見出し画像

けんだい、ひざかくし、なびらって何?

落語のらの字も知らない人間が、突然落語会を開くことになったら…|ドミロン (note.com)
プロの落語家さんが店に現れ「落語会をやりましょう!」となったのは良いものの、落語にさっぱり明るくない店主。
「けんだいとひざかくしは?なびらは?どうしますか?」
落語家さんからの質問に返事すらできず、完全にフリーズ状態…。

だって、そんな単語聞いたこともない!!!

後日、落語通のお客様に「落語家さん達がひざとかなんとか言ってた!」とうる覚えで説明したら、教えてくださいました。(ありがたい)

百聞は一見に如かず。
日本一あほな解説付きです。初見の方、ひとつでも覚えて頂ければ。

上から順に…
名ビラ(なびら)
見ての通り、落語家さんの名前が書いてあるもの。
ウィキペディア先生によると、この独特の字体は「寄席文字」と呼ぶ。
あると一気に落語会っぽさがでる。

見台(けんだい)
小さな机のようなもの。
この上に手ぬぐいや扇子を置いたりする。

枕(まくら:落語が始まる前の自己紹介や世間話)から落語に入るときや
落語の噺の場面が変わるとき、落語家さんは小拍子(こびょうし)で見台をパン!と叩く。(木のいい音がする)

膝隠し(ひざかくし)
読んで字のごとく、膝を隠すあたりに置く。
個人的には、ミニスカートじゃあるまいし、なぜ必要なんだ、と思っている。

一度とある落語家さんに「膝隠しって何のためにあるんですか?」と質問したら「あんなものいりませんよ!僕は膝隠し撲滅委員会です!!」と返ってきた。

質問する相手を間違えた。

ちなみに東京の落語(江戸落語)には見台も膝隠しもでてこない。
上方落語(大阪中心の落語)だけのアイテム。

【結論】
見台、膝隠し、名ビラがなくても落語会はできる。

【落語会まめ知識】
名ビラくらいなら落語家さんに「どこかで借りてきてもらえませんか?」とお願いすると、どこからか持ってこられたりする。
あると兎に角映えるので、お客様にも喜ばれる嬉しい落語アイテム。
誰の落語聞いたんだっけ?忘れちゃっても、写真を見れば思い出せる。ビバ名ビラ。
達筆な方はご自身で書かれてみては。

【お礼&告知】
写真の立派な見台、膝隠し、小拍子は落語家の林家染八さんにお借りした。(ありがとうございました)
見台の恩返し!年忘れ落語会を2023/12/26(火)の夜に開催するので、よろしければご予定空けておいてくださいませ。

見台、膝隠しを生で観たい人は神戸の新開地にある「喜楽館」へ
神戸新開地・喜楽館(きらくかん) | 兵庫県・神戸市の新しい文化・伝統芸能の拠点 (kobe-kirakukan.jp)

喜楽館では毎日13:45から落語やってます


ついでに、観てきたよ!とドミロンへも立ち寄って頂けると嬉しいです。
神戸市兵庫区福原町5-1 ドミロン
営業時間 12:00~22:00 定休日 日・月曜日



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?