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Zoom遠隔講義動画のファイルサイズ

本日の「工業数学F2」は,リアルタイムにZoomで遠隔講義を行うと共に,その様子をZoomの録画機能で録画して,後から視聴できるようにする,というスタイルで実施した.学生が講義中にニコニコ動画のようにコメントを寄せられるようにしたのは,「遠隔講義で質問やコメントをもらう方法」に書いた通りだ.

ここで紹介するのは,そのZoom遠隔講義動画のファイルサイズになる.今回の録画時間は約50分で,Zoomの録画機能で自動的に保存された動画ファイル(mp4形式)のサイズは88.1MBだった.

この動画には少なくとも最初と最後に不要な部分があるので,そこをトリミングし,約45分の動画を改めて保存する.遠隔講義も含めて仕事にはMacBook Proを使用しているため,mp4ファイルの再生にも使う"QuiclTime Player"でトリミングした.編集用アプリを使った方がきめ細かな編集ができるが,ここでは,とにかく簡単に早く終わらせることを優先した.

その後,ファイルを書き出すときに,1080p,720p,480pの3種類の画面サイズで書き出し,ファイルサイズを比較してみた.ただし,"QuiclTime Player"で書き出せるファイル形式がmovのため,「FFmpegでmovをmp4に変換」に説明した方法で,mov形式からmp4形式に変換した.オプションは何も指定してない.

結果を下図に示す.

スクリーンショット 2020-04-21 16.00.40

Zoomが自動保存した動画ファイルのサイズが 88.1 MB であるのに対して,トリミング後,1080pで 78.6 MB ,720pで 56.7 MB ,480pで 37.5 MB となった.繰り返すが,これは約45分の動画のファイルサイズだ.

Macやパソコンのモニターで視聴することを想定すると,480pはさすがに小さく感じる.もちろん,スライドにどれくらい文字を詰め込んでいるかなどにもよるが,720pなら十分な大きさで,ファイルサイズを考えると1080pまでは不要に思う.

暫定的に,720pのmp4動画ファイルを学生が視聴できるようにPandA(京都大学LMS)に置くことにする.

ところで,「Zoomの講義や会議に参加する前に確認すべき設定」という記事も書いているので,参考に.

© 2020 Manabu KANO.

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