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2023年4月 活動報告

※「有害鳥獣問題」の実態を伝えるべく、絶命した鳥獣の写真を複数、掲載している。顔や血肉の部分は極力、隠しているものの、苦手な方はご留意されたい。

【新工場おひろめ会】
新年度一発目はコチラ。ついに完成したMOMIJI新工場を、一般公開する。

それに先立ち、テープカットも行われた。

お祝いもたくさん届く。

お花きれいっすね。

【新年度初捕獲&初受け入れ】
自分の捕獲した鹿ちゃんが、新工場での受け入れ一頭目となった。新しい処理の流れに、まだ戸惑いのある我々、解体班。一つひとつ手順を確認しながら進めていく。徐々に慣れていかねばな。

【シフト制】
が導入された、Team解体の4名。早番・通常番・遅番が入れ替わっていく形だ。銃を発砲できるのは日の出から日没までなので、その間いつでも受け入れられるよう、誰かしら待機しているわけだね。

個人的には、平日に休みたい派。だから基本的に、土日は出勤するシフトになっている。他メンバーの希望とも合致してるし。休日はどこ行っても混んでるし。職場に人もおらず、静かに作業できるし。早番遅番ふたり体制だと、一人っきりの時間もできるし。ワシ向きじゃの。

【捕獲活動】
つまり早番の日は夕方、通常番・遅番の日は早朝、のどちらかしか出猟できないわけだ。捕獲は業務に含まれない、個人活動なのでね。

そして日の出はどんどん早くなり、ついに4時台に突入。すなわち捕獲に出る日は、起床も3時台になってきた。どんなに早寝を心がけたところで、絶対的に睡眠不足になる。早番で5時起きくらいの日の方が、よっぽどラクである。それでも眠いけど。
これから6月にかけて、まだまだお日さまは早起きになり、お空に留まる時間も長くなる。早番は更に早くなり、遅番は更に遅くなるわけだね。

【ハンターの集い】
が開かれた。新人ハンターさんが増えているので、狩猟時の注意事項など、改めて猟友会の方々から説明を賜る。

【風車】
高原にて。まだ回っていない。冬場は稼働しないんだっけか。雪で道が塞がれて、点検整備にも来られなくなるわけだしな。

【みぞれ】
写真には上手く捉えられなかったけど。4月上旬だが、めっちゃ寒かった。ちゃんと停車して撮ってるからな。

【わな鹿】
日曜の早番で、ひとり待機中。町内ハンターさんが捕獲したということで、回収に向かう。持ち帰って、ひとり解体。まだ慣れないから、効率が悪い。

【MOMIJIクオリティ】
という呼称が廃され、最高品質の鹿肉は「MOMIJIプレミアム」と称されることとなった。頭か首のみを狙撃・しっかり血抜き・一時間以内に工場搬入、などの厳しい条件を満たしたものだね。
そこに至らないものは「MOMIJIレギュラー」となり、加工肉やペットフード用などとして活用されていく。わな個体や、前述の条件を満たせなかったものだね。

一般のジビエ業者さんが供しているのは、ほとんどレギュラーレベルだと思われる。そこで差別化を図り、本当に旨い鹿肉を食べてもらおう、というのがプレミアムレベルである。
写真は、レギュラーレベルの中でもペット用の肉を、乾燥させてみた試作品。

【廃棄個体】
それでもレギュラーにも及ばない、食すことのできない鹿も出てきてしまう。内臓を撃ってしまったり、事故で死んでしまったものなどだね。それらもMOMIJIで受け入れ、一時保管・運搬処理するようになった。冷凍車を回しっぱなしにしてカチンコチンにしておき、何頭か溜まったら隣市の焼却施設へ。

5,6頭になったところで、社員Mくんと行ってみる。道中、昼休憩&買出しで駐車中。目立つと思ったけど、そうでも無いかな。いや、目立つかな。
オートマだし、けっこう快適にドライブできる。しかし車両重量的に、若い世代の免許だと運転できないようだね。おっさん世代の僕は、自動的に中型免許。そのままいけるわけだ。

【捕獲2】
かなり遠方で、一か八か撃ってみたら四くらい、すなわち背中に当ててしまった。レギュラーにはなるものの、中途半端なのは何ともだな。鹿にも申し訳ない気持ちだ。

【献血】
バスが大槌に来てくれるタイミングで、血を抜いてもらうのが慣例になってきた。ことし初。年度替わりは企業なども忙しく、集団で供給してもらえる機会が減るらしい。

溜まったポイントで、景品と交換することができる。けんけつちゃん、きゃわわ。

【銃検査】
銃を持ってる人は年に一度、警察による検査を受けなければならない。町ごとに一斉実施するから、数十人が一堂に会する。昨年同様かなり混雑し、待ち時間が長かったようだ。僕は最後の最後に行って、サクッと終了したぜ。

【捕獲3】
夕方に出猟。二度ほどチャンスを逃し、ダメだこりゃと思って帰ろうとした日没間際。立っててくれた子鹿ちゃん。時期的に、そろそろ一歳になるくらいか。

【山神桜】
という名称なのかは知らんが。山へ上がる途中、軽く挨拶していく場所。前日は気付かなかったから、ちょうどこの日に咲いたのだろう。

【日没後】
だし、後ろに何も無いとこだし、撃てません。さようなら。

【ふざけすぎた 季節のあとで】
4月下旬だが、山では軽く雪の日も。風は強いし、朝晩は冷えるっす。

【供養塔】
をご寄贈いただいたらしく、工場の横に設置された。

【ランチ】
シフト制なので、休憩時間も基本的にみんな異なる。それでもバタバタしてズレ込んだ時など、タイミングが合えば解体班で出かけることも。焼肉丼、旨い。

【リキッドフリーザー】
解体してパック詰めしたお肉は、コチラで急速冷凍できるようになった。品質を保ち、よりおいしく召し上がっていただけるわけだね。

マイナス30℃のアルコールに潜水させると、一瞬でカチコチに。色味が変わっちゃうけど、解凍するとまた元に戻る。

【食品衛生責任者 実務講習会】
食品に携わる者として、最低限必要な知識は身につけねばならない。福井時代、非営利カフェを始めるにあたって、食品衛生責任者は取得していた。ので、そういう人向けに、追加事項など改めて教えてくれる「実務講習」を受講。

この業種、何よりも怖いのが食中毒だろう。話の内容も、ほぼソレだった。気を付けないとね。

【伐木】
猟場としている山では、どんどん木が切り倒されている。写真の場所も、こないだまで鬱蒼とした森だったのだが。鹿の棲息状況も変わるし、作業員さんがいるなら撃っちゃダメだし、いろいろ影響は出てくるね。

【捕獲4】
三段ヅノだから三歳、ではなく、おじいちゃんジカだったのかな。ひょろひょろだし。

【捕獲5】
卯月も終わるぞという頃になって、ようやく連日の捕獲。昨シーズンに比べると、鹿ちゃんに出逢う率が激減してるのだが。ようやく、まともな出会いも増えつつあるか。
で、斜面の下の方から頑張って引き上げて、車に積み込んだ直後。自分の腰がゴリッと鳴った。Oh my gosh…再来か、コレは。ゴリッはヤバいだろ、ゴリッは。激痛こそ無いが、じわじわ燻っている感じが続く。大事には至らないでくれたまえよ。

【わーお、クマさん】
たっぷり寝て、いま春が来て君は、起き出してきたようだね。

【捕獲6】
最終日の夕方、バンビちゃんがいてくれた。気温15℃以上になると、氷で冷やしながら運搬する。この日はまだ涼しかったが、いちおう持って行ってたので、いちおう冷却した。という写真は、撮り忘れた。

【あとがき】
地域おこし協力隊も3年目に入ったが、MOMIJIとしては準社員という雇用形態になった、僕を含め5名の隊員。協力隊だけど社員の扱いで、でも賃金は総務省から出て、という何だか複雑な構造。しかし、それだけ色々と融通が利く制度ということでもある。
個人的に、本当は昨年度いっぱいで卒隊する予定だった。が、続けることとなった。何がどうなるか、分からんもんよね。

どうにも短く、あんまり面白くない活動報告になってしまったな。何だかバタバタし、朝から晩まで業務&捕獲活動で、睡眠負債も溜まり、余裕も無く、頭も回っていないから。ということにしておこうね。






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