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【41歳崖っぷちフィリピン医学生:Vol.18 REMEDIAL補習・試験 結果発表 生化学・生理学・組織学・解剖学】

皆さん、お疲れ様です。崖っぷちです。大変お久しぶりでございます。いかがお過ごしでしょうか。前回の投稿より、おそよ3ヶ月が経とうしております。崖っぷちは、8月下旬の再試験結果発表により崖から落ちてしまい、自分の去就に悩む日々でした。ここで、一応私の進路が決まりましたので、これから徐々にこの3ヶ月間について振り返りをさせて頂きたいと思います。

まず、一言目に医学部は発展途上国の学校であっても、甘くは無いと思い知らせられました。

崖っぷち

■留年


正直、ネット情報だけですと、フィリピンの医学部留学情報は限られており、実際行ってみないと分からない部分が多かったので、実際に自分で行動に移してみようというのが始まりでした。また、日本時代の仕事のクライアントさんにフィリピン医学部出身者の方がおられ、彼から背中を押された部分もあります。

前置きが長くなる前に、お伝えしますと、再試験結果は生理学を落としました。つまり、留年です!!!!!!泣き泣き泣き泣き泣き

これにより、正式な2年次進級は不可となり、生理学の一年間再履修と2年次Minor教科3科目(Microbiology, Family Medicine II, Emergency Medicine)を履修するコースを突き付けられました。つまり、3年次進級に必要なMajor教科(臨床科目)は一つも履修出来ません。よって、事実上の留年です。今年履修予定の4教科を全てストレートにパスしたとしても、4年制のメディカルスクールを5年掛けて卒業するコースです。

学校側(Our Lady of Fatima University School of Medicine)は、ローカル学生の学費3倍を請求出来るインターナショナル学生である私を必死に辞めさせないよう説得してきました。二年目の履修方法は、2年次教科も履修出来るのだから、いいじゃないかと何度も主張してきました。私が交渉した事は、生理学と2年次全科目を全て履修する条件でした。過去にもそのような事例があると上級生から聞いていたので、それが当然出来るものだと訴えかけたのですが、結局認めてもらえませんでした。

9月16日㈯に日本よりフィリピンに戻り、9月18日㈪から一週間は通常の授業を受けました。その期間、同級生、上級生、学校関係者から必死に情報を得た結果、私はFatimaを去る事に致しました。

■OLFU医学部進級状況把握

私の学年


まず、夏のRemedialに参加したInternational Class10名中、実際に進級できた人数は3名のみでした。内訳は、バングラディッシュ人検査技師(通称:MedTech)、FatimaBSコース(医学部予科2年間コース修了者)出身のインド人2名のみでした。旧帝大看護学科出身日本人学生の方も留年でした。よって、昨年9月に始まったInternational Class25名の同級生で2年次に進めたのはたったの7名。しかも、今回の再試に引っかからなかった4名中の1名にあたるインド人学生は、私が入学する前年に一年次を過ごしていた事がここ最近発覚しました。

つまり、ストレートで進級できた人数は25名➡6名、進級率24%💦💦💦

学校側の試験カンニング対応が不明瞭、学校への不信

上述したRemedialをパスしたインド人学生2名は、カンニングの常習犯で、REMEDIAL授業・試験中にも一回ずつ捕まっています。前期・後期の授業期間でも数回カンニングで試験官に捕まっています。但し、何故か無事進級です。フィリピンに渡り、数多くのインド人学生と接しましたが、本当にインド人学生(フィリピンに留学してくるインド人学生)の中ではカンニングはして当たり前の世界です。皆さん、試験中、母国語で相談したり、手でサインなどをよく送って意思疎通を図っています。Indian Classでのカンニング横行はもう何も言うことは出来ませんが、International Classに属するインド人学生のカンニングは許せませんでした。ただ実際には、私自身は面倒くさいので、学校側に訴えてはおりません。その代わりに、周りの同級生がとことんこの2名については糾弾してくれたので、学校の正当な判断を期待しましたが結局何も起こりませんでした。

2年次Microbiology(微生物学)履修者の現状

この授業は金曜日午後・土曜日午前に実施されるのですが、こちらの授業に出席した際、違和感がありました。それは何かというと、余りにも知らない顔が多すぎる事実です。2年次留年生に色々と聞き込みをした結果、なんと履修者(International Class+Indian Classが合同受講)50名中36名(私のように1年次留年で2年次授業履修者が10名程度)が留年者であるそうです。つまり正規で進級してきたメンツは私の同級生7名とIndian Class6~7名、そして韓国人学生が兵役を終えて復学した1名のみです。昨年、2年次にInternational ClassとIndian Classに何名学生が居たのかまでは調べなかったのですが、やはり2年次でも相当数留年をくらっています。

Remedial補講・試験参加者10名中4名退学(私を含めて5名)

補講授業期間中、勉強会を共にした2名のフィリピン人学生以外は、そもそも新学期では顔を合わせませんでした。つまり、皆退学し、転校もしくは新しい進路に進んだ訳です。

■以上より、OLFU撤退(退学)という決断に至りました

以上より、私なりに今年OLFUで留年した際の医学部生活を考察した結果、余り明るい未来は期待出来ないと結論を出しました。よって、他の医学部に移る事を決意しました。これについてはまた次回以降書きたいと思います。

こちらのNOTEを読んでくださっていた方々に吉報を出来ず心苦しいのですが、これが崖っぷちのリアルですので、それをお伝えしたかった次第です。ただ、まだこれでドクターへの道が途絶えた訳ではございません。この三ヶ月間Netflix中毒になっていますが、昨日鑑賞した映画NYADにもありましたが、Never, Ever Give UP!の精神で突き進んでまいります。

今後とも崖っぷちを宜しくお願い致します。


私のOLFUの一年次成績です


おまけ:

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