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普通の筋トレやストレッチとDPTとの違い

準備運動や体操・ストレッチなどと、東洋の伝統的な療法や太極拳などは見た目には似ていることがありますが、実際の目的や効果には違いがあります。

今回の記事は、
競技における一般的な筋トレ(補強)やストレッチといったものと、Dharma Personal Trainingとの違いや共通点を述べます。


ダルマパーソナルトレーニングの初級編 ウォーミングアップの基礎

撮影協力モデル:京都大学 
環境マネジメント専攻 社会基盤親和技術論分野 修士課程 城ノ口 卓さん

既存の準備運動や体操・ストレッチなどの目的


既存の準備運動や体操・ストレッチなどは、身体を柔軟にしたり、怪我の予防や筋力をつけたりすることが主な目的とされています。
他にも、ウォーミングアップとして体を温めたりほぐしたりしてから競技をするように、動きやすくしたり、精神統一をはかるルーティンのような意味合いもあるかもしれません。

ただし、既存の準備運動や体操・ストレッチはすでに形骸化されたものが多くあり、特に指導者がいないアマチュアスポーツ界隈では準備運動は形骸化され、目的から大きくズレて行われていることが多いです。

色々なグループでは、準備体操の効果が感じられないから手をぬいてやっている人が多くいる場合もあります。

DPTは どんなスポーツとも相性が良い

東洋の伝統的な鍛錬法や療法の目的


一方、東洋の伝統的な療法や太極拳などは、上記した目的を内包しつつ、身体のエネルギーを整えることに重点が置かれています。

たとえば、太極拳は、呼吸法、動作、姿勢、意識などを統合的に用いて動作する事によって身体のエネルギー(気)の流れを整え、心身の調和を促すことが一般的な目的とされています。
また、東洋医学に基づく鍼灸治療や漢方薬なども、身体のエネルギーを整えることにより、治療効果を発揮するとされています。

このように、既存の準備運動や体操・ストレッチなどと、東洋の伝統的な療法や太極拳などは、効果や目的が異なるため、それぞれ選択する際には目的に合わせて選ぶことが大切です。

とはいえ、東洋の伝統的な療法や太極拳などは
素人がやるとなかなかその効果を得られないことが多いです。

もともと、東洋の伝統的な療法や太極拳などは、初めて始める人にとっては難易度が高く、効果を得るのに時間がかかることがあります。

ここからは、以下にその効果を得るための方法をご紹介します。

東洋的トレーニングの効果を高める原則

1.レベルの高い指導者につく
伝統的な療法や太極拳は、正しい姿勢や呼吸法、動作の仕方が重要であり、質の高い指導者のもとで練習することが大切です。指導者によって教え方が異なる場合があるため、より良い指導者を探し、自分に合った指導者につくことが望ましいです。

2.毎日継続する
効果を得るためには、継続的に練習することが必要です。毎日練習することで、身体が徐々に柔軟になり、エネルギーの流れが整っていくことが期待できます。

3.正しい方法で行う
練習を始めたばかりの人は、一度に多くのことをやりすぎてしまいがちですが、身体に負荷がかかりすぎて逆効果になることもあります。最初は軽い運動から始め、少しずつ時間や強度を増やしていくことが大切です。無理にやりすぎない

4.意識を集中して行う

伝統的な療法や太極拳は、身体と心を統一して動作を行うことで、身体のエネルギーを整えることができます。そのため、練習中は意識を集中し、呼吸法や動作に集中することが大切です。

5.生活習慣の改善
東洋医学では、身体を整えることだけでなく、食事や睡眠、ストレスなどといった生活習慣に関わる事が非常に重要視されます。健康的な生活習慣を取り入れることで、伝統的な療法や太極拳の効果をより引き出すことができます。


以上のように、東洋の伝統的な療法や太極拳などを効果的に行うためには、質の高い指導者につく、毎日継続する、正しい方法で行う、意識を集中して行う、生活習慣の改善といったことが効果を得るための方法です。

DPTウォーミングアップ風景

日本人は継続が難しい?

東洋の鍛錬法は毎日継続することが求められますが、日本人の先入観や価値観によって継続できないことがありますが、なぜ東洋の方法は継続できないのかを考える必要があります。

では、まずは人々が物事に取り組む方法や価値観に違いがあることから一緒に考えていきましょう。


もともと、
東洋と西洋の文化や思想には違いがありますが、東洋では、継続することが非常に重要視され、長期的な視点で物事を見ることが求められます。

一方、西洋では、目の前の課題や問題に対して即座に対処し、短期的な成果を出すことが重要視される傾向がありますが、
例えば、明治時代の産業革命以降、日本は急速に近代化が進み、近代化された現代人の文化や価値観にも、西洋からの文化的な影響を日本人は強く受け続けてきました。

要するに、日本人の文化や価値観には、近代的な西洋的価値観が根付いている側面があり、このために継続することが重要な東洋の文化や価値観と、
即物的で結果を求める西洋的価値観との間で葛藤を感じることがある場合も起こっています。

具体的には、現代社会において、情報や物事が簡単に手に入るようになったことや、スマートフォンやインターネットなどの普及により、簡単かつ短時間で欲しい情報や物事が手に入るようになったことが、インスタント思考を生む要因として考えられます。

それに加えて、忙しい現代社会においては、日々のストレスや疲れを感じる中で、東洋的鍛錬法に割く時間や労力をかけてまで継続することが難しいと感じる人もいるでしょう。

このような現象の背景にあるものは、唯物主義や物質主義(Materialism)と呼ばれ、Materialismとは、物質的な豊かさや成功、結果を追求することが重要視される価値観のことを指します。

ただし、
継続することが大切であるという東洋的な価値観が、多くの日本人にとっても重要なものとして受け継がれていることも事実です。

正しいやり方を身につける事が早道


いずれにせよ、
東洋の伝統的な方法は、正しいやり方を身につけることが必要です。
素人が独学で取り組むと、正しいやり方を身につけられず、効果が得られない場合があります。

そのため、一番最初にやるべきことは、指導者や師匠について学ぶことが必要です。


そもそも、
東洋では「継続すること」が非常に重要視されますが、西洋と比較して東洋が「継続する」理由を重視する理由は、

例えば健康を維持するために、病気にかかってから治療するのではなく、予防的な健康管理を重視する考え方があります。

そのため、日常的に継続して行うことで健康を維持することが大切とされています。
また、東洋の伝統的な療法や健康法は、自分自身の体の状態を知り、自分自身で改善することが求められます。継続することで、自分の体の状態を正確に把握し、自分で改善する力を身につけることができます。

東洋では、健康に対する考え方が総合的で、食事や運動、精神面など、あらゆる側面から健康を維持することが求められます。そのため、単発的な取り組みではなく、長期的な習慣として継続することが重要視されています。

まとめ

東洋的なトレーニングには、形骸化された既存の形骸化された準備運動や体操・ストレッチなどと比較すると大きな違いがあります。

特にDPTには療法という側面があり、西洋的な療法にはない多くのメリットがあることがあります。
東洋的な療法は、病気の予防と健康維持に効果的であり、ストレス緩和やリラクゼーションなどの側面もあります。

東洋的な療法は、日々の生活の中で継続的に行うことで、身体や心の健康を維持することができます。
そのため、東洋的な療法を始める場合は、継続的な取り組みが必要であることを認識し、自分自身が継続できる方法を見つけることが大切です。


継続が必要な理由は、東洋的な療法が自然治癒力を高めるために働くためです。東洋的な療法は、身体や心を整え、自然治癒力を高めることで、病気にかかりにくい健康な状態を維持することができます。
しかし、そのような健康的な状態を維持するためには、定期的に継続的に行うことが必要です。

東洋的な療法は、一見すると簡単に思えるかもしれませんが、正しい方法を身につけるためには指導者や専門家のアドバイスが必要です。

また、自分に合った療法を見つけることも重要であり、一度試してすぐにやめてしまうのではなく、継続して取り組むことで効果を実感することができます。

したがって、
東洋的な療法は日常的に継続して行うことが重要であり、この点が西洋的な療法との大きな違いとなります。

そして、
東洋的トレーニングにせよ、西洋的トレーニングにせよ、両方とも日常的に継続して行うことが重要であり、この点が西洋的なトレーニングとの大きな共通点となります。

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DPTの効果や体験談


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