【コラム】ルギアVSTARと先2アッセンブル
はじめに
どうも、チーム東横線のガエンです。
今回は構築と確率のお話です。
JCSも落選して少し時間があるので、新しい視点でのデッキ選択の一助となればと思って書きました。
コラムなので、ゆるく読んでいただければと思います。
ルギアVSTARというデッキ
スタンダードルールにおける環境デッキとして競技思考のプレイヤーなら一度は耳にしたことがあるデッキ、ルギアVSTAR。
VSTARパワー アッセンブルスターを宣言し、アーケオス2体をトラッシュからベンチへ!
2ターン目から特殊エネルギーの度を越すレベルの安定加速でさまざまなアタッカーを使いこなしていく強力なデッキです。
ルギアへの期待
さて、このアッセンブルスターでアーケオスを2体出す行動、どのくらいの確率で成功するのでしょうか。
どのくらいの確率で成功すると考えられているのでしょうか。
Twitterでアンケートを取ってみました。
世間の目指す先2アッセンブルは85%以上!
先攻2ターン目からぶん回していくぜ!
ルギアのデッキ
さて、ここから確率の話へ入るために一般的なルギアVSTARのレシピを見てみます。
一般的なルギアのデッキはこれだ!ってのがなかったのでCL新潟ベスト16のレシピを引っ張ってきました。
他にも何個かあった方がいいので、公式ポケカチャンネルのライチュ梅川さんのレシピを引っ張ってきました。
一撃ルギア、白ルギア、大きく2つの型に分けられると思いますが、ボール配分はだいたい一緒なのが見て取れます。
ざっくりカウントするとこんな感じ。
※ボールじゃないけどスタジアムも含めてます
ハイパーボール4枚
キャプチャーアロマ4枚
ネストボール2枚
テーブルシティ4枚 or 悪の塔2枚
ルギアVの採用枚数はどのレシピも安定の4枚採用ですね。
ルギアV以外のたねポケモンの数はどのレシピも7枚でした。
先2アッセンブル
先攻2ターン目のアッセンブルスター。
非常に強力ですよね。
このアッセンブルスターには大きく2つの下準備が必要です。
1ターン目にルギアVを置く
2ターン目までにアーケオス2体をトラッシュ、ルギアVをルギアVSTARへ進化
先2アッセンブルスターの成功確率は
これら2つの成功確率を求め、それらをかけ合わせることで求めることができます。
1の確率の求め方はざっくりこんな感じ。
ルギアVでスタートできる確率を求める
ルギアV以外でスタートしたときにルギアVを山から持って来れる確率を求める
上2つを足し合わせる
ルギアVを山から持ってくるカードを一度整理します。
ハイパーボール4枚、ネストボール2枚。
キャプチャーアロマ4枚→50%でたねポケモンなので実質1枚で0.5枚分換算。4枚なので2枚扱い。
テーブルシティ→同じく0.5枚換算。4枚なので2枚扱い。
合計10枚がルギアVを持ってこれるカードですね。
この枚数で確率を見てみると、初期手札7枚でルギアVに触れる確率は87.3%でした。
※計算間違えてたら教えてください。
この確率を見て、抱く印象は比較的プラスな印象ではないでしょうか?
ただ、ここでひとつ見方を変えてみてほしいです。
12.7%の確率で先行1ターン目にルギアVを置けないのです。
その場合、基本的に先2アッセンブルは宣言できないと考えて良いでしょう。
さて、この確率を潜り抜け、先1でルギアを置けました。
次は先2でアッセンブルスターを言うための確率を求めたいところです。
しかし、先1で消費した手札の影響や、先1で落としたアーケオスの数も影響しているため、計算は難しそうです。
せっかくここまで言語化したので目標値と照らし合わせて考えます。
ex) 先1での確率 × 先2での確率 = 先2での達成率
先1ルギアV着地の確率を87.3%とした場合、
先2でアッセンブルスターを言える確率85%(Twitter調べ)を目標とすると、
先2でのプレイの要求確率は
85 ÷ 87.3 = 97.3%となります。
パッと見、達成できなそう…。
この確率でアーケオス捨てて進化できる構築って相当ですね。
先2で80%達成したいという目標であれば、
80 ÷ 87.3 = 91.6%となります。
まだまだ難しそう。
同様に計算していくと
先2で75%達成の場合は85.9%
先2で70%達成の場合は80.2%
となり、70〜75%あたりが先2アッセンブル達成確率のざっくり妥当なラインな気がしてきます。
先2アッセンブルできないとき
「先2アッセンブルの確率あげるのにも限界はあるじゃん。じゃあ先攻を取った時、20〜30%負けになるデッキってこと?」
必ずしもそうではないと思っています。
具体的には、「先2アッセンブルスターが宣言できない=殴り出しが遅くなる」をなんとかケアしてあげれるプランをデッキの中に用意してあげることで、活路を見出します。
例えば俗に言う白ルギア。
このデッキは下記のカードを枚数多く採用し、先攻2ターン目に殴り出せる確率をあげています。
カビゴン(どっすんグースカ)
ジェットエネルギー
ダブルターボエネルギー
まず、アタッカーであるカビゴン。
無色3エネで180の高打点。
サイド1枚のポケモンに対してならだいたい手が届く範囲の打点をお手軽に出せます。
このカビゴンでスタートしたにしろ、スタートしないにしろ、下記手順で先攻2ターン目までに3枚分のエネルギーを貼り、殴るということが無理なく可能です。
ベンチにカビゴンを出す
ジェットエネルギーを貼ってバトル場へ
ダブルターボエネルギーを貼って3エネ要求を満たす
しかも、2, 3のエネルギーを貼る順番は問いません。
このようにアッセンブルスターと並行でカビゴン育成を進めて、
メインプラン(先2アッセンブルスター)がダメでも、サブプラン(カビゴンで先殴り)でなんとかというように対戦を有利に進めることができます。
さて、一撃ルギアは、、、
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめます。
先2アッセンブルスターってけっこう大変
世間的な1ターン目の最低要求は87.3%
先2アッセンブルスターがすべてじゃない
うん、めちゃくちゃシンプルですね。
この記事を読んで、少しでも確率的な視点でポケカをするって楽しいと思っていただけたら幸いです。
記事の内容はここまでとなります。
これ以下の有料部分には自分がルギアを組むならこんな感じかなーというリストと構築のポイントを掲載しておきます。
気になった人は見てみてください。
このnoteについて何かあれば@gaogaen__のDMまでよろしくお願いします。
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