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AAAMYYY/BREIMEN「PLUIE nuit」の日記

PLUIEが開催する初の音楽イベント「PLUIE nuit」へ行ってきた。
ジュエリーブランドが主催するライブへ行ったのははじめてだ。ブランドのイベントというと、昨年THREEが開催したライブにAAAMYYYちゃんが参加されていたことを思い出す。秋コレクションの発売記念ライブだったようで、ライブ当日のメイクにはTHREEのコスメを使っていたらしい。

この日のライブはジュエリーブランドが主催だし、PLUIEのアクセサリーを身につけるであろうAAAMYYYちゃんとBREIMENのメンバーが見られることをすごく楽しみにしていた。

今回行ったライブ

・12/4(月) AAAMYYY/BREIMEN「PLUIE nuit」@WWW X(東京)

ライブの感想

ライブの順番は、BREIMEN→AAAMYYYちゃん。事前にタイムテーブルが発表されており、BREIMENが18時30分から19時20分まで、AAAMYYYちゃんが19時40分から20時40分までだった。

平日のライブは、開場が18時・開演が19時であることが多い。この日は平日であるにも関わらず、開場が17時30分・開演が18時30分という社会人泣かせの30分早いスケジュールだった。
行く前は「平日なのに開演が早すぎる!」と嘆いていたが、BREIMENが50分、AAAMYYYちゃんが1時間と、両者のライブをたっぷり観ることができてそんな嘆きも吹き飛んだ。がんばって仕事を終えて良かった。そして開場時間に間に合って良かった。

BREIMENのセットリストは、公式Xが載せてくれたので引用する。

01.ODORANAI
02.苦楽ララ
03.Lie on the night
04.Black or White feat.DinoJr.
05.T・P・P feat.Pecori
06.IDEN feat.AAAMYYY
07.髪と紺 feat.AAAMYYY,Pecori,Keachi
08.チャプター

BREIMEN公式Xより引用

『IDEN feat.AAAMYYY』は確実に聴けるだろうと予想していたけれど、まさか『Black or White feat.DinoJr.』と『T・P・P feat.Pecori』と、『髪と紺 feat.AAAMYYY』まで聴けるとは!
祥太さんが「今日はBREIMENにとって都内最後のライブなので、個人的に忘年会だと思っている」と、お話されていた。観客にもゲストたくさんの豪華な忘年会を観させてくださり、ありがとうございますの気持ちすぎる。

『IDEN』はアンコールで聴けるのかと予想していたが、BREIMENのライブ中の演奏だった。
『IDEN』のイントロが聴こえる、もうすぐAAAMYYYちゃんパートだ、どんなヘアメイクだろうとそわそわしながら待っていると、舞台袖から白い衣装とゴールドのPLUIEのアクセサリーを身に付けたAAAMYYYちゃんが出てきて心の中で「ぎゃー!」と叫んだ。

そう言えば、PLUIEのアクセサリーを身に付けていたのは、祥太さんだけだった気がする。BREIMEN全員かと思っていた……次は!次があれば全員が良いです!
祥太さんのヘアメイクは、とっても素敵だった。観客席からはどんな髪型をされているのかいまいち分からなかったので、近くで撮った写真があったら見てみたい。ツインテールのように一言で言い表せない複雑な髪型をされていた。
おそらくAAAMYYYちゃんが身に付けていたアクセサリーは全てゴールドで、祥太さんは全てシルバーだった気がする。この日のお二人のツーショット写真がほしすぎる。本当に素敵だった。

個人的にゴールドが似合わなすぎるのもあるし(別にシルバーが似合うわけでもない)、ゴールドはファッションに合わせるのが難しい気がする。シルバーはたくさん身につけてもいやらしくならないけれど、ゴールドを多用すると「付けてます感」が強くなってしまうから難しい気がしていて。自分が似合わないから、そう思うだけかな?

AAAMYYYちゃんは、白い衣装にゴールドのティアラ(?)と、リングと、カフブレスレット(?)(ファッション用語分からない)を身につけていた。私が感じてしまうゴールドのいやらしい感じが全くなくて、とてもきれいだった。
AAAMYYYちゃんが、PLUIEについて「ゴツゴツしていて、左右非対称で、すごく好き」みたいなことを仰っていた。
一般的に美しいとされるものって、表面が滑らかで、左右対称のものだと思う。PLUIEって真逆なんだな。真逆でも美しいって、なんか良いな。

AAAMYYYちゃんのライブでは、ベースが祥太さんで、ドラムが颯さんだった。私が行ったことのあるライブでは大井一彌さんがドラムを叩いていることが殆どだった気がする。颯さんがAAAMYYYバンドに加わったのはこの日がはじめてらしく、その場所にいられたのもうれしかった。
ライブアレンジは、今回のバンドメンバー(祥太さん・颯さん・太朗さん・キイチさん)で考えたのかな。「こんな曲あったっけ?」と思うと、『ポリシー』だったり『被験者J』だったり、音源とは異なる演奏・演出がすごくかっこよかった。

思い付いた順に書いているので、時系列がぐちゃぐちゃだ。
BREIMENのライブMCで祥太さんが「"nuit"は、フランス語で雨という意味らしく、今から雨の曲をやります」と仰って『Lie on the night』を歌われた。
家に帰り調べてみると"nuit"はフランス語で「夜」という意味だったから、私が聞き間違えたかもしれない……ちなみに"pluie"が「雨」という意味なので、イベント名にちなんだ選曲であったことに間違いはない。
それに祥太さんの衣装がパジャマっぽくて、「夜」にもぴったりだった。
"pluie"で言うと、アンコールでAAAMYYYちゃんが歌ったのも『雨 feat.(sic)boy』だった。

イベント名に合わせた選曲って良いなあ。2022年5月20日に今はなき中野サンプラザホールで行われた「BETA Q」にTempalayとD.A.N.のライブを観に行ったとき、イベント名に「Q」が付くから絶対にTempalayは『Q』を歌うだろうと楽しみにしていたのに聴けなかったことを思い出した。
『Q』は配信されてからライブで聴けるまで結構待ったな……11月3日にリリースされた『Superman』をライブで聴けるのはいつになるだろうか。楽しみで仕方ない。

そういえば『雨 feat.(sic)boy』以外にも、『Come and go feat.Gliiico』や『BLUEV feat.Ryohu』、『KAMERA feat.TENDRE)』といったコラボ曲を聴くことができた。
フィーチャリング楽曲って、日程調整が大変そうだしライブでは聴けないものだと思っていた。(sic)boyさんとGliiicoはいなかったけれど、Ryohuさんのラップを生で聴くことができてうれしかった。

『Come and go』もすごく良くて……GliiicoのKaiさんパートは太朗さんが歌っていて、ライブでしか聴けない要素も良かった。
音源は浮遊感というか、ループしている感じというか、聴いているだけで心地良くて、あまり歌詞に意識が向かなかったのだけれど(英語できないし)、ライブで聴いたら「今、極楽浄土って言った!?」となったし、終演後に歌詞を読んで「言えない消えない知り得ない」じゃなくて「癒えない消えない知り得ない」であることを知った。やはり歌詞を読むのは良い。英語は調べる。

『Come and go』を聴いていると、なぜだかゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか(Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going?)』という題名とか、鴨長明『方丈記』の「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし」とか思い出す。
なお『方丈記』はここしか知らないが、冒頭がかっこよすぎて「フー!!!」ってなる。冒頭だけで満足できるが、いつかちゃんと読んでみたい。
この曲はGliiicoとの共作だけれど、AAAMYYYちゃんの歌詞についてもじっくり読んで考えてゆきたいな。

Margt ISLANDの日記でも引用したが、AAAMYYYちゃんは「歌詞で内省して自己完結するタイプなので、思いの丈を詞にぶつけてしまいがち」らしく。
荘子itさんとの『天狗』とか、この日も演奏した『HOME』も大好きだけれど、それよりは抽象的な感じのする『TAKES TIME』とか『AFTER LIFE』もすごく好き。個人的に『Come and go』は後者寄り。

今年の7月17日、AAAMYYYちゃんのビルボードライブへ行った。本当は日記を書きたかったのに、試験勉強真っ只中で諦めて。今日は日記を書きながらたくさんAAAMYYYちゃんについて考えることができて、やっとそのときに感じたことも消化(昇華?)できた気がする。
来年のワンマンライブも決まっているし、もしかしたらそれまでにライブがあるかもしれないし、引き続き大好きって気持ちを温めておこう。

入場時にもらえたキーホルダーかわいい!