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2024年2月 活動報告

※「有害鳥獣問題」の実態を伝えるべく、絶命した鹿の写真を複数、掲載している。顔や血肉の部分は隠しているものの、苦手な方はご留意されたい

【チャンスを逃し鹿が捕獲できなかった時の気持ちは、アスリートに通ずるものがあるような気もしている】
とか偉そうに先月の記事で述べたが、実際どのように気持ちのマネジメント等をしているのか気になった。久しぶりに図書館を訪れ、借りてみたぞ。なるほどなと学びになった部分を、いくつか心にブックマーク。
読書すること自体も、心の整理になったりするしな。読むスピードは絶望的に遅いが、本は積極的に取り入れていきたいよね。

またどうでもいいとこでハマった】
どうでも良くないとこだったらハマって良いのかと言われたら、良くないけどな。

【まだ飛べない鹿たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている】
朝も夕もチャンスを逃し凹んだ翌日は、朝も夕も捕獲できた。さらに翌朝も獲れて三連続。急激なブラボーだが、波が大きすぎる。一日一頭ずつ、コンスタントに続くのが理想だね。

【節分】
MOMIJIに鹿を搬入したところ、社員Mくんから恵方巻を恵んでもらえたぞ。旨い。

【ソリ】
鹿ちゃん運搬用に導入してみたのだが、ぜんぜん小さかった。雪の上ならともかく、凸凹したとこや岩場を直接引きずってくると、肉にも皮にも良くないかなと思ってね。もっと大きいのにしてみるか。

【大明神】
猟場となっている高原に、ひっそりと祀られている。町なかに在する同名神社の始まりの場所であり、奥之院と呼ばれているそうだ。

今までほとんど気にしてなかったけど、そういえば参ったこと無かったなと。

「佐宗さん…これ以上、大明神に迷惑かけないでくださいよ」
ホワイトドラゴンさん、あんたがそんなことしなくたっていいよ。鹿は、自分で獲るから。

【東南西北白發中、ラーメンマン】
兄さんにお声がけいただいたので、夕方の出猟後、町内の中華屋さんへ走る。初めましてとなる方もお一人いらっしゃり、ご一緒に。ぜんぶ旨い。

たまたま店を訪れた協力隊の方も合流し、二次会のスナックへ。大勢で騒ぐ系よりは、こうして3,4人で穏やかに系の方が、僕の性には合ってるかな。

【ひととまちをつなぐ 地域おこし協力隊の報告会】
隊員は年に一度、活動報告会をせねばならない。先月の第一弾が3名、第二弾が僕を含め4名、第三弾の今回は最多の7名が登壇。関係者が増えるぶん来場者も多く、三部構成で予定時間もオーバーするほど盛り上がっていた。

登壇者さんの名物料理・サーモンクリームコロッケも振る舞われたぞ。ちょうどお腹が空く夜の時間帯だし。旨い。

【ただ雨に打たれ ただ鹿を待ってたんだ 疑いもせずに】
冬場の猟は3,4時間ほど探し回っても、捕獲チャンスが一度あるか無いかという感じ。その唯一の機会を逃し、茫然自失として空を見上げると、虹が架かっていた。鹿ちゃんに、また逢えるかな。

【鹿パラダイス】
いや、こんなとこで出逢いましても。お隣の釜石市にあるショッピングセンター辺りは、いつ来てもこんな感じだ。ハンターからしたら垂涎というべき光景だが。銃は使えないし、私有地だし。美味しそうなんすけどねえ。

【ジビエハンター育成研修】
鹿を捕獲し搬入する人たち向けに、MOMIJI主催で開催された。専門家の先生を招き、食肉利用に適した捕獲や、衛生管理・疾病などについて講習を受ける。
どらごん は じびえはんたー の しょうごう を てにいれた!

【日の出前ジカ】
早朝、猟場へ向かう途中では出逢いまくるし、呑気に立ち止まっているのに。時間的にも場所的にも、発砲できないのがもどかしい。

【皮剥ぎ】
なのだろう。餌の乏しい冬場に鹿ちゃんが食べてしまったり、オスがツノ研ぎをしたりすることで、こうなってしまうようだ。

【Do you wanna build a snowdeer?】
春のように暖かくなり、山の雪もだいぶ融けたなあ。と思ったらコレだ。ふだん沿岸は積雪しないものの、シーズンに2,3回くらいは積もるようである。

福井や北海道では日常だった、というか寧ろ、これなら少ない方だろう。「ぜんぜん降らんかったのー」とか言いながら、80代のおじいおばあがモリモリ雪かきしてたからな。そんな暮らしを経験していたとはいえ、雪の無い生活に慣れてしまうと、めんどいなあと思ってしまうよ。

【雪原, again】
せっかく地表が見えてきて、草を目当てに鹿も出てくると思ったのに。

【厳しくも日々強く生きてる鹿よ】
たまに出逢う、はぐれバンビちゃん。逞しく生きたまえ。

ネタが少なめな2月だったが、月末の三連休になって、ようやく今月最大のイベントだ。消防団の屯所前に停まった、貸し切りバス。

【消防団研修旅行】
ということで2泊3日の行程に出発した、第1分団第2部の11名。運転手さんは別にお願いしてあるので、さっそく車内で缶ビールが支給される。キンキンに冷えt以下略。楽しむとこは楽しんで、学ぶところは真面目に。メリハリが大事だよという、人生観の寓意にもなっているわけだね。

※震災遺構などの写真も掲載しているので、苦手な方はご留意されたい

岩手のお隣、宮城県に入り、休憩で立ち寄った道の駅。よく知らないが、小鳥が施錠するみたいなアニメ映画の聖地らしい。

シャークナゲットというので小腹を満たす。サメ肉は人生初かも。旨い。

まず最初の目的地、石巻市に到着。

3.11で被災した小学校が、震災遺構として残されているのだ。

入るとすぐ、消防団のポンプ車が展示されている。ひと目で、津波の威力の恐ろしさを伝えてくれる。

火災もあったということで、教室や職員室も壊滅状態。ピントはズレてるが、ちょうど良いボカシかな。他にも、震災時のラジオ放送の様子が流されてたりして、心がざわざわするものはあった。

復興祈念公園と伝承館も訪れ、一日目の視察は終了。出発も昼だったしな。

今晩のお宿へ。有意義なOtsuchi Fire Corps …Gundan?

日本三景の一つとされる、松島である。通り過ぎたことはあれど、ちゃんと来たことは無かった。

ペンペンしてた。きゃわわ。

温泉に入り、夜は宴会。食べて飲んで歌って、みんな良い気分。

二日目は松島観光。福浦橋を渡り、福浦島へ。

島内を歩いて散策。喫煙者が多いので、隙あらばモクモクタイムとなる。

僕は少し離れて、お花でも眺めていよう。雪化粧して、綺麗だね。

あずま屋まで行ったら、引き返す。

松島観光のメインストリート的なところへ。結構な人で賑わっており、お店もあちこち行列ができている。大都市である仙台から近いし、地理的にもちょうど良いのだろう。関東で言う箱根とか熱海とか湯河原みたいなもんかね。

ずんだ餅メロンパン。旨い。

湾内を周遊するクルーズも人気のようだ。

というわけで乗船。ここでも全員に生ビールが配給される。悪魔的d以下略。

船内アナウンスのガイドを聞きながら、様々な小島を眺めて小一時間ほど。

お次は瑞巌(ずいがん)寺。内部は撮影禁止だったが、いわゆる桃山美術というやつが豪華絢爛で、見応えあったぞ。

お昼は穴子天丼。旨い。

塩釜市に移動し、鹽竈(しおがま)神社へ。初見で読める人がいたら変態だな。

僕と、もうお一人が年男。辰の前で撮ってもらった。

こちらのドラゴンさんにも頭を垂れておく。

仙台から程近い、秋保(あきう)温泉へ。初見で読める人g以下略。関東で言う箱n以下略。

何やら良さげなホテルにチェックイン。

いずれ、滝を登って龍になるのだな。

温泉に入り、夕食はバイキング。品数豊富だし、その場でシェフがやってくれるやつも結構あった。

和洋中いろいろ持ち寄って、みんな喰らいまくる。お腹いっぱい。あとは数人が卓球に行ったくらいで、のんびりした夜を過ごし早めに就寝。

三日目の朝もバイキング、のち出発。大槌へ戻りつつ、こちら南三陸町が最後の視察先だ。道の駅は復興商店街のようになっており、雪の舞う極寒だが賑わっていた。

震災伝承施設なども併設されており、語り部さんに震災ガイドをしていただく。

左手に見えるのは、当時の防災対策庁舎。15メートル以上もの大津波が、屋上まで飲み込んだという。流された人もいれば、奇跡的に助かった人もいたそうだ。

こうした震災遺構。どこの被災地でも、残すか残さないかで意見が二分されてきたらしい。保存なら、見る人に伝えやすい・経済効果が生まれる等のメリットがある一方、維持費の問題・見るたびつらい気持ちになる遺族がいる等のデメリットもある。解体なら、その逆。

大槌の場合は、震災遺構を残さないという選択となったようだ。良いも悪いも、正解も不正解も無いのだろう。

遅めのお昼は、キラキラ冬のみかくセット。お腹ペコペコだし凍えまくったし、特別に旨く感じる。みんな同じような反応であった。

良い学びとなった二泊三日の行程を終え、大槌へと戻る。
そして一応、毎度のエクスキューズになるが、みんなで積み立てたお金を充ててるからね。公費じゃないからね。何なら、けっこう追加で払ってるからね。いちおう説明しとかないとね。

【いつまでも降る雪に 今はもう迷わない】
また雪に見舞われた沿岸。普通の軽トラでは、この程度で限界である。白い花と言えば聞こえは良いが、雪国の人にしてみれば、白い悪魔かもな。

【おおつちでシカ・ニクをつくる人】
協力隊の報告会、ラストとなる第四弾はMOMIJIチームだ。先月の第一弾「おおつちでモノ・コトをつくる人」と酷似したネーミングだが、偶然の一致だろう。来場者には、鹿のアバラ煮込みが配布された。旨い。

仕事の話やプライベートの話、消防団の話なども交えながら、軽快なトークショーであった。

終了後の打ち上げ、というか夕飯に、なぜか同席してしまった。どのお店も20時くらいには閉店する田舎エリアながら、お隣の釜石市には24時間営業の牛丼屋さんがある。チーズ牛丼一択ですわ。旨い。

【ダブルカモシカ】
鹿さんなら良かったけどねえ。

【innocent hunter】
ほぼ毎日、朝夕と出猟していたのだが。獲れたり獲れなかったり、獲れなかったり獲れなかったり。100m以上先で首を狙撃成功したと思ったら、目の前にいるのを外したり。下旬は特に上手くいかず、人知れず凹んで、膝を抱えて部屋の片隅、不安で震えていたよ。不機嫌そうに車を運転する僕を見かけても、見なかったことにしてくれよな。

【あとがき】
写真の枚数的には5分の3が消防団の話だったけど、活動報告と称して良いのだろうか。でも文字数的には4:6くらいで協力隊サイドが過半だし、そもそも消防団は地域活動だもんね。じゃあ良いよね。

★他の隊員の活動報告は、ちおこFacebook or ちおこ事務局noteから。各分野で、大槌町のために奮闘中★

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