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欲しがりません勝つまでは

↑「日本のいちばん長い日」を観るならやはりオリジナル。何と言っても黒沢年男の義憤キャラが秀逸ですね。

さて昨日は都内でこの冬の初雪が観測されたとのこと。首都圏はのんびりとしていられていいが、今年の寒気団はかなり厳しい条件らしく、北陸や東北は例年の何倍もの積雪量と報道されており、幹線道路で動けなくなった車両が渋滞し自衛隊の出動を要請するなど、まさに広域災害と言って過言ではない状況。

特に心配なのは各家庭の暖房用電力消費が増えるこの時期にコロナ禍による緊急事態宣言で外出の自粛を課せられ、各企業へ7割のリモートワークを求められるご時世、いわゆる巣ごもり需要が加算されて電力がさらに逼迫しているのが実状らしい。

原発が稼働していない現在においてベースロード電源がないリスクを目の当たりにしているのに、足りない電力の話になれば「原発再稼働」に行き当たるからなのか、マスコミは電力不足の無策を指摘するよりも、毎日のように流しているのは感染者の数である。

コロナ禍で政府が旗を振って民衆が「自粛」で呼応するように、電力会社も「節電」を求めている。

今をしのげばなんとかなる、皆で力を合わせ頑張りましょう!と。
そう「欲しがりません勝つまでは」と町内を挙げて頑張った先人達と、
現代に生きる我々との精神構造は、あまり変わらないではないか。

ところで半藤一利さんが昨日90年の生涯を終えられたそうです。ボクが昭和史に興味があるのも「日本のいちばん長い日」を幼少の頃に観たからかも知れません。どうか安らかに。

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