検査不合格で、絶対ダメとはらないと思いますので、障害に向き合いながらがんばっていきましょう。

記事を書いてから何週間かして、主治医の診断書を免許センターに持っていき、すんなりと免許が返還されました。
特に特記事項もなく、車椅子ではないため、車体への表示もありませんでした。
しかし、4ヶ月の入院生活のためで、かなりの怖さがあります。
まだ運転していないのですが、感じていない後遺症や認知機能の低下があるかとおもうと怖さがあります。
ただでさえ生きにくくなってしまったのに、誰かにケガでもさせてしまっては、さらに、生きにくくなる言うこわさがあります。
少しずつ練習を重ねて、勘を取り戻していきたいです。

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