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Christmas Special Live AAAMYYYの日記

3週連続でAAAMYYYちゃんを見られるとは、なんという幸せ。この日一日を振り返りながら日記を書いてゆく。

注意事項

・自作ぬいの写真が含まれる。

今回行ったライブ

・12/23(土) AAAMYYY「Christmas Special Live AAAMYYY」@新宿NEWoMAN 1F Blue Bottle Coffee横(東京)

ライブに行くまで

ライブ開始が18時だったので、午前中は主に伊吹亜門先生の『刀と傘』を読んで過ごした。
本書は本格ミステリ大賞記念のサイン会で購入し、すぐ読むつもりでいた。しかし明治初期を舞台にしたミステリ小説だったので、歴史への苦手意識で数年間積読してしまった。
日本史の教科書に出てきそうな文言に最初は諦めそうになったが、謎と、人々の内面の描き方が良くて『監獄舎の殺人』からは一気に読んだ。

やはり「歴史が苦手だから、時代小説は読まない」って自分で自分を決め付けるより、「もしかしたら面白いかもしれない」って一歩踏み出した方が新しい世界を知ることができて良いな。
明治は、日本が近代国家として歩み始めたはじまりの時代で、変わってゆくことへの期待と不安に揺れる時代だったのかと想像する。今まで明治時代と言われても何もイメージできないくらいだったが、ほんの少しだけ歴史に興味を持てた。

その後、映画館に行き、アリ・アスター監督『ボーはおそれている』のムビチケを買った。

アリ・アスター監督『ボーはおそれている』

特典は、ヒグチユウコさんが描き下ろしたイラストを大島依提亜さんがデザインしたポストカード3種のセット。
『ボーはおそれている』以外に『ヘレディタリー』と『ミッドサマー』のポストカードも付いてくる。

豪華すぎる。物販で売られているレベルだ。

ある日の会社帰り、今日は時間があるから映画でも見に行くかと思い、映画館をふらっと訪れて上映していたのが『ヘレディタリー』だった。
殆どあらすじを読まずに観たら、好みの暗さと不穏さで、それ以来アリ・アスター監督の映画は観に行くようにしている。といっても、監督にとって『ヘレディタリー』が長編映画監督デビュー作だったらしい。

ヒグチユウコさんが手掛ける映画のポスター、毎回すっごく良いんだよね。しかもそそられる映画が多い。
『ヘレディタリー』と『ミッドサマー』もそうだし、ルカ・グァダニーノ監督の『サスペリア』、『ラストナイト・イン・ソーホー』、『LAMB』、『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』などなど……。
ヒグチユウコさんが描いたポスターの映画、全部観に行きたい。

原浩『やまのめの六人』

時間的には早かったが、新宿へ向かった。電車の中で読んだのが原浩先生の『やまのめの六人』だ。
あらすじには「クライムミステリホラー」と書いてあるが、ミステリではなかったかな。「五人仲間だったはずなのに、何故か六人いる」という謎はあるものの、ミステリ小説と呼ぶには要素が薄いかと思った。

小説としてはデビュー作の『火喰鳥を、喰う』と同じく、続きが気になってどんどん読んでしまう文章だった。
『やまのめの六人』には金崎家という怪しげな一家が出てくる。そういう具体的な存在から与えられる恐怖よりも、タイトルの「やまのめ」だったり、金崎家が信仰している「おんめんさま」といった何だかよく分からない恐怖の方が好きだなと思った。

新宿駅に到着し、まずは紀伊國屋書店に行こうとしたら赤十字の方が献血の呼び掛けをしているのが目に入った。献血可能日を過ぎていたので、急遽行くことにした。

献血には、全血献血と成分献血がある。全血献血は血液中のすべての成分を採血する方法で、成分献血は血液中の血漿や血小板のみを採取する方法だ。
全血献血はそんなに時間がかからないが、成分献血は時間がかかる。
事前の採血をしたところ、全血献血するには血の濃さが足りないということだった。18時までかなり時間の余裕があったので成分献血をすることにした。

新宿の献血ルームは想像よりも混雑していたので、紀伊國屋書店へ行くのは諦めたが、約10分前にライブ会場へ到着した。

ライブの日記

会場は、新宿NEWoMANにあるBlue Bottle Coffeeの横。ちょっとしたスペースをライブ会場にしており広くはなかった。
この日はフリーライブだしどんな編成だろうかと思っていたら、太朗さんのキーボードと、キイチさんのギターまで聴くことができてうれしかった。
ライブハウスのようなステージがないので、三人の姿は殆ど見えなかったけれど、声と演奏はしっかり聴くことができた。

ライブはAAAMYYYちゃんの曲がメインかと思いきや、色んなクリスマスソングを歌ってくださった。音楽に明るくない私でも聴いたことのある有名な曲ばかりだった(しかし曲名が分からない)。
普段のライブでは聴くことができないし、音源もない。すごく貴重な時間だった。
AAAMYYYちゃんの曲で聴けたのは、『HOME』と『KAMERA(feat.TENDRE)』。やっぱり『HOME』はあったかいな。クリスマスのライブに『HOME』を演奏してくださったAAAMYYYちゃんの気持ちにもほっこりする。

キイチさんは、NEWoMANのような会場で演奏するのははじめてで少し緊張されていたらしい。
私もショッピングモールの通路でライブを観るのははじめてだったので、会場の人集りを見付けるまで「本当にNEWoMANで良いんだよな?」と、少し不安だった。
ライブスペースの右隣ではSHIROで買い物している人がいるし、左隣ではBlue Bottle Coffeeでお茶をしている人がいるし、正面のガラス張りのドアの向こう側には、寒空の中歩いている人々が見える。
演奏中はAAAMYYYちゃんの声と、太朗さん・キイチさんが奏でる音しか聞こえないのに、演奏が終わると周囲の人々のざわめきが聞こえてくるのがすごく良かった。
街中の風景を目にしながら聴くライブは、リアルタイムでミュージックビデオが生成されているかのようだった。

たまに家の窓から景色を眺めていると、何十億年か経ったら人々は地球にいないか滅亡しているし、この景色もなくなっているんだろうなと思って寂しいような気持ちになる。
演奏が終わると聞こえる人々のざわめき、そこに人がいるという事実は、何十億年後の未来からしたら、たまらなく愛おしいものなのだろうと感じられた。誰視点って感じだけど。

AAAMYYYちゃんが、世界では戦争など悲しいこともあるけれど、隣にいる人を大切にしたり、にこってしたりすることが平和に繋がるんじゃないかというお話をされていた。
学生の頃、貧困や戦争について少し学んで「何かしなきゃ」という気持ちになったことがある。
でも「貧困」や「戦争」といった大枠で捉えている限りは何もできない。物事を細分化して自分で咀嚼できる大きさにしないと、大きな理想を掲げるだけで何もしない奴でしかない。って、学生のときに思った。
AAAMYYYちゃんの「隣の人に、にこってする」が平和に繋がるという考えは分かるような気がした。

例えばコンビニで買い物をしたときにレジの人が親切にしてくれると、なんかいい気分になるし、自分も見知らぬ誰かに愛想良くしちゃったりする。
優しさは連鎖する。もちろん悲しみや怒りの連鎖もある。
仕事をしていてすごく思うが、忙しくて時間に余裕がないと他人を気遣う心の余裕までなくなる。普段なら何とも思わないことに苛立つ。たとえ時間に余裕がなくても心に余裕を持てる人でありたい。

AAAMYYYちゃんはいつもおっとりされていて、人を急かしたり、焦ったり、イライラすることとは無縁のように見えてしまう。
日々の生活の中で嫌な気持ちになることはあるとは思うが、あの周囲を穏やかにする雰囲気が私には皆無なので、せめていてもいなくても変わらない雰囲気を得たい(目標低)。
自分がどんな雰囲気を持ってるか自分で知ることはできないが「今、話し掛けるなオーラを出してしまったな……」と思うし、おそらく負のオーラを出してしまっている。反省。
とはいえ、何でもかんでも話し掛けるなとは思っている(反省しているのか?)。

ライブ終了後、Christmas Gift from AAAMYYYというイベントが行われた。事前抽選で選ばれた10名にAAAMYYYちゃんが選んだプレゼントを手渡しするという夢のような企画……何それ!?
AAAMYYYちゃんは、ライブの前に新宿NEWoMANでお買い物されていたらしい。献血せずにNEWoMANに来ていたら、お買い物中のAAAMYYYちゃんに会えたのかな……。
イベント自体はライブのように大々的に行われるのではなく、会場の端で当選した人とお話しながらお渡しされる感じだった。

abSalon SPRING SLEEP HAND BALM(NORWEGIAN)

私は自分で自分にプレゼントをあげるか……と思い、abSalonのSPRING SLEEP HAND BALMを買った。

AAAMYYYちゃんのストーリー

というのは以前AAAMYYYちゃんがストーリーに載せていて、同じものを買おうとスクショしていたのだ。
苦手な香りだったら買うのをやめようと思っていたが、とても好きだったので買った。

はあ。ようやく今週が仕事納めだ。この日の記憶とハンドクリームの香りに癒されながら残り数日がんばろう。

クリスマスプレゼント(セルフ)