Dr.美子に指導された方はどう思ってるの?   Part 3ー上級国家公務員受験体験者から(1)

これまで、Dr.美子の教え子として大学生・大学院生、中学受験・高校・大学受験経験者が綴ってくれました。今回は、上級公務員試験(現在の「公務員試験1種」)を受験した大学院生が登場します!

 私は、東京大学大学院博士課程の3年時、博士号取得後は通産省(現経産省)工業技術院の研究所で研究職に就きたいと考え、国家公務員上級試験を受けることにしました。これには、周囲の誰からも無謀だ、と言われました。

 特に、社会科学系の科目は、日頃興味が湧かなかったため不勉強が祟って、全く点が取れず、困り果てていました。そこで、友人からの紹介で、家庭教師をお願いしたのが、まだ博士号取得前の美子先生でした。当時、美子先生は、民間シンクタンクにおける花形研究者でした。官公庁や地方自治体から依頼され、年間10数プロジェクトの調査研究のプロジェクトリーダーとして、現代社会の諸問題を研究し、全国へ講演や現地調査で超ご多忙でした。

  美子先生は、教科書に書かれていない、本当の課題を明確に提示され、大変分かり易い講義をして下さいました。上級公務員試験頻出であり、社会学の基礎である「公衆・大衆・群集」の違いや、「コミュニティとアソシエーション」、「集団における地位と役割」、マックスウェーバーやテンニエスなどの研究成果と現代社会について、などでした(続く)。

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