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#101 私服の制服化で業務効率化を図る

日々の生活で、決定しなければならないことは多い。ゴールデンカレーは甘口か中辛か、vanudyを聴こうかハイスタを聴こうか、妻へのプレゼントはオーダー制にしようかサプライズにしようか。脳は決定までの過程で疲弊する。業務に集中するためには、宇多田ヒカルではないが、「イッツ・オートマチック」が必要である。中でも私服の制服化は簡単で、効果がすぐに現れるからおすすめだ。

教務主任以前は、ジャージ一辺倒だった。これでは突然の会議や来訪に対応できない。しかしながら、毎日スーツを着るのは億劫だし、金がかかる。私服の制服化を実行するにあたり、ミニマリストしぶさんの考えを真似た。

まず、クローゼットから手をつけた。「滑りにくく、省スペース」という特長をもつ、ドイツ製のMAWAハンガーを大量購入。同じハンガーがずらっと並んでいるだけで気分が上がる。次にトップス。私服の制服化には、同ブランドで固めるのが得策。ファッションに統一性が出るからだ。愛用はORIHICA。月~金までノー洗濯でもいけるように(もちろん洗濯はする)、5着同時購入。色は白・黒・ネイビーがいい。脇汗露見防止効果を望めるからだ。パンツは黒一択。GUのストレッチ・スキニーが機能的で最高。これも3本を同時購入。ORIHICAにしてもGUにしても、比較的安価なので、ヘビーユーズに最適だ。パンツはチョークで、膝は掃除で汚れる。トップスは朱墨や給食のミートソースが飛び散るかもしれない。下着や靴下も全て同一のものにした。下着はBVD、靴下はユニクロの黒。特に靴下は全て同じにしたことで、迷子問題が一気に解決した。  

私服を制服化したことで、朝の支度にほとんど時間がかからなくなった。そうすると出勤時刻が早まるから、朝に三つくらいは事務的な仕事を片付けることができるようになった。体感的な話で申し訳ないが、脳みそのワーキング・メモリーのキャパにも余裕ができたような気がする。さらに、「先生ってちょっとおしゃれになったんじゃない?」と言われるようになったような、なっていないような。子ども達は、先生の服装をつぶさに観察している。「今日の洋服、昨日からの連チャン?」なんて思われないように、同系色のトップスを連続して着用しないようにもなったなあ。

 ミニマリズムの採用や、ライフハックの考えを日常に取り入れることで、業務効率化へと繋げることができる。行きつけの床屋がなくなり、床屋難民になってしまった私は、業務効率化のために坊主にしようかどうか、本気で考えている。

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