GTO勉強#6 (TPWK vs フロップターンポッドベット IP編)

IPとOOPのそれぞれで、フロップポッドベット、ターンポッドベットにA4のようなAヒットウィークキッカーは耐えられるかを、GTO+で検証する。この記事はIP編。

BB vs SB open in 普通なボード[A♡9♣7♣2♢]

FLOP[A♡9♣7♣] SB pod bet, BB call
TURN[A♡9♣7♣][2♢] SB pod bet, BB?

若干のfoldのフリークエンシーがあるもののトップヒットはさすがに基本call。A5oのEQは47%。

RIVER[A♡9♣7♣2♢][2♡] SB 75% pod bet, BB?

本題とずれるが興味本位でリバーも見てみたら、リバーもトップヒットは耐えてる。79のツーペアは相手のAを1枚もブロックできていないからか、foldより。

BB vs SB open in ターンスケア1[A♡9♣7♣6♣]

FLOP[A♡9♣7♣] SB pod bet, BB call
TURN[A♡9♣7♣][6♣] SB pod bet, BB?

ツーペア+が異常に見えるボードで、ポッドベットを打たれてはひとたまりもない。AQ含め、♣が1枚もないワンペアはすべてfold。A♠5♣のEQは47%。

BB vs SB open in ターンスケア2[A♡9♣7♣6♢]

FLOP[A♡9♣7♣] SB pod bet, BB call
TURN[A♡9♣7♣][6♢] SB pod bet, BB?

先と違ってフラッシュがない。今度はSDかFDがついているAヒットしかcallできていない。A5oのEQは46%。

BB vs SB open in ターンスケア3[A♡9♣7♣9♢]

FLOP[A♡9♣7♣] SB pod bet, BB call
TURN[A♡9♣7♣][9♢] SB pod bet, BB?

相手にトリップスを作らせる可能性のカードが落ちた場合、ウィークキッカーのAヒットはcallとfoldが半々くらい。ただしA8♣のみ相手のブラフレンジであるSD,FD,ミドルペアの可能性を下げてしまうので、100%foldとなった。A5oのEQは48%。

BB vs SB open in ペアボード1[A♡9♣9♢7♡]

FLOP[A♡9♣9♢] SB pod bet, BB call
TURN[A♡9♣9♢][7♡] SB pod bet, BB?

AQ以外のAヒットはfoldとcallが半々。A8は相手のブラフの軸となるSDのコンボ(J8,T8,86)を減らしてしまうのでEQが他より低く100%foldとなった。A5oのEQは49%。raiseのフリークエンシーはない。

BB vs SB open in ペアボード2[A♡9♣9♢J♡]

FLOP[A♡9♣9♢] SB pod bet, BB call
TURN[A♡9♣9♢][J♡] SB pod bet, BB?

7と比べてJはより相手のレンジにひっかかるハンドなため、全体的にfold色が強くなった。A5のEQは49%。ちなみににAJは51%。

BB vs SB open in ペアボード3[A♡Q♣Q♢2♡]

FLOP[A♡Q♣Q♢] SB pod bet, BB call

ペアがQの場合、フロップ時点でAヒットウィークキッカーは微小のfoldフリークエンシーが存在した。A5oのEQは65%。

TURN[A♡Q♣Q♢][2♡] SB pod bet, BB?

Aヒットは5割弱のfoldフリークエンシー。ATは相手のKTとJTのブラフコンボを減らしてしまうためfold。A5oのEQは49%。

まとめ

Aヒットしていれば相手の2度のポッドベットにも現実的なcallのフリークエンシーを持ってると言えそう。ただし強いウェットボードのときはドロー持ちでないとcallできない。2度ポッドベットはリスクが大きくあまり正当化されない気がするが、Aヒット側に分が悪い状況でcallと出たのはcallが悪くない選択肢であることを示していると思う。OOPについては次の記事にて。

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