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「自己紹介考 弐」 ぽっちゃりゲイのゴキゲンな妄想

皆さん、再び初めまして。ドスコイでございます。
僕は、妄想が趣味の20代、ぽっちゃりしたゲイでございます。

20代前半、ぽっちゃりゲイのゴキゲンな妄想をネット社会にちぎっては投げちぎっては投げ……
本日も……

前回
 https://note.com/dosukoi33/n/nbeb25be354ec



前回に続いて、「自己紹介」について妄想していきます。
特に今回は「自己紹介の要素」について妄想を深めましょう。


自己紹介の要素

自己紹介の構成要素について、少し考えてみましょう。

自己紹介の場面の記事でもいくつか要素が出てきていたと思いますが、改めて自己紹介の要素を挙げてみます。

・名前
・所属
・職業
・生年月日(星座)
・年齢
・自分の住む場所
・血液型
・趣味
・好きな食べ物
・嫌いな食べ物
・家族
・性格
・最近の出来事、悩み

以上が一般的な自己紹介の要素の例です。
この例をもとに僕が自己紹介をしてみましょう。

こんにちは。私はドスコイ。馬鹿田大学の大学院生です。
1998年7月23日生まれの獅子座で、年齢は21歳です。
今、沖縄で一人暮らしをしています。
血液型はB型、好きな食べ物はカニカマ、嫌いな食べ物は二日目のピザです。
一つ上の兄がおり、父母共に健在です。
細かいことが気になる性格で、隣のマンションから聞こえる男女の声に悶々としてしまうのが最近の悩みです。

とまあ、こんな感じです。(多少フェイクも含まれますが)


ほかの比較的一般的な自己紹介の要素としては

・年収
・肩書
・得意料理
・職歴
・犯罪歴
などがあります。


では以下に特殊な自己紹介の要素を挙げてみます。

・自分の住む場所(惑星) ※相手が宇宙人の場合
・得意技の実演 ※殺し屋の場合
・世帯主の職業について ※金持ちお坊ちゃんの場合
・自分のポジション ※ゲイの場合

特殊な要素を詳しく見ていきましょう。


自分の住む場所(惑星)

「ワレワレはカセイジンだ」これです。
これも立派な自己紹介です。すごくステレオタイプで前時代的なセリフですが、ド定番です。

地球に現れた火星人(赤っぽい色をしたタコのような見た目)は、地球側の代表の前でこの自己紹介をします。

映画や小説、漫画などでこの手のシーンはよく登場しますが、火星人、いわば宇宙人はこれ以上の自己紹介はしません。要素はただ一つ。自分の出身の星です。

名前を名乗るシーンくらいはあるかもしれません。
ですが、宇宙人が、「俺は木星でとれる氷に、ヒ素を混ぜたものが好きなんだ」とか、好物を紹介しているイメージはありませんよね。

「僕のチャームポイントは17番目の触手の先にある、乾いた感覚器官です」とか
「故郷ではプルプルヒトモドキがよく採れるんです」とか
「0.18963歳です」とか
「宇宙犬を駆除することで生計を立てています」とか

そんな自己紹介を宇宙人はしません。宇宙人の自己紹介の要素は自分の出身地だけです。
そしてそれに応える我々地球人の代表の第一声は

「我々は地球人です」

であるべきです。


得意技の実演

どういうこと? 疑問に思う方も多いと思います。

舞台は南米。違法薬物の利権をめぐりマフィアたちは水面下で、暗い戦いを続けます。

マフィアにはマフィアのルールがあります。お互いの縄張りに無断で踏み入らないこと。
そんなルールを乱すのはチンピラくらいのものです。彼らは、半ば自暴自棄になっているのでしょうか。粗悪な覚醒剤をそこら中に安価でばら撒きます。

そんなチンピラが恐れる、「養蜂家」と呼ばれる男。

「養蜂家」は雇われの殺し屋で、マフィアの掟を破る無法者を、残酷なやり方で殺害します。
生きたまま体に何千個もの穴があけられ蜂の巣のようになった被害者を、動けないように拘束し草地に放置します。
そこに住む虫たちが肉体を犯し始めた頃、ようやく警察に発見されますが、もう被害者は息絶えています。

無残な死骸を見るや否や、激しく嘔吐し始めた新人警官に、百戦錬磨の先輩たちは紹介します。

「これは養蜂家の仕業だな。ボコボコになっちまった死体を、わざわざ虫が集まる草地に捨ててくんだ。穴自体は小さいから、なかなか死ぬことができない。悪魔の殺し方ってやつだ。ま、奴の自己紹介替わりだよ」


はいコレ!!!!!
自分がどんな仕事をしているのか、仕事っぷりは如何ほどかを簡潔に紹介する、履歴書のような自己紹介です。


これも自己紹介の要素ですよね?
そうですよね?


世帯主の職業について

これは分かりやすい。
皆さんも想像しやすいでしょう。

「僕のパパは会社の社長なんだぜ」
これですね。

金持ちの坊ちゃんが使う要素です。
スネ夫や花輪くんの自己紹介には、この要素が含まれがちです。

たとえば・・・

「オイラの父さんは貿易会社の社長なんだ」
「社長がなんだよ。俺の親父はここら辺一帯の大地主だぞ」
「僕のパパはもっと凄いぜ。珍しい仕事してるんだ。お前らに、パパがどんな仕事してるかちょっとだけ教えてやるよ。僕にさえ詳しくは教えてくれないんだけど、なんでも虫を増やす仕事をしてるらしいんだ。その界隈では有名らしくて、養蜂家とか呼ばれてるんだって! かっこいいだろ?」


父親をヒーローのように感じ自分のことのように自慢する自己紹介は、生意気ですが微笑ましいですね。


自分のポジション

ポジションという言葉が聞きなれない方も多いかと思います。
ゲイ用語、同性愛者用語ですからノーマルの方は、聞きなじみがないのも当然です。
タチ、ネコ、リバという三種類に大別されます。

大雑把な説明ですが、ポジションは性交渉の際の役割を意味します。
タチは男役、ネコは女役、リバは両方可能という風に理解していただけたらと思います。(少なくとも本記事内ではその理解で良いです)

ゲイ同士の出会いで、多少なりとも関係性の発展を望むなら、このポジションの自己紹介は必須ではないでしょうか。

一夜限りの逢瀬、交際関係、浮気相手など性的接触がある場合、このポジションはかなり重要です。
挿入を必要としないものでも、それぞれのポジション的プレイングを行うことが多いといわれています。

このポジションの自己紹介、ゲイ業界では当たり前に受け入れられ実践されているものですが、ノーマルの社会ではどうでしょうか。

このポジションの自己紹介問題、ゲイとしてはもう少し妄想してみたいテーマであります。次の記事は短くなりますが自己紹介考最後の記事として、ゲイのポジションについて書いてみます。



ま、今回も次回も全部妄想なんですけどね。
次回は格別つまらないです。

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