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437/1000 【空が空】 「あとひとつ」と川村結花さん

先日、民放某局での歌番組で、ファンキーモンキーベイビーズが「あとひとつ」を歌った(らしい)

この歌の共作者の川村結花さんが、私はとても好きだ。

様々なアーティストに楽曲提供をしている方で、SMAPの「夜空ノムコウ」も彼女が作曲している。

スガシカオさんの作詞はよく触れられるのに、作曲者に触れられないのは何故?と思っていたら、少し前関ジャムで触れられていた。

彼女の楽曲は、寄り添うものも、えぐるものもある。だが、一貫して言えるのは、槇原敬之さんにも通じる「真摯さ」だ。

「よくぞ今日まで生き抜いてきたね」

10年、というキーワードからだとこの曲を思い出す。

これも好き。中考介さんに提供した曲。初めて聞いた時、歌詞の大どんでん返し具合に息が止まった。誇張抜きで。

君が何かを成し遂げたから
君をあいしているんじゃない
何にもなれないと何故かなしむの
何かにならなきゃ何故いけないの
いつも忘れないで 寂しさは弱さじゃない
長い暗闇が たとえ今日も君を試しても
空が空であるように
雨が雨であるように
まして君に代わるものが
いったい何処にあるだろうか
何処に付いたら旅は終わるの
何かに勝てばそれは終わるの
もうこれでいいと思える
時など来ないと君も知ってる
だけど忘れないで 僕は何時も傍にいる
笑顔の奥にある 痛みごとすべてを抱きしめる
空が空であるように
雨が雨であるように
まして君に代わるものが
いったい何処にあるだろうか
もしも夜が明けなくても
涙が光に代わらずとも
全て無意味と思い知らされても
空が空でなくなっても

空が空であるように、君に代わりはいない、と歌っておきつつ、でも最後の最後で、空のように不変で普遍と思えるものが例え無くなったとしても、君に代わりはいない、と言い切るこの歌詞。

途中までは比較的普通なメッセージなのだけれど、最後の最後に全てが思いっきりひっくり返される。こんな愛、ある?こんな風に人を大切に出来たことが、私にあるだろうか?

ましてや、すべて無意味と思い知らされても、だなんて。

何度聞いても何度聞いても、胸の奥の方がギュイっと掴まれる。

川村さんの最近のライブは比較的小さいところが多いので、昨年来、すべてキャンセルになっている。

早く行けるようになるといいな。

久しぶりに「あと一つ」を聞いて、独り言のように書きたくなった。

検索で引っかからなかったけれど、「朝焼けの歌」と「バナナ」もいいんだよ。どこかにあるかな。

明日も良い日に。

アイキャッチは、最後にいった川村さんのライブ会場!







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