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習い事から読み解く、あなたが子育てで大切にしているもの【女医が思う子育て#6】

こんにちは。くんぱす先生です。
医師として働きながら、子育て真っ只中です。
長男は中学受験をしない方針です。
なぜ中学受験をしない選択をしたか、についてはこちら。↓

中学受験しないならばどう小学校時代を過ごしていくか。
今回は【習い事】について書いてみようと思います。

昨今、習い事ってするのが当たり前の風潮があると感じませんか?
でも、みんながみんな、本当にすべきなんでしょうか。
そもそも、なぜ我が子に習い事をさせようと思うのか、この基本となる核を何度も問う作業が必要だと思っています。
そこにあなたが子育てで大切にしたい軸のヒントが隠されています。

我が家を例にあげて、みなさんの子育ての軸を問い直すきっかけになればいいなと思い書いてみます。

小3になる長男は現在、以下の習い事をしています。
① ボーイスカウト:年長12月から体験→小1から正式に入隊
② 英語:今のオンラインスクールは小2~
③ スイミング:小2夏~
④ バドミントン:小3~

なぜ、これらの習い事をしているのか。
今回は①ボーイスカウトを深堀りしてみます。

ボーイスカウト

長男は私立小学校に通っています。
そのため、地域の同年代の子どもたちとのコミュニティが欲しいと思ったのがきっかけです。
そもそも、子どもが属するコミュニティーが学校と家庭しかない、という状況を避けたかったんですよね。
コミュニティは複数あった方がよいというのが私の考えです。
なぜならば、コミュニティの数の分だけ様々な価値観に触れられると思うからです。
小学校の友達の中では正義とされる事柄も、場所や年齢が違えば正義とは限らなくなる。こういった多様な考え方には幼少期から触れて欲しいと思うんです。
―10人いれば10通りの考えがある。
 だから、僕は僕なりの考えでいいんだ。
 人と違うことを恥ずかしいと思う必要なんてない。
 むしろ違うからこそ僕の意見には価値がある。

こんな風に子どもが思えたら素敵だなと思いませんか?

数あるコミュニティの中でもボーイスカウトを選んだ理由としては、

①長男が自然体験が好きだったから

虫などの生き物や自然でのキャンプなど、長男が目を輝かせる体験がボーイスカウトの活動内容に多くあると思ったためです。

②異年齢交流

さらに、ボーイスカウトでは異年齢の交流も盛んでおじいさん、おじさんから小1まで幅広いです。
勘違いされやすいですが「ボーイ」スカウトという名前ですが女の子の隊員も結構います。
まさに老若男女。
親以外の大人が学校の先生だけ、ではなく社会的にも様々な立場の大人がいて様々な価値観を持って接してくれる。
『親の(先生の)言うことばかりが正解じゃない。大人でも様々な考え方の人がいるんだ。』と肌で感じて欲しいと思っています。
そして、社会人のおじさん隊員が子どもに負けないくらい本気ではしゃいでいる姿も魅力的でした。


地域で、かつ異年齢と一緒に、定期的に自然体験・地域活動を行える。
こんなコミュニティは私の知る限りボーイスカウトにしかありませんでした。
そんなわけでかれこれ3年目に突入したボーイスカウトですが、指導されるスタイルの習い事ではないので、活き活きと長男の個性を思う存分発揮できているなと感じています。
『教えられる』のではなく、『自ら学びにいっている』姿勢で取り組んでいると感じます。

こうやって、なぜこの習い事をしようと思ったか。を深堀りすると、親が子どもに対して大切にして欲しいと思っていることが見えてきます。
私の場合は、

  1. 多様な価値観に触れて欲しい。

  2. 親、学校の先生以外の大人と接する機会を持って欲しい。

  3. 教わるのではなく、自ら考え学ぶ姿勢

を大切にしているということが分かりました。
こうやって、自分の行動から自身の深層心理を引き出す作業をすることで、自分の子育ての軸を体系化していけると思います。
これは子どもの成長によって変わっていきますし、私たち親の成長によって考えが変わると思うので、事あるごとに見直すといいなと思います。
親が軸を持って子どもと接すると子どもにその思いが伝わります。
言葉の端々にその思いが込められるためだと思います。
こうやって、親から子へ、子から親へ考えを共有するとお互いの人間性を今よりもっと分かり合えるのではないでしょうか。

今回は、習い事を深堀りすることで再認識する子育ての軸について考えてみました。
みなさんも手帳の後ろの方にある、何書いたらいいんだろうっていうフリースペースを開いてペンをとり、一度考えてみてはいかがでしょうか?
年末にまたそのページに出会ったときにきっと新たな発見が訪れると思いますよ。

お読み頂きありがとうございました。

習い事に関して、こちら↓の本にも影響を受けました。
英語教育に関して参考にしている船津先生の最新刊です。
子どもの特性をよく観察した上で、オススメの習い事が表で示されているかなり具体的に情報を得られる本です。
子どもの特性がいまいち分からない、スポーツをやらせたいけどチームスポーツと個人スポーツどちらが向いているんだろうなどの疑問に答えてくれる本です。


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