予想に反して、今のiMacが頑張っている。

慌てて買いに走ったiMacも、実はもう届いている。でも、何故か6歳のiMacがまた頑張り始めているのだ。その生き様に心ほだされている自分がいる。

うん、分かった。最後まで頑張りたいんだね。ならもう少し頑張ってもらうね。

自分のタイミングで逝ったらいい。

次の子は箱に入れたまま、廊下にスタンバッて貰うことにするね。

私、あなたと一緒にたくさんの初めてを経験できた。

特にここ数ヶ月、あなたはとっても頑張ってくれた。遠隔通訳も、初めてのフィクション書きも、いわんや落語の台本と収録とか。6年前には想像もしていなかったチャレンジでした。ああ、そういえばnoteも始めたんだわね。

こんな作業、聞いてねー！なんてあなたは私が寝た後で文句を言っていたのかも知れない。そりゃそうだ。あなたにとってもここ数ヶ月の使われっぷりは、青天の霹靂だったよね。

オンライン飲み会なんて、どれだけ私、ブラック企業よ。完全にあなたの業務時間外じゃんね。

翻訳でこき使われ、休む間も無くリモート会議の相手をさせられ、夜になると映画や動画を流させられる（最近は何度目だろうかなPSYCHO-PASS）（ちなみにやっぱ最高）

これを奴隷と言わずになんとする。

OSのアップデートとかさ。人間で言うところの、脳みそ入れ替え？的な？しかも脳みそ入れ替えてるのに過去のことも覚えておけとかさ。何サマ？って感じよね。人間だったら脳みそ入れ替えたら、全てまっさらになっちゃうだろうに、あなたにはそれを許さないんだものね。

テネシー・ウィリアムズっていう脚本家がいるじゃない。鬼才だと思ってるんだけど。あの人のお姉さん、当時では何も技術確立されていなかったロボトミーされて、植物人間になっちゃったらしいのよね。

それをモチーフにたくさんの戯曲を書いておられるんだけど、OSアップグレードって、それに近い感じがする。なのに植物人間になることなく、あなたはよく頑張ってくれました。しかも２度も。

今月は少し後までリモート会議も無いので、あと少し、あなたとお付き合いをさせて頂きます。

なあなあじゃなくて、ちゃんと。

だから... できれば...

納品間際の翻訳原稿消えちゃいました、だけはやめてねお願い。

明日も良い日に。

伴走73日目！