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ドーナツハラスメント



どうもこんばんは

doughmaker店主です

気づけば桜も咲いて
暖かい日が増えてきたなと


もうすぐドーナツ屋をはじめて1年

やっと形になってきたなと
ただまだまだなんですけど

これもドーナツを食べに来てくれる
みなさんのおかげで自分が成長させてもらえてるんだなと改めて考えてます

じぶんの中では始めることが大変だと
勝手に思ってましたが、

始めることよりも続けることの方が大変なんだと
より一層思いました

毎日500個のドーナツを作って
揚げて
コーティングして
販売する


とても1人でできる作業ではないなと
一緒に働いてくれているスタッフにもたくさん感謝しないといけないし

喜怒哀楽激しいじぶんと四六時中一緒にいてくれる妻にはもっと深く感謝しないとなと思ってます




発酵した綺麗なドーナツ



先日お客さんからふと聞かれたことがあるんですが

"お子ちゃんにサービスでドーナツあげるのはどうしてなの?"

って


喜んでもらいたいからに決まってるじゃないですか!!!!笑


って言ったらその方も笑ってました

販売すればお金になるのに…
ってボソッと言われましたけど聞かないフリしてました!!ごめんなさい!!!



今のお子ちゃんたちって
学生さんも含めてですが、コロナにもろに影響されてた人たちだなって思ってます

気づいたらマスクして
人とはあまり干渉しないように
最低限のコミュニケーションをとる

そんなイメージがあるんですが


子供の頃から近所のおっちゃんとか
おばちゃんに畑のきゅうりやらトマトをたくさんもらってた自分からしてみればなにかもらえるってすごく嬉しいことだし

そこにはお金とか損得勘定なんてものはなにもなくて

ただただ喜んで欲しいっていう気持ちだけというのか

いい思い出として自分の記憶にあるから
気づいたら渡しちゃってるんですよね


というか近所のドーナツ屋の人がいる
やかましいくらい話しかけてくる
なんか相談したくなる

要約するとお節介したいんですよね


あとはシンプルに自分は子供が好き

もらって素直に喜んでくれたり、恥ずかしくてママやパパに渡しちゃう子もいたり
髭面が怖くて逃げちゃう子もいたり

たまにもらったドーナツを食べてるお写真とかを送ってくれる方もいるのですが

ただドーナツを食べているだけかもしれないけど
その写真には笑顔があって
多幸感というか
その子も嬉しくて

その喜んでる姿を見てる親御さんもなにか嬉しくて

それを共有してくれることが嬉しくて

嬉しい輪というか
円環してるんだな〜って
ドーナツ現象なのか?
いい輪っか現象

だから渡すのをやめられないのかもしれない


もちろん大人にもあげる人にはあげてますよ!!!

あからさまにドーナツ愛が強そうな人とか

カウンターに並んでるドーナツを見る目がなにか光ってる人とか
イートインしてくれた時にめちゃめちゃ美味しそうに食べてくれてる人とか

仕事帰り、部活終わりとかちょっと疲れてるのかな?って対話した時に感じた人には
お疲れ様ってお気持ちも添えて


もらって気持ちが悪い人はいないと思うし
嫌なら貰わなければいいんだし


自分勝手なハラスメントの一種ですが
ドーナツハラスメントは幸せなハラスメントだなと思ってます

でもこのスタンスは東松戸で出店をする前からずっとやってることだし

いまさらなにか言われたところであんまり気にする理由がないというか


もちろん渡しすぎちゃう時は妻からもストップがかかりますし、節度はもってやってますので

暖かい目で見てもらえたら嬉しいです






ドーナツの味に関しては
正直最初は大人向けというか
素材にこだわって!!!製法にもこだわって!!!
調理の仕方にもこだわりがあって!!!

なんて蘊蓄を書こうとか見せようとか思ってたこともあったんですけど

美味しければいいじゃないですか


蘊蓄は記憶には残らないですよ
そういうのは興味がある人だけでいいと思います

目に見える情報量は少ないのかもしれないけど
最低限でも伝わってれば
食べればわかってもらえるというか


子供が美味しいって言ってくれるもの

このくらいシンプルでいい


もちろん好みもあるので
一概にみんながみんな美味しいって思ってもらえるとも思ってないですが
そういう自分なりの考えがあるんだよって知ってもらえてたら食べた時により感じてもらえるのかなって思ってます


子供の舌って

味覚は口内や舌の表面にある「味蕾(みらい)」という器官で感じ取っていて、その機能は生まれた時が最も敏感です。数も乳児期が最も多く、約1万個あるといわれています。つまり、赤ちゃんは味に敏感ということです。その後味蕾の数は加齢と共に減少し、成人になると7500個ほどになるといわれています。

生後5~6カ月になり離乳食が始まると、赤ちゃんは離乳食を通じてさまざまな味を知っていきます。その際、味だけでなく舌ざわりや食感、見た目や匂い、温度など五感をフルに使って食べ物を感じ、おいしさを学んでいきます。

食経験を重ねさまざまな味を知り、食べられる味が広がっていくことで味覚は発達していきます。味覚の発達のピークは3~4歳と考えられており、10歳頃までの味の記憶がその後の味覚の基礎になるともいわれています。そのため、子どものうちにたくさんの味を経験し、味覚の幅を広げておくことが味覚の発達につながります。

管理栄養士 野口友美さん 記事監修
ヤマキ かつお節プラスより


本当に正直なもので
味覚を形成していく過程で
美味しくないものはそもそも食べてくれなくて

そんな子たちが喜んで食べてくれるドーナツがあればいいや

それだけでいい


そんなことを考える11ヶ月目の夜

1周年は始めた時の古民家でイベントをやりたいなって

場所に対してもすごく想い入れが強くて
やるならやっぱりここかなって

もちろん松戸駅前でもやるし
東松戸でもやるんですけど

スタートは古民家で




やりたいことをやらしてもらえる喜びと感謝はわすれずに
まだまだ納得いっていない生地の再構築を進めながら


2年目に向けてさらに頑張っていきたいなって思います




いつも読んだくださるみなさま
本当にありがとうございます!


月一回とかですが、末長くお付き合いください

あと、もし興味があればドーナツ食べに遊びに来てください


doughmaker 店主

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