見出し画像

若い人にこそ読んでほしい「仕事のストレスを溜め込まない方法」

特に若い人と話していると、「ストレス溜め込んでいるなー」って思います。だいたいのパターンは「言いたいことが言えない」・「言えたとしても、会社で言っちゃやばい系の愚痴になっている」・「それを言っていると抜け出せない考え方に陥っている」といったところです。

根本の原因は、「仕事の場における感情表現ができないこと」にあると思います。仕事だと、とかく「報連相」(報告・連絡・相談)が取り上げられがちですが、自分の感情を周囲の人に上手に、角が立たないように伝えるのも社会人として大切な基本スキルです。

いまは昔と違って、大抵の会社は(あくまで大抵ですw)、若手のメンタルに気をつけるようになってきています。嬉しいと感じたことは嬉しいと言った方がいいですし、辛いと感じたことは辛いと言った方が、上司は安心します。嬉しいと言ってくれれば、「これでいいんだな」と分かりますし、辛いと伝えてくれれば、どうしたらよいか一緒に問題解決の方法を探ることができます。大体、若手のストレスの原因は若手本人にはコントロールできないことなので、誰かの力を頼らないと解決しません。いままで人に頼った経験が少ない人ほど、自分で解決しようという罠にハマります。

どこの会社も”上司”になる人は忙しいものなので、なかなか察するというのは難しいものです。よって、辛いと言わずに心を病んで、ズブズブと沈んでいかれる方が上司としては手が打てず、困るのです。

やってはいけないのは、「会社で言っちゃやばい系の愚痴」や「それを言っていると抜け出せない考え方」です。前者のよくある失敗パターンを挙げると、同期に愚痴をこぼすのは危険です。同期経由で社内に拡散したり、巡りめぐって上司の耳に入ったりすると、「なんで相談しなかった!」と雷が落ちます。それだったら社外の方がまだ安全です。

あと、仕事をストップさせるような言い方はよくありません。「うちの会社はおかしい」とか「この仕事のやり方には納得できない」とか、会社や上司の方針を批判する言い方だと、自分の評価を下げるばかりです。「いまの自分には難しすぎて困っているので、どうしたらよいかアドバイスがほしい。」とか「自分一人では解決できない仕事なので周囲の助けがほしい。」とか、「あくまでやる前提で」、いいやり方はないか、上司に相談する方が建設的です。

「超ムカつく」とか、「もうやめよう」とか、「わけが分からない」とか、感情的になったり、落ち込んだり、混乱したりすると、泥沼にハマるので、とにかく冷静になりましょう。冷静にならないと、いつまで経っても仕事の問題は解決できません。若手時代に必要なのは、ひたすら冷静になる訓練なのです若いうちは、ほとんどの仕事がいまの自分の実力ではクリアできない仕事ばかりで、キャパオーバーがデフォルトです。キャパオーバーがデフォルトなので、いちいち感情的になっていたら、何も進まないのです。

若い人が仕事のストレスを溜め込まないコツは、自分で抱え込まず、とにかく上司や先輩に自分の気持ちを打ち明けられる関係を早期構築することです。社内にいなければ社外で見つけてください。見つからない、ではなく、見つけるのがマストです。最後は自分でやるしかないのだ、ということは変わらない真実だと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?