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大きなホチキスで目覚め、馬の本の残りを作り、役場で図面をもらって銀行口座を開き、部屋の中の星空に気づいた日

2024年1月31日(水曜日)

10時。寝坊していたら、郵便屋さんが中綴じ用の大きなホチキスを届けてくれた。これで目覚める。昨日までの馬の本の制作では、中綴じ用のホチキスがなかったので普通のをガバッと開いてコルクの鍋敷きの上で針を刺し、反対側に出た部分を爪で折って留めていた。なんとなく、不安な止まり具合だった。これをそれ用の機械で留めたらちゃんと不安なく留まっていて、えらいもんです。残りの分を一気に作って、送りました。気持ち良い。

↑爪で折ったもの 機械で留めたもの↑
たのもしい

13時。役場で買った住宅地の図面をもらう。これで建築家とも話ができる。ついでに住宅地の道路がバリケードで封鎖されて入れなくなっている件について尋ねる。すると道路がまだ法的に道路になっておらず、3月の議会で決めて4月から通れるようにするとのこと。この宅地は契約から3年以内に家を竣工させなければ取り上げちゃいますよ、という契約になっている。2月に契約しても4月まで入れないとして、その期限は延長されますか?と尋ねると、それはないですとのこと。なるほど島ルール。愉快。

(ホ)488-8がうちです

14時。役場の向かいの百十四銀行に口座を開く。待っている間に名前の由来を調べると、明治時代に国立銀行という括りで設立出願され、それらが許可された順の番号で命名されたことに由来していた。114番目に出願許可されたのがこの香川の銀行なのね。息子の通う学校の地元銀行が百五銀行だったのでいつか調べようと思っていたのだが忘れていた。元は153行あった番号名の銀行も統廃合が重なり、名前を残すのは香川の「百十四銀行」、三重の「百五銀行」、宮城の「七十七銀行」、長崎の「十八親和銀行」、岐阜の「十六銀行」、新潟の「第四北越銀行」のわずか6行だけとのこと。そういえば僕が子どものころ初めて口座を作った銀行は第一勧銀だった。全国に点在する番号名の銀行の由来をやっと知る。

ドメイン名も114
読み方はひゃくじゅうし

16時。生協で「やず」というお魚を買う。聞いたことがない名前だったのでレジの女性に尋ねると「私も知らなかたんだけどブリの小さいのですって」と教えてくれた。もじゃこ→わかな→やず→めじ→ブリ。確かに見た目は小さいブリだった。ヤズ丼にしました。ちなみに養殖のこのサイズがハマチだそう。

19時。遠野の奥さんと電話でしゃべりながら夜食のけんちんそばを食べる。作り置きのけんちん汁にそれほどおいしいわけではないパックのそばを入れるのだが、総合的に大変うまい。時間帯とか。なんだろ、麺のイマイチさがうまさを引き上げている気がする。うまいうまい。おつゆを飲むと暖かくなる。冬の煮込み系麺は最高だ、という話をしていたら奥さんに「飲む暖房」と言われる。すごい。つけるタイプの魔法©️ぱみゅぱみゅぽい。

21時。柱に飾ったアタコトをしげしげと眺めていて、壁の星々に気づく。キラキラが混ざった土壁だという認識はあったが、ふと、自然に、お部屋の中に星空があるんだと気づいた。

見える、天の川まで見える

ではまた明日。




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