護身術としての格闘技 後編

いらっしゃいませこんにちは!

さて前回護身術とは危険回避が1番と言いました。
ここで我が心の師、『ブルース・リー』先生の名言を二つほど紹介したいと思います。

『Don't think  feel』

一つ目は
『Don't think  feel』です。
考えるな、感じるんだという意味ですね。
これは格闘技ではかなり重要なものです。
もちろんトレーニング中はしっかり考えて動く必要があります。
闇雲に動いても意味がありませんので、考えて繰り返し動いて体に染み込ませる事が必要になります。

実際の試合などでは考えてからでは動きが遅れてしまうので、反射的にその動きができるようになる必要があります。
その「反射的」に動けるというのが感じるという所になるのだと思います。

『戦わずして勝つ』

そして二つ目
『戦わずして勝つ』(戦わずに戦うだったかもしれませんが、今はこの表現で)です。
初めてコレを目にした時私はまだ子供だったので、正直意味がわからなかったのですが、今となってはこれほど護身術として理にかなってるものはないなと思っています。

やはり映画の中のワンシーンで印象的な所なんですが、何人もの格闘家が闘技場へ船で向かいます。
そこはやはり荒くれ者ばかりの船上なので、その中の1人が
『お前の格闘技の流儀はなんだ?』
とブルース・リーに聞きます。
するとブルース・リーは

『戦わずして勝つ事だ』

と答えます。
当然その言葉の意味がわからない相手はそれを証明してみせろと迫ります。
するとブルース・リーは周りを見渡し、小島を見つけ

「あそこに小島がある、小舟があるからあそこに行きそこで証明して見せよう」

と言い小舟を下ろします。
そしてお先にどうぞと相手を先に小舟に誘導し、そのまま自分は乗らずにロープをほどき相手を島流にしてしまいます。
まさに『戦わずして勝った瞬間』ですね。

子供だった私は
「倒してねーじゃん」
と思いましたが、今思えばこれほど見事に勝つ事はないのではないかと思います。
もちろん競技としての試合ではあり得ない事ですが、こと護身術という意味では『見事』の一言に尽きますね。

実体験

ここで私の実体験を一つ。
昔見た目の軟弱さから良くヤンキーに絡まれ易い体質だった私は、満員電車に乗っていた時に運悪くヤンキーっぽい人の後ろに立ってました。

その時、ちょっと強めに肘で小突かれ
「お前次の駅で降りろ」
と言われました。
仕方なく後に続き歩いていくと、ひと気の少なさそうな所で彼は止まり私の方に振り返りましたが、構わず私は歩き続けます。
「おい!ちょっとまてテメー」
そう言われますが構わず歩き続けて改札を出ました。

まぁ、たまたまその駅が私の降りる駅だったと言う事もありますが、相手はわざわざ改札までは出てきませんでした。
これはある意味「戦わずして勝ったな」と思った瞬間でした。
無闇にケンカみたいになってお互い怪我するよりも「逃げるが勝ち」ではないですが、どちらも損はしなかったのだと信じています。

まとめ

変に殴り合って自分が怪我をするのも損ですし、間違って相手に怪我をさせてしまえばそれこそこちらが加害者になってしまいます。
ましてや今の時代、相手は何をしてくるか、そして何を持っているかもわかりません。
やはり護身術とは、出来る事ならそういった危険から身を遠ざけるのが1番だという事です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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