SnG反省#1

友人とやったSnG-6Maxの最後のHUで気になるシチュエーションがあったので検討してみる。ICMの勉強。

ハンドのリンク

ブラインド200/400のM値が6という切羽詰まった状況で、こちらが3bet AIしてBTNにfoldするハンドがあるのかどうかというのが気になった。キャッシュとちがってSnGなのでICMが基準になる。

プライズを考慮しないPokerSnowieの場合

foldは本当に弱いレンジだけで、AIに対してはほぼほぼcallとなった。

こちらはSnowieが想定しているSB側のAIレンジ。

ICMを考えて手計算

1位が1890chips、2位が810chipsもらえる。BTNのアクションごとの賞金期待値を計算する。

・callして勝った場合、1890chips
・callして負けた場合1612残るので、1890chips * 16.12% + 810chips * 83.88% = 984chips
・foldした場合4106残るので、1890chips * 41.06% + 810chips * 58.94% = 1253chips

BTNがcallを正当化するためには以下のようになる必要がある。

callして勝ったときの期待値 × ハンドの勝率 + callして負けたときの期待値 × (1 - ハンドの勝率) > foldしたときの期待値

つまりcallに必要な勝率は、1890chips * P_win + 984chips * (1 - P_win) > 1253chips = 29.7%

ほぼすべてのハンドでcallできそうなほど低い勝率になった。SBのAIレンジをタイトめに想定して適当なハンドで勝率を出してみる。

タイトめに想定しても27oでcallできてしまいそうだ。

結論

今回のシチュエーションではanyハンドでcallしてしまっても間違いないみたい。プライズに偏りがある場合とか、もう少しM値に余裕がある場合でも検討してみたい。

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