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2022年12月 活動報告

※「有害鳥獣問題」の実態を伝えるべく、絶命したシカ等の写真を複数、掲載している。顔や血肉の部分は極力、隠しているものの、苦手な方はご留意されたい。

【巻き爪ジカ】
捕獲されてきたオス。一本だけ、こんなにカールしていた。いや、巻いてないか、反ってるのか。いや、爪じゃないか、蹄なのか。

【集合写真】
大槌町の協力隊員、全員が集う、月イチのミーティング。揃うのは唯一、このタイミング。だからみんなでシューティング。

全部で18人だっけ?もはや、正確な人数を把握している人はいない。いるか。

【Death Voice説明会】
世の中を騒がせている、同制度。個人事業主である我々には大いに関係してくる。ヘビメタで喉を痛めないよう、協力隊事務局さんが会を設けてくれたわけだ。

訂正:デスボイスではなく、インボイスでした。お詫びして訂正いたします

【読書】
ワタシはねえ、怖い話とか不思議な話というのが、子どもの頃から好きでねえ。といっても自分に霊感なんて全く無いし、まあ正直なところ、心霊現象とか信じてないんですけどねえ。でも、だからこそなのかなあ、なんだか好きなんですよねえ。
まあそれはいいんですけどね。ここ3年くらいかなあ、本を読むようになって、図書館にも通うようになった。読むスピードはものすごーく遅いし、日々やることも何気にあるもんで、月に一冊二冊が良いとこなんですけどね。
その時々、ちょっと気になったものを借りて、読んでみるんだ。五目読み、とでも言うんでしょうかねえ。図書館に置いてなければ、リクエストすると取り寄せてくれますしねえ。ありがたいですよ。受付のお姐さんとちょこっとお喋りするなんてのも、フッと気が和らいだりしますよねえ。
そんな感じで、小さな楽しみを持ってますよという。そんなお話しなんですよねえ。

【MOMIJI倉庫内整理】
文字通り、足の踏み場も無かったので。とりあえず不要で大きいものを断捨離・移動し、あとは端に寄せただけ感はあるものの。これだけでもスペースができれば、御の字である。新工場ができるまで、一時しのぎだ。

【棚卸し】
これまでは実施できていなかったのだが。精肉や加工品の在庫を、月イチでチェックすることになった。在庫管理も、社員Mくんが主担当でやってくれることになった。
それに伴い、内陸部の大型スーパーさんにも足を運んでみる。どんな感じで置いてもらっているのか、いちど見ておきたかったし。往復3時間、ドライブだ。

【ヤマドリ汁】
どなたかが獲り、どなたかが料理してくださったのをいただく。旨い。

【水抜き】
昨年に続き、このシーズンがやってきてしまった。解体小屋・事務所・屋外の水道と、凍結防止してから毎日、退勤せねばならない。沿岸部は風が強いということもあり、すぐ凍って破裂しがちなようだ。

【打上げ】
協力隊ジビエチーム5名で、先月やった報告会のお疲れさま会。いつもみんなお世話になっている、民泊のお母さんのとこにお邪魔する。品数豊富で、豪華で、旨い料理の数々。ありがたい。

報告会から日が経ってしまったこともあり、普通に宴という感じになった。僕以外のメンバーは、みんな20代。地味にジェネレーションギャップとか、違いを感じてしまうようになってきたぜ。おっさんだぜ。僕がいなければ、U-26くらいなんだろうからな。申し訳ないぜ。

【鶏絞め作業】
10月の薪まつりも主催した、NPO団体さん。鶏さんを飼っているのだが、時おり間引きというか、数を減らさねばならないとのこと。絞める作業をするということで、お声がけいただいた。網越しで、分かりづらいが。

地域おこし協力隊、数名が集まった。一人ずつ中にお邪魔し、一羽ずつ捕まえていく。ジビエチームからは、KくんTくんも参戦。さすがジビエメンバーはスムーズだと、お褒めいただいたぜ。網越しで、分かりづらいが。

かわいらしい卵も、いくつか転がっていた。

15羽ほど。ヒモで首や羽をくくり、木に吊るす。ここは少し自主規制。
鹿も鶏も、危険を察知すると啼き叫ぶ。そして命の灯が消えていく様を、見届けなければならない。胸が痛む、という言葉だけでは形容できない、何ともいえない感情になるね。

ナタで頭を落とす。瞬間は映さず、自主規制。

そして羽根を手で毟っていく。これが根気の要る細かい作業で、得意不得意が分かれるところ。だが、そこは前者な佐宗。一本いっぽん地道に抜いていき、綺麗な丸鶏になった。ハネムシリ選手権、優勝をいただいたぜ。

NPOのスタッフさんから捌き方を教わるものの、やはりシカとは勝手が違う。初めてイノシシに挑戦した時は、構造がシカとほぼ一緒だからスムーズにいけたのだが。とはいえ、ちっこい心臓など、形はみんな同じなんだなあと感心したり。

最後まで残って作業していた数人で、町内の飲食店さんへ。角煮定食、旨い。

一羽を丸々いただいたので、お肉は塩麹に漬け込んで数日、置いておくことに。後日、焼いたり鍋にしたりして食す。骨からは鶏ガラスープをつくってみることに。どちらも旨すぎたぜ。非常に良い経験をさせていただいたな。

【シカ遺骸処理】
月曜の朝、産廃運搬車には二頭のシカが載っていた。隣市のクリーンセンターまで走る。

午後にも、もう一頭が搬入されてくる。Clean Center, again. あの鹿さんをあなたにも見せたい。
まあ受付のお姐さんとちょこっとお喋りするなんてのも、フッと気が和らいだりするから、良いんですけどねえ。

【栞】
図書館でもらった。利用者さんの手づくりとのこと。使うから、何気にありがたい。

【SOLD OUT】
鹿たちも季節移動したようで、めっきり居なくなってしまった。すなわち、めっきり捕獲数も減ってしまった。つまり、めっきりお肉の在庫も無くなってしまった。公式オンラインショップでは、全商品が売り切れ状態。せっかく飲食店さんから注文を受けても、待ってもらって、獲れしだい順番に出すという感じ。夏場に獲り溜めておくようかね。

【ツノ】
鹿のような枝角はantler(アントラー)らしい。なんとまー。
牛のように枝が無いのはhorn(ホーン)らしい。ほーん。

【移住定住を支える 仕組みづくりをお話しする会】
先月は、協力隊ジビエチームによる報告会。今月は、移住定住チームだ。移住定住事務局で、3名が活動中。
われわれ他チームの面々は、お手伝い。受付とか配布とか。

あとは会場内の島に、スパイのように散らばる。ちょっとした話し合いタイムの、進行役とか書記役とか。我々の時と同様、大勢の方々にお集まりいただき、大盛況だった。

【山】
は雪。大槌は沿岸部なので、降雪・積雪は皆無といえるのだが。猟場にしている高原に上がると、普通に降り積もっている。まだ伐木作業をしている方々がいるので、新たなのぼりも掲げられていた。

寒いし、シカのシの字も無いし。春になるまで、ここはダメでしょうな。人間の知らないどこか山奥で、鹿パラダイスが築かれているのだろうか。

【鹿革キーホルダー製作】
に伴い、使用する金具をネット購入。したのだが、スキマに謎の木片みたいなのが挟まっていたため、地味に取り除く作業。
ウッドパッキンっていうのかな、緩衝材に直で包まれた状態で、海の向こうから運ばれてきたのかな。それで徐々に入り込んでしまったのかな。憶測だけどな。

【トリコロールキーホルダー】
先月、消防団の方のリクエストで製作した3色ver.を、もう少し大きくして、何個か作ってみた。シンプルとはいえ、商品のレパートリーが増えたので何より。

【デカオス】
せっかく出猟しても、いるのは大きいのだけ。MOMIJIクオリティ的には、捕獲しない。

警戒心ゼロどころか、マイナス。ぜんぜん逃げない。デカオスちゃんで良いなら、いくらでも獲れそうなのだが。重いし、回収は大変だけど。皮なんか硬いし、解体も大変だけど。

【スカル煮る】
一本ヅノだったり立派なツノだったりしたら、頭ごと残しておく。大鍋でグツグツすると、お肉がベロンと剥がれやすくなる。

ツノ単体の場合も、根元からノコでギコギコ切り取るので、少し肉が残る。こちらもペロン。

お鍋に入れたまま朝を迎えると、カチンコチンになっている。蛇足だが。いや、鹿足か。いや、鹿は足あるから良いのか。いや、何をつまらんこと言ってんだ。

【下水漕清掃】
何気にゴミがすぐ溜まる。汚れもこびり付くので、軽く掃除しておいた。こういう雑務は、気付いた時、余裕のある時にやっておく。

三つ編みキーホルダー
は、トリック編みという方法で作ることができる。編む本数が奇数なら可能というわけなので、

【五つ編みキーホルダー】
を作ってみたのだが。うーん、良く言えばキングサイズ。RPGの敵キャラだったら、経験値をたくさん貰えそうだけど。悪く言えば太っちょ。BMIが基準値を超えてるね。やっぱり三つ編みが無難なので、ダイエットしなさい。

【Blood donation】
あと血液検査もしてもらいなさい。
2月8月・今回で、今年は計3回。400ml全血献血の年間上限だ。こうして、たまに献血バスが来てくれるので助かる。田舎から献血ルームに行くってなると、丸一日かかるからさ。

やさしい世界をつくろうぜ。

【産業廃棄物処理】
などで内陸部へ行くと、普通に雪。近付くにつれ吹雪いてきて、路面も悪くなってきたりする。同じ県内でも、こんなに違うもんなのね。

【解体講習】
MOMIJIの解体士は現在、ドラゴン・社員Mくん・協力隊Kくんの3名。最近は、ほぼほぼMくんKくんがやってくれているのだが。そして先月くらいから、週2で研修に来ている方もいる。
ティーチングする立場の我々も、細かい部分で各人のやり方に差異があったりする。なので、MOMIJI代表のやり方をみんなで見ておこう。みたいな会。

【Chiffon cake】
その代表が誕生日ということで、お菓子作りの得意なジビエメンバーが、手づくりを差し入れてくれた。ご相伴にあずかる。旨い。

【解体所】
はユニットハウスみたいな感じなので、めっちゃ冷える。食肉を扱うわけだから、暖房を入れるわけにもいかないし。寒さと鹿肉、ダブルで相手にして闘わねばならない。

【上棟式&餅まき】
日曜日、みんなで出勤。MOMIJI新工場の建設が着々と進んでおり、骨組みが完成。すなわち棟上げとなり、

その段階まで来たら、上棟式を行う。というのが建築の慣例らしい。

そして餅をまく。これは最近だと、珍しくなってしまったようだが。



【i'm lovin' it】
世界的に展開しているチェーン店でも、大槌の近辺には進出してきていない。車で数十分の街にはあるようで、たまたま行くという方が、買ってきてくれた。旨い。
ちなみにこの店名、カナダ時代に現地の人に何度言っても、ぜんぜん伝わらなくて愕然としたことがある。Mにアクセントを置くものだと思ってたら、Dなのだそうだ。それだけで分からないってのも不思議なものだが、それが言語というものなのだろう。語尾は「ズ(d's)」になるしね。まあどうでもいい話かね。

【宝石箱や】
年末は、東京で暮らす妹の誕生日なので。隣市の名物だが、旨ければ何でも良いだろう。4種類の小分けパックみたいなのを送りつけておいた。写真のは自分用。海鮮のIT革命や。

【We're shipping venison from 6am on a working day】
日の出前から、社員Mくんと一緒に急きょ解体。急きょパック詰めし、急きょ納品で一人コチラへ。

気温のある日で、ずっと雨だったから助かったが。あちこちデコボコにはなっていた。

You know I, I'm gonna be yours tonight
いや、泊まるには絶妙に微妙な距離感なので、とんぼ返りだ。往復8時間、車内で流した音楽130曲、納品5分。まあ、たまにこんな仕事も良いだろう。長距離ドライバーさんの苦労を、少しは体感できたのでは。

【出猟】
そんな翌朝くらい休めば良いのに、シカを探しに出てみた。林道なんかの積雪は、融けずに地味に増えていくので、そのうち入れなくなってくる。のだったと思う、昨年は。

はいはい、デカいキミだけね。ていうか近すぎでしょ。警戒心のケの字くらい持っておきなさい。
分かってはいたけど、ムダ足だったな。こうなると、大人しく寝ておきゃ良かったと後悔する。先に立たず。

【Merry Christmas Mr. ×××××】
消防団の、我々が所属する部での支給チキン。昨年同様、毎年恒例なのだ。

もちろん支給ケーキも。家庭持ちも単身者も、同じ量。二日間は愉しめるね。
ちなみに支給と言っても、みんなで積み立てたお金から出てるけどね。いちおう説明しておくとね。

【大掃除】
年の瀬なので、あちこち綺麗にしておこう。業務用冷蔵庫やら、

解体所やら。僕が産廃処理で午前中いない間、中のモノを全て出してくれていた。

途中から参戦し、アワアワしてゴシゴシしてピカピカにする。
そしてMOMIJIの仕事納めより二日ほど早く、これをもって僕は年内営業終了。

【ドラゴンの年末年始休暇(前編)】
というわけで、ここからは業務と関係ない内容だ。てめえのプライベートなんぞ興味ねえのよという方は、ここでブラウザを閉じていただければ。

近年の年末は、第二の故郷である福井県を訪ねるパターンだったものの。皆さん忙しい時期だし、雪もすごいし。何も無い時に行こうかなということで、今回は実家の東京を目指す。いつも下道だったが、今回は上の道で。

Hachioji Hachioji what what
運転時間だけなら、通算7時間半くらいで着けちゃう。

電車で新宿へ向かう。高校の同級生メンバーで、忘年会があったのだ。これに間に合わせるため、高速道路で来たのだね。

何やかんや2年ぶりくらいだったと思うが、みんな見た目は全く変わっていない。僕が一番、髪とか服とか変化してるかもな。しかし話題は、子ども・ローン・健康などが大半を占めるようになってきた。我々も、おっさんになってきましたな。

こちらは、実家の最寄り駅。あとは特に面白いネタも無く、のんびりと年末を過ごす。
Happy New DEER






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