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キオクシアとウエスタンデジタルが合併すると?

米データストレージ製品大手ウエスタンデジタル(WD)と半導体メモリー大手キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)による合併協議

🟩キオクシアとWDの合併

NANDメモリーシェア2位キオクシア、3位ウエスタンデジタルの合併交渉が進んでいる。早ければ9月半ばにも合意する見通しという。キオクシアの企業価値は200億ドル以上になる可能性あり、実現すればNANDメモリー業界の再編が進むことになる。

🟩1位サムスン級のNAND企業の誕生

キオクシアとウエスタンデジタルはNANDメモリーを共同開発し生産している。合併により一つの会社になると、2社合わせたシェアは1位のサムスン電子と同規模となる。世界最大級のNANDメモリー企業が誕生することになる。

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SKハイニクスがインテルのNAND事業を買収したことにより、NANDメモリー業界は米韓の4陣営に集約されることになる。

🟩キオクシアの企業価値

キオクシアは2017年東芝の赤字の補填するため、売却された東芝メモリである。当時ウエスタンデジタルも東芝メモリの買い手に名乗りを上げていた。しかし外国企業の買収を懸念し、結局「日米韓企業連合」のファンドに約2兆3億円で売却されました。またファンドの持株比率は日本企業の東芝とHOYA合わせて50.1%と日本の企業という体裁を保ちました。

報道によるとキオクシアの企業価値は約2.2兆円と見積もられていて。2017年に東芝メモリが売却されたときと変わっていません。4年の経営で企業価値を上げられなかったことになります。

🟩まとめ

キオクシアとウエスタンデジタルの合併すると、NAND業界が4陣営に集約される

東芝メモリのときと同じように、キオクシアが米国企業なることを懸念する声が出てくるでしょうね。


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