今でこそ婚約して落ち着いているどん・よく子であるが、
もともと私は超・恋愛脳である。

好きな男ができれば自作ポエムを書き始め
昼も夜も妄想と不安が頭の中を駆け巡り
仕事や勉強はまともに手につかず（働け）
恋愛ソングを聴きながら「これは私のことを歌ってる」と涙を流す。

そんな私が過去に恋していた、
メンヘラ一歩手前まで好きだった男たちをどう忘れたか
について、思い出しプロセスをまとめていきたい。

今は結婚向きのいい人と出会って婚約し、幸せ。
私もそんな人と出会いたい！という場合は、以下のnoteも読んでほしい。

そもそも、なぜそんなことをするか？

このnoteを書く目的は、
今現在、元カレや片思い相手を忘れられなくて苦しい人の力になるため。

といくら頭の中でわかっていても
誰かにそう諭されても
今苦しい気持ちをなんとかしたいと思っている人は多いはず。

なので、私の場合はどうやって苦しい日々をやりすごし、
最終的に忘れたか（平気になったか）を思い出し
その過程を細かく書くことで
誰かの参考になれたらなと思う。

彼を忘れたい、気持ちを楽にしたい人は
ぜひ読んでみてほしい。

すごく好きだった男たちについて

ここで紹介するのは、すべて成人を迎えてから恋した男たち。

3ヶ月に一回夢に出てくるS

まずは以下のnoteに登場したS氏。

完全に私の片思いで、
1年して告白したものの「君にはもっといい人がいる」
とふられ4年の大学生活は彼に片思いしたまま終わった。

蛇足だが、「君にはもっといい人がいる」
って考えようによっては残酷な振り方だよな。

「君に女性的な魅力を感じない」とでもハッキリ言われれば諦めがつくものの、まあそういう風にいう人はあまりいないので。
泣かせたくないし、悪者になりたくないもんね。

好きだとも嫌いだとも言われていない（＝彼が自分をどう思っているかについて具体的なコメントをもらっていない）から、嫌いになれない。

「もしかしたら、いつか私を好きになってくれるのでは？」と期待し続けてしまう。

結果的に忘れるまで4年かかり、その後も何年も夢に登場するようになった。

友情結婚を目論んだK

お次はK。
彼は20年来の友人。

気を遣わなくてよく、彼の性格も穏やかでマッチしていると（私は）思っていた。

だからアラサーになってから彼が長年付き合っていた彼女と別れたと聞き「一回お試しで付き合ってみないか」
と私から打診した。

あわよくば友情結婚を狙っていたのである。

こちとら当時は結婚相手を血眼になって探していたからね。
可能性はすべて試す。

しかしKは、私のことを恋人や配偶者候補としては見れなかった。
でも長年の友人であるこちらの提案を無碍（むげ）にもできなくて、
数回はお試しデートに応じてくれた。

しかし、やはり乗り気にはなれなかったようで、
次のデートの連絡をしても3日未読無視とか、ドタキャンとか、
「脈ねーなー」って感じることが続き、
「乗り気じゃないけど今更断れないから、自然にフェードアウトしようとしてるな」というのが透けて見えた。

それでもハッキリ断ってこないし、他に好きになれる人もいなかったから、彼との関係を維持することに執着してしまった。

結婚への焦りなのか、大人になってから彼の魅力を再発見したからなのか、
その両方か。
いずれにしてもこの執着を手放し、忘れるまでは相当時間がかかった。

相性最悪の元カレN

次は、相性が最悪だった元カレN。
このnoteにも登場する最悪の相性の彼👇

相性が最悪だったにも関わらず、付き合ってる最中も
別れてからも、彼のSNSをチェックしてしまうのがやめられなかった。

なぜチェックをやめられなかったか？
それは、付き合う前も最中も、彼の行動が予測不可能すぎて「彼が何を考えているのか」をとことん理解したかったからだと思う。

そして「ちゃんと私を好きである」という確証が欲しかった。
「ちゃんと好き」というのは、
私が彼を好き・想っているのと同じくらいの温度感で私のことを好きということ。

で、SNSチェックの結果、
私への扱いは雑で、連絡をくれないのに
他の女性にはSNSでまめに返信をしたり
自発的に体調を気遣うなど思いやりのあるメッセージを送っているのがわかった。
それをみて、悲しみと怒りが止まらなかった。

私を1番にしてくれなかったから、私が彼のことを考えるのと同じような頻度で、私のことを考えてくれていなかったからだと思う。
結局別れたけれど、その後は3ヶ月くらい引きずって平気になった。

エンターテイナーのM

最後は海外に来てから出会った、エンターテイナーのM。

とにかく発する一言が愉快で、彼が話しだすとみんな笑わずにはいられない。

「顔がタイプ＋笑わせてくれる＋頻繁に会える間柄」だったことで、
あっという間に恋に落ちた。

もうアラサーだったが、彼のことは本当に女子中学生かのごとく意識しまくっていた。

彼に会える日だとわかれば、朝からソワソワ。
ラブソングをかけながら、出かける準備。
もちろん服やメイクは100％完璧にして出かけた。
「久々に恋してるわー」とウキウキだった。

メッセージを送るのにも1時間悩み、心臓の鼓動はずっと速かった。
そして、返事が6時間返ってこなくて、肝心の返事はそっけなく絶望する。

そんなMへの恋心だったが、告白はせず簡単に収束した。
（理由は後ほど「好きでたまらなかった男たちをどう忘れたのか？」で詳しく語る）

彼らとの恋愛における共通点とは？

こういった
「女性の気持ちが強すぎ＋男性はそうでもないという不均衡な恋愛」
をした経験がある人は多いのではないだろうか。

私のケースにはなるが、
そんな好きでたまらなかった男たちとの恋愛における共通点が何だったのかを振り返っていく。

モテるタイプではない

まず全員、モテるタイプではないという共通点があった。

ただし、クラスNO1のモテ男じゃないだけで、
女性と完全に縁遠いタイプというわけではなく、
女性とは「対等に話せる（＝オドオドしたりしない、性別を意識した言動が少ない）」タイプの人が多かった。

つまり

• モテる男のように「手の届かない存在」って感じはしない

• 話がしやすい

という特徴があった。

だからこそ「私でも頑張れば振り向いてくれるかもしれない」という期待を捨てられず、
どんどんハマっていったのだと思う。

こちらの好意を切り捨ててこない

最初に例に出した「夢に出てくるS」や「友情結婚を目論んだK」などのように、
こちらが付き合いたいといったときに、
「君はタイプじゃないから付き合えない」など
こちらを否定するような振り方をしてこなかった。

これも「もう少し粘れば好きになってくれるかもしれない」と期待を抱く原因となった。

要は根がいい人か、ハッキリ意思を伝えるのが苦手なタイプが多かったのだ。
八方美人とも言われがちなタイプ。

日常生活にも支障が出るほどの恋

これらの男たちに恋していたときは、日常生活に支障をきたした。
具体的には、相手のことを考えてしまい仕事や勉強が手につかなくなる。

ときには途中で涙が出てくる。
考えすぎて夜も眠れない。

そんなアドレナリン出まくりの恋だった。

自分らしく振るまえない（ペースを乱される）

次の特徴は、彼らを目の前にすると、
途端に「自分らしく振るまえなくなる」ということだ。

友人や家族、同僚と話しているときとは違い
何だかペースを乱される。

たとえば以下のような現象がおきた。

• 相手の反応を気にしすぎて自分の意見を言えない

• こちらの発言が違った意味で受け止められる（こちらの話をストレートに理解してもらえない。手間がかかる）

• LINEなどの返信が止まる（既読・未読で何日か放置）

• そばにいるだけで緊張し他のことが考えられなくなる

面白いことに、長年の友人だったKに対してもこの現象は起こった。
昔は何も気にせずに話していたのに、結婚相手と考えて意識した途端に関係性が変わった。

恋愛ソングが聴きたくなる

毎回恋に落ちるたびに、男のことを考えるのにぴったりな恋愛ソングが聴きたくなった。

暇さえあれば、aikoや加藤ミリヤや西野カナなんかの
恋愛ソングのプレイリストを流す日々。

なお、この現象は現在の最愛のパートナーと出会ったときには起こらなかった。
彼にあう恋愛ソングが思いつかなかった。
でも彼のことは世界で1番好きで大切。

それも興味深い違いである。

なお、この最愛のパートナーからプロポーズされた話はこのnoteに書いてる👇

服やコスメをその人のために選ぶ

次の共通点は、その男たちのために服やコスメを選んでいたこと。

「どんな服を着たら魅力的だと思ってもらえるか」
「好きになってくれるか」
「彼は芸能人の〇〇をフォローしてたから、その系統にしてみよう」
など、選択の基準が男の好み一択になっていた。

SNSをすべてチェックしてしまう

彼らとの恋愛においては、SNSストーキングもやめられなかった。
彼らの少ない投稿やいいねをチェックして
彼らがどんな女性がタイプで、どんな音楽を聴き
今何に関心があるのかを全力でリサーチした。

なお、当然ながらフォローしあっている女性アカウントや
リプをしている女性は全てチェックした（怖い）

これについても、現在の婚約者に対してしたことはない。
面白い違い。

今はもう全然好きじゃない

最後の共通点は、今はもうぜーーーーーんぜん好きじゃないということ。
「なんで私はあんなに情熱にまみれていたの...？」
と目が覚めた気分。

だからね、「元彼を絶対忘れられない」って悲観している人には
「大丈夫ですよ、もれなく全員忘れましたから！」と伝えたい。

今の婚約者に出会ったからではなく、
出会う前に忘れることができている。

好きでたまらなかった男たちをどう忘れたのか？

それでは肝心の、好きでたまらなかった男たちをどう忘れたのか？について
やったことをまとめる。

具体的には以下のことをした。

• 【基本方針】納得するまで関わり続ける

• 自分の心の動きについて記録をつける

• 恋愛ソングを聴くのとSNSを見る頻度を減らす

• 連絡の頻度を減らす＆連絡してしまっても責めない

• 恋愛以外で心がワクワクすることを始める

簡単にいうと、好きすぎる彼との関わりを「無理のないペースで」減らしていった。

自分の心はあるがままにして
失恋の傷を回復させつつ
自分の心を観察できる日は観察して
彼を思い出してしまう日も受け止めつつ
心がちょっと回復してきたかなと思ったら
ワクワクすることや仕事で物理的に忙しくすればいい。

今から各項目について、もう少し詳しく説明する。

【基本方針】納得するまで関わり続ける

まず大事だと思ったのは、納得するまで関わり続けること。
恋愛アドバイスでは、「そんな男忘れて次へいけ」と言われることがあるが、
それができたら悩んでいない。

そして人間は、自分が納得しない限りはなかなか諦められない。
むしろ、納得したからこそ諦めて次に行ける。

そのため、「好きな気持ち」「まだ連絡したいと思ってしまう気持ち」などを否定しなくていい。
そう考えてしまう自分は弱いとかだめだとか思わなくていい。普通なので。

そして連絡してしまいたかったら連絡すればいい。

そこで、何回か連絡してそっけなくされているうちに、
「ああ、この人は本当に私のことを恋愛対象にしていないんだな」と納得すれば諦められるようになる。

自分の心の動きについて記録をつける

次にやったのは、自分の心の動きについて記録をつけること。
日記でも、メモアプリでも、匿名TwitterでもOK。
とにかく心の動きを文字にしておく。
文字にするのは、忘れるのを防ぐため。

なぜ記録をつけ忘れないようにするかというと、
自分が感じたことや行動を振り返らない限りは、忘れることが難しいからだ。

例のような感じで、感情が揺れた出来事＋自分の感情＋そのような感情になった理由を分析してみるのおすすめ。

上の太字にした質問のように「なぜ？」と2回くらい自分に問いかけると、自分の感情がより具体的になってくる。
セルフカウンセリング的なもの。
そこで無理に答えを出さなくてもいい。
それは多分メンタル的に酷だから。

また、将来恋愛で似たような苦しさを味わったときに、
「過去の自分はどう乗り越えたのか？」を知るきっかけにもなる。

何回も同じような苦しい恋愛をすることはあるからね。

私が沼にハマったが告白せず忘れられた「エンターテイナーのM」についても、この分析を毎日していたからこそ、引きずらず次に行けた。

なぜ引きずらず次に行けたかというと、
「彼は魅力的に見えるけれど付き合ったら相性悪そう」と判断できたから。

実は日記に、「彼のこういうところが素敵！」っていう話だけじゃなく
「彼のこういう言動にモヤッとした！」という記録もしてたのである。

それらのデータ＋過去の男たちのデータ（これも大体メモにしてる）を総合的に分析し、
「あ、この人とは相性悪い。付き合ったら、過去のような恋になるわ」と
比較的冷静に「告白しない」という決断ができた。

だから日記につけとく作業は、馬鹿にできないのである。

恋愛ソングを聴くのとSNSを見る頻度を減らす

また、恋愛ソングとSNSの摂取量を減らすのも重要。
なぜなら、気持ちが盛り上がってしまうから。

特に妄想力豊かな淑女の皆さんはご注意を。
たとえば恋愛ソングの歌詞に感情移入しすぎて、ずっと彼のことを考えてしまうモードになる。

店などでその歌が流れてたら最悪。
いつでもどこにいても頭の中が彼のことでいっぱい。
「いつでも捜しているよ　どっかに君の姿を」状態になる（©️山崎まさよし）

それからSNSも。
彼のSNSはブロックできなけりゃミュートにしてね。

毎日つぶやきをチェックしているうちは、
彼が頭の中から出ていってはくれない。
土地整備して家建て始めるよ。

ただこれ「絶対見ない」って思っちゃうと見ちゃうから気をつけて。

人は「彼のことを絶対考えちゃダメだ！SNSも絶対見ない」などと禁止されると、ますます考えたくなる生き物だから。（これを心理学で「カリギュラ効果」と言う）

もし見ちゃったら「あーまあそんな日もあるよね。明日は見ない時間を少なくできるといいなあ」くらいに考えておくといい。

自分を責めすぎたら辛いだけだからね。
ただでさえ失恋して辛いのに。
これ以上傷口にセルフで塩を塗る必要はない。

連絡の頻度を減らす＆連絡してしまっても責めない

それから、徐々に連絡の頻度も減らしましょう。
「連絡しない」ではなく、減らすといっているのも、
SNSなどと同じ理論。

絶対しないと決めると、
そのことばかり考えてしまうので
結果的に彼が頭の中に住み着く。

そのため、できるだけ連絡しないようにするといい。

あと、何回もいうけど連絡したとしても自分を責めないでね。
責めても辛くなるだけで、いいことがないので。

恋愛以外で心がワクワクすることを始める

最後にやることは、心を彼以外のことで埋めつくして忙しくすること。
これは古典的な方法だが、とても効く。

ネガティブなことを考えたり、余計な思考をするのは
ヒマだから。

時間があるから。

なので忙しくする。

できれば、自分が楽しい・挑戦したい・やってるとワクワクする予定をいっぱい入れるといい。

そんなものないという場合は、
他人と会う、仕事を増やすなどでもいい。

頭に男を住まわせる余地を作らないこと。
これがとても重要。

まとめ：セオリーはあるがやると失敗する！でもやめなければ大丈夫

最後まで読んで、
「そんな簡単にいわれても、できないんだよ」
「忘れる方法を実行して忘れられるほど単純な想いちゃうねん！」
って思う人もいるだろう。

その通り。

色々、最もらしくまとめてるけど
簡単にうまくいったら
こんなに失恋で苦しんでいる人はいないし
メンヘラってる人もいないし
お守りや占いは売れない。

人間の心は複雑。
マニュアル通りにやっても失敗する。

それでも！！！

あなたが本当に
「彼を忘れて次に進みたい」
「こんな辛い気持ちは消し去りたい」
と心から思っていて
忘れるって決めたんなら、
10回くらい挫折・失敗しながら、この方法を試し続けてほしい。

彼を忘れたくない、ずっと想っていたい
忘れるくらいならずっと想いながら泣いていたいんだ。

もしくは、絶対に復縁する（または振り向かせる）って決めているっていうんなら、
その決断に従ってください。

どの道を進むか決めるのは自分自身。

このnoteは
好きな男を忘れたい人のための方法論をまとめたnote。

大事なのはいつでも
自分はどうしたいか考えて
自分で決めること。

どうか他人の声に振り回されず
自分と向き合い
自分の心を大切に生きてください。

応援してます。

そもそも「好き」が何かわからなくなってきたぜ！
という婚活・恋活迷走系女子には、以下のnoteもおすすめです👇