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同窓会に先生を呼ぶべきか問題

幹事代行サービスのお仕事をしていると、「同窓会に先生を呼んだ方がいいのでしょうか?」という質問をいただくことがあります。
統計的にいうと学年全体の同窓会では先生へお声がけする会の方が圧倒的に多いです。
しかし、必ずしも先生を呼ばなければならないということはありませんので、その同窓会をどういう会にしたいかという事から幹事グループで話し合っていくことが大切です。


先生を呼んだ方がいい理由①

同級生だけの同窓会よりも懐かしさが増します。
学生時代を思い出してみると、生徒同士のものだけではなく必ず先生との思い出もあるはずです。
当時、先生のお話を皆さんで聞くという場面が一度はあったと思います。
それと同様に同窓会中に先生からの挨拶をいただくと、より懐かしさを感じることができます。

先生を呼んだ方がいい理由②

感謝を伝えることが出来ます。
思春期に様々な事を教えてもらった先生からは少なからず影響を受けています。
恩師へ皆さんの成長を見ていただく絶好の機会ですし、先生も皆さんがどう成長したのかを楽しみにしています。
(ここだけの話、先生の変貌ぶりも楽しめます笑)

先生を呼ぶ際の注意点

・会費について

先生を会費制にするのか招待制にするのかという話は必ず出てきます。
最近では先生方からも会費を徴収するケースは多くなってきていますが、そこは幹事の中でも相談して決めていきましょう。
実際にあったケースを2つお伝えします。
1、参加を諦めてしまう!?
招待制にしても本当に手ぶらで来られる先生はほとんどいらっしゃいません。
そのため、いくら包んだら良いか分からずに参加を辞めてしまったという方も実際にいらっしゃいました。
先生の中には同窓会へ参加した経験の無い方も少なくありません。
他に参加する先生方と連絡が取れず、相談することも出来なくて結果的に参加自体を辞めてしまったというケースも方もあります。
また、大抵の場合1万円以上包んでこられますので、結果的に会費以上の負担になることの方が多いはずです。
先生からの声としても「会費制の方が分かりやすくて助かる」という声もよく耳にしますので、その辺りを踏まえた上で決定しましょう。
2、伝統的に先生は招待制!?
これは稀なケースですが、学校によっては伝統として先生は招待制と決まっているという事もある様ですので、念のため事前に確認しておくといいかもしれません。

・手土産について

会費制・招待制どちらにしても手土産などを用意しておくと喜ばれます。
一般的には「花束や菓子折り」が多いですが、他には以下の様なものがあります。
1、同窓会当日、同級生に寄せ書きを書いてもらう
2、後日写真を現像してアルバムを作成する

花束やお菓子の様に無くなってしまうものではなく、記念に残る物を贈られるというのも良いですよね!

・先生の探し方

先生は通常、数年毎に学校を異動します。
教頭や校長になって母校へ戻っているケースもありますが、ほとんどの場合は他の学校に異動しているか引退されています。
この場合の先生の探し方例をご案内します。
1、母校へ連絡してみる
まずは母校へ連絡してみましょう。
そこに対象となる先生がいらっしゃれば一番良いのですが、いらっしゃらない場合でも今の先生のことを知っている方がいらっしゃるかもしれませんので、聞いてみると意外と繋がれるかもしれません。
2、同級生の繋がりから探す
同級生の中には今でも先生と連絡を取っている方もいらっしゃいます。
同級生に声がけをしている中で先生とも連絡を取っているか確認しておくと繋がれる可能性があります。
3、管轄の教育委員会へ連絡する
一番確率の低い方法ですが、管轄の教育委員会の方で連絡を取ってくれるケースもあります。
しかし、今は個人情報の関係で連絡先を教えてくれる事はありませんので、同窓会がある旨と「自身の卒業年・名前・連絡先」を伝えて先生へお知らせしていただくというのが今できる最大の方法ですね。
少々望みは薄いですが、やれる事は全て試してみましょう!

・お声がけする先生の範囲

これもちょこちょこと話題に上がりやすい問題の一つです。
たまに卒業アルバムに載っている先生(用務員さん含む)全員に案内状を出したいという方がいらっしゃいますが、これは絶対にNGです。
なぜなら、当時そこまで深く関係していない先生の場合、思い出話も膨らみづらいですし、義理堅い先生であれば「なぜ自分に声がかかったのか分からないけど誘われたからには参加しよう」という方もいます。
この場合、当日先生に声を掛ける生徒も少なく先生からも声をかけづらい状況となり、お互い非常に気を使い合うという状況になり兼ねません。
一番ベストな選択としては、各クラスの担任と学年主任の先生です。
流石に先生をお呼びして一人でポツンとさせてしまうわけにはいきませんので、幹事が先生の相手をする必要があり、幹事の負担が増えてしまいます。
それを考慮した上でお声がけする先生の範囲を決定していきましょう!

まとめ

結論、先生方と連絡が取れるならお呼びした方が同窓会は盛り上がります!参加してくれるかどうかはさておき、お声がけされて嬉しい先生はいても迷惑だと思う先生はいません。
実際、参加された先生にお話を聞く限り、やはり声をかけてくれる事自体がとても嬉しいという様におっしゃっている先生ばかりでしたし、二次会三次会まで行かれる先生もいます笑
確かに、先生は毎年たくさんの生徒を送り出していて、自分達の代を覚えていてくれているかも定かではありませんし、ちょっと躊躇してしまう気持ちもわかります。
しかし、学年会は毎年行われる事もほとんどなく、下手したら数年に1度行われるかどうかも分からないほど特別なイベントです。
ここは思い切って先生方もお誘いしてみましょう!
きっと楽しい同窓会になりますよ。

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