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K・G・F~忘れたくない言葉・詩

Chapter2

 2023年7月24日(月)封切りされて10日経ってやっと映画館へ行きました。話題にはなっていてけれど、及び腰だったのは、暴力シーン多めのギャング映画では…と思っていたから。でも、自分の目で確かめようと行決めて入坑しました。chapter1を見てそのままchapter2のチケットも買いました!見終わって、なんで?14日にすぐ行かなかったんだろう?と後悔しました。どう頑張っても後数回しか映画館で観られないから。。。
 予想通り8月3日が最後の上映でした。そこから上映館を探し、佐賀でやっているのが分かり片道4時間運転して通いました。そこまで時間をかけていくので、大事な言葉や詩を覚えたい!って。そう思ってもすぐに忘れるので、思いついたのが、ノートにメモする。
 そうなんです。だから読めなくて推測で書いているところや曖昧な記憶を元に書いているところもあります。
ネタバレもありますので、知りたくない方はこの先読まないでくださいね。

母の寝物語

シャンタマとラジャ

 子どものラジャを寝かしつける母
母「勇敢な王子が真夜中に出発した 運命を探しに
荒れ狂う嵐の中を 王子はたった一人で
光る海へと船を出し 突き進んだの」
子「(アンマ)お母さん なぜ海は光っていたの?」
母「海には金が沈んでいるの だからよ」
子「母さんはそんなに金が好き?アンマ」
母「金が嫌いな女はいない」
子「世界中の金を集めて 母さんにあげるよ」
母「さあ 目を閉じて 朝になったら集めに行って おやすみ」

宮殿前で 

デサイ、アンドリュース、ダヤに語る老人

彼らは臆病で何もできない…みたいなことを聞いて。
「臆病で 無力で 信念(ナンビケ)もなかった
 剣を突き立てられたせいだ
 だが、一人の男が 女神祭で 首を狩った
 女神に死を祝った
 嵐を起こした 嵐がナラチに 用心なされ
 彼に逆らうな!!!」
「新しい命を吹き込んだ」
 何度聞いても、胸に響く言葉です。盲目である自分を助けてくれた
 新しい命を吹き込んでくれたロッキーへの信頼や尊敬をすごく感じました。

この後に続く曲と詩が秀悦なんです💕

Toofan

🎵山が震える 吹きすさぶ烈風 ハリケーン
闘いをしかける その男は 突き進む稲妻
  Toofan Toofan  ハリケーン ハリケーン
灼熱の炎は蒸気を溶かす 切り付ける剣
天空の雷は静かに鳴く 有能な男もしびれる
涙の日食はもう過ぎ去った 空は腹をくくった
山火事を鎮めるために
あの血に飢えた悪魔どもに 男の咆哮が
男は燃えるダイヤ 道を開けろ
  Toofan Toofan  ハリケーン ハリケーン🎵

ロッキーを崇拝するファルマン

 ナラチを守る兵となるファルマンに母がやめてと懇願する。そのときの彼の言葉が、またいい。(うろ覚えなのが残念)
祈りのための帽子を被り「10年ぶりにこれを被る。そして神に祈る。その間もロッキーは守ってくれた。彼のためなら何でもする。〇〇(人の名前)今日のご飯は何だった?」
「大根のカレー」
ファルマンの「4日前は?」に皆黙るのよね。
ちゃんとした食事を保証し、自分たちのために薬も取り寄せてくれ、新しく家も建ててくれる。崇拝するのはファルマンだけでなく、鉱山の民衆みんな。それがからの言葉とToofanの詩で伝わる。

罠にかかる

 ナラチを取り返したいアディーラの策略でリナがおびき出される。
助けに行くロッキー。「一人にしない。どこでも飛んでいく」の有言実行。
こんな風に守ってくれる男素敵!
 撃たれて瀕死のロッキー うなされ眠れない。
そのときに母の言葉が。。。
「なぜ? どうしたの? 大丈夫よ 怖くない 眠って」
朝起きると、リナがそばにいて手を握っている。ロッキーの手には母のお守りが戻っている。心配したリナが握らせた。母とリナの想いが回復させた。。(泣)

ファルマン母

 ベットで療養しているロッキーにファルマン母が願いを伝えに来る。
「息子にとって あなたは神にも勝る存在 どんなときも崇めていた
あなたに言われて行った 息子の遺体はどこ? ハゲタカに食われているかも  皇帝になるには 人々の運命と祈りがいる  
祈りと願いは人の手が必要 一目でいい 息子に会わせて」 

カラシニコフ

 復活したロッキー 撃たれた左肩を回す。
 アディーラ「生き返ったか」
カラシニコフをアディーラの軍勢に撃つときに流れる音楽と詩が
状況にバッチリ合ってます!
🎵俺様の街だ せいぜい祈ってろ 譲るつもりはねえ
 邪魔だ どけ!! 🎵

 敵を倒してアディーラに看板(危険、進入禁止)を見せつつ
「バイオレンス violence violence 俺は嫌いだ でもバイオレンスが愛してくる 避けられない」ってとこも痺れる。
 「The world is my territory.」も 
だから、アディーラを生かす?? 映画としては最終決戦欲しいから?
悩ましい…

守ろうとして殺された人々、ファルマンの遺体も連れて帰る
そのシーンで。
~痛みと死が共鳴する間 静かに立っていた 希望の山が~
ファルマン母登場。

「宇宙の法 神のおぼしめし 一人の母の祈り」
「あなたの手相に書いてある どんな力も止められない
 それが あなたの帝国」
♪ Dheera Dheera ♪ 流れる

政界のグルパンディアンがラミカ・センをどうにかしろって忠告する。
「歴史から学んだ 女は着飾って
 そしてあがめる」「最後は ド派手に死ぬのも面白い」
と神を祭る儀式に参加し 階段を裸足で昇っていく。
このときのリナの表情の変化が見どころ。
いやいや押し出されたように見えて ロッキーの額に祝い(?)の印をつけるのが誇らしげに見える。

お前はどこに向かう

 カシムが問う
 ひたすら働かせるロッキーに
「欲に支配され 国に反抗するだけか? お前を崇める者が路頭に迷う
お前は止まらない どこへ向かう? お前の目的は? 意図は何だ?」
「誰のためだ?」
~♪ ~♪ ~♪ 母の映像と歌が流れる
🎵お前は空 お前は大地 お前は命 宇宙の主
 お前は太陽 お前は流星 完全無欠
 誓おう 明日の遺産となることを
 お前は 永遠を生き抜く 民衆の生命線 
 誓おう 明日の遺産となることを
 〇〇〇な波が 押し寄せる 彼らに打ち勝つ
 誓おう 明日の遺産となることを
 軍勢に闘いの狼煙をあげなさい
 孤高の戦士 お前こそが武器

 丘の上の墓を見ながら、ロッキーがつぶやく
「シャンティ(平安) 俺のおふくろ」
「村の女だ 野心もない 誓った おふくろの誓いは絶対だ」
「俺は臆病者になる 殺し屋になる 犯罪者になる 憎まれ者になる」
 母親が原動力だった。誰にも止められない。

Mehabooba

🎵ようこそ 私の王子 私の心を棲家にして
 あなたの美しい魂よ 私はそこで生まれた恋物語
 押し寄せる感情を整える 喜びの波に揺られながら
 あなたはわたしのロマンスの王
   愛する人 私はあなたの最愛の人
 信頼という要塞の中で 私のロマンスの王
 私たちの旅は始まる 新たな愛の棲家を求めて
 あなたの献身的な愛が必要
果てしない愛を浴びるために 愛は四方に咲き乱れる 
今こそ新たな世界をつくろう
私がそばにいれば 楽しませてあげられるかしら
 その広い胸で抱きしめて 私の愛する王子🎵

~母の言葉~
ラジャが赤ちゃんの時 大病になり医者に見せる。
こんなになるまでなぜほっておいた。このままでは死ぬといわれ、
生死を決めるなと。
「息子は皇帝になる この不公平な世を生き抜いたら」
「死んでも 息子の棺は誰にも運ばせない
 自力で 墓穴まで歩く」

最終決戦で

 アディーラが傷を癒し、奪回に戻った。第3鉱路から侵入。
 この時、リナの「母になる」の言葉で、ロッキーが最高に幸せそうで
涙ぐんでいる顔がアップ! その幸せの絶頂でリナが撃たれる。
 もう脚本でそうなってるんだろうけど、なんで~!!!って叫びたかった。実際、カシム叔父貴は叫んでいた!
 倒れたリナの撃たれたお腹に手をあてるロッキー。息を引き取ったことが
わかったときの悲しそうなロッキーの顔。あれは忘れなれない。そして
涙が一滴落ちる。一瞬で顔が、闘いの顔になるのもさすがとしか言いようがない。
 アディーラとの戦いで、ロッキーが劣勢になっているときは、カシム叔父貴もワラナム総司令官も負けそうになるけど、ロッキーが復活したら、みんな優勢になるところもすごい。
 
 最終戦には勝ったけれど、裏で糸を引き操っていたのが政治家グルパンディヤンだと分かり、デリーまで出かけて復讐する。
 行こうとしたときに、カシム叔父貴が「行けば何もかも失う!」という
言葉に目線だけで圧する。何も言わせないあの表情に痺れました。あそこまで思ってもらえるなんて、リナが羨ましいと思ってしまった。

 結果、ラミカ・センから国家をあげて攻撃されKGFは消滅、インド洋にいたロッキーも爆撃を受けて、海に沈む。
 最後の時に、母からもらったお守りの紐を口でキュッと締める姿に
母との約束、母への思いを感じました。

母のお守り

「ロッキーは全て持って逝った 村の母親 決意の物語だ」
「母の涙から火が生まれ ロッキーの伝説が誕生した」
「世界を征服した 一匹狼のモンスターだ」

 KGFは総攻撃で無くなったけれど、残された150万の民衆の住まい
新たなKGFを用意したロッキー。船に乗った墓場まで行く時も
自分独り。彼の激しいけれど、優しさを見たくて。
また映画館に行きたくなる。

 長々と書いたものをここまで読んでくださった方
ありがとうございます。

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