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プロ野球の変化

日本のプロ野球よりも前を走るメジャーリーグ。そのメジャーからのトレンドが日々持ち込まれています。
今週の「週刊ベースボール」が興味深かったのでとりあげます。

先発完投⇨100球全力

メジャーは5人ローテが大半です。そして中4日で投げるため100球を目安に降板する。

日本は6人ローテです。しかし、同じく100球に降板をしているケースが多いと思います。
それは投手のクウォリティが圧倒的にあがったからでしょう。
平均球速はこの10年で4km /h上がりました。
また変化球の投げ方曲がり方を調べるラプソードなどの機器がでたり、ストレートと変化球の軌道を重ねるピッチデザインという考え方も出てきました。

100球で交代で変わったもの

①リード

谷繁さんがインタビューで言ってました。
昔は4打席のことを考えてリードしていた。しかし、今は3打席回るかどうか(100球で交代するから)。4打席目には活きのいいピッチャーが待っていると。

②怪我の増加

昔の先発投手はむやみやたらに全力投球はしていなかったそう。
試合の大事なポイントで全力投球をしていたとか。

それに対して今は全球全力投球が求められます。もちろん打者側の技術、理論も上がってきている影響もあるでしょう。
そして100球全力で投げることで故障のリスクが上がっているようです。それは本場メジャーの方で顕著になっており、日本では採用されていないピッチクロック制度も批判の対象になっているのだとか

解説者の江本さんが、言っていました。
「わしは6年連続200回投げた」ぞと。
もちろん当時、全ての球を全力投球はしていないでしょう。

しかし、今の野球のレベルで全力投球せずに江本さんが200回投げられるとはとてもじゃないですが思えないです。笑

フレーミング

キャッチャーが審判にストライクを取ってもらうような捕球のことをフレーミングといいます。
このフレーミングによって年間失点が40点減ります。
1球目ストライクが取れるかどうかで打率は1割変わってきます。

しかし、フレーミングとは何か?という定義が定まっていないのではないかという話が興味深かったです。

・ボールをストライクに見せることがフレーミング?
・ストライクをきっちりストライク判定してもらうことがフレーミング?
なのかという審判への見せ方の点

そして
・ミットを動かさずに審判に見やすくする
・ボールゾーンの球をミットを動かして審判を誤魔化すのか
という技術的な点も挙がっていました。

私の中ではメジャーはミットを止めるイメージだったのですが、それは2019年までのトレンドらしいです。
今はミットを動かすことがトレンドらしいです。

こうなって来るとロボット審判の方がいい時代になってきているのかもしれません。

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