インフルエンザワクチンを接種したら感染しないのか? ワクチンの感染に対する有効性

こんばんは。インフルエンザワクチンの感染予防効果はどのくらいだと思いますか?

2004年1月1日から2015年3月31日までのPubMedおよびEmbaseを検索してメタアナライシスした結果があります

論文 Variable influenza vaccine effectiveness by subtype: a systematic review and meta-analysis of test-negative design studies
Belongia, E.A., et al. Lancet Infect. Dis. 16, 942–951. 2016.
原著Link 全訳ブログ

インフルエンザにはいくつかのサブタイプがあるので、A型、B型、季節性H1N1に分けてインフルエンザワクチンの感染に対する有効性を調べた結果をグラフにしました。インフルエンザA型 (H3N2) はもっとも有効性が低く30%〜22%です。インフルエンザB型は50〜60%、インフルエンザの季節性H1N1は60%程度です

作図:パイロン先生

いかがでしょうか?インフルエンザワクチンを接種しても、かなりの人は感染するのでした
ですから、最初のmRNAワクチンが新型コロナウイルス感染から防御する有効性が、今まで思っていたインフルエンザと違って高かったので、コロナワクチン推奨派は歓喜していたのでした

明日は週の真ん中水曜日。皆様、良い1日をお過ごしください


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