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2023年5月 活動報告

※「有害鳥獣問題」の実態を伝えるべく、絶命した鳥獣の写真を複数、掲載している。顔や血肉の部分は極力、隠しているものの、苦手な方はご留意されたい。

【解体班ランチ】
から始まった皐月。町内飲食店にて、ミックスフライ定食。旨い。
30代になると、脂っこいのがキツくなるから。と、かつて人生のセンパイたちに言われてきたけど。自分が言う立場になってしまったな。恐ろしや。カキフライが二つあったから、一つは20代の同僚におすそ分けしたぜ。
ていうか、じゃあ何で頼んだんや。だって美味しそうだったんだものしょうがないじゃない。

【チョレイ・シュレイ・ゲツレイ】
を、新年度から行うことになっている。朝礼は毎朝10~20分くらい、週礼は週イチ1時間くらい、月礼は月イチ2時間くらい。その他、捕獲体制やら在庫管理システムやら何やらに関する打合せなど随時。ミーティングが頻繁にあるね。

【ゴミ積み込み】
鹿の解体時に出てしまう産業廃棄物は、冷凍保管しておく。一ヶ月ぶん溜まって、業務用冷凍庫もいっぱい。産廃業者さんのところへ持って行くべく、冷凍車に積み込みをする。女性陣も含め、みんなで作業してくれた。汚れるし臭うし腰に悪いし、地味に大変な仕事である。まあ、現場の苦労を少しでも知っていただける機会でもある。

【金色週間】
カレンダーの赤い日に勤務したい派とか言っておきながら、シフトを調整して連休を取らせてもらい、東京は八王子市へ帰省。
同市内の祖父母宅に、ちょうど両親が訪問中とのこと。僕もまずは、そちらに顔を出す。父は庭木の手入れを頼まれており、母は祖母と買い物へ。僕も、散らばった草枝をかき集めるなどのお手伝い。

そして実家へ。この時期は例年、立派な五月人形が飾られる。桃の節句の頃は、妹の雛人形も。手間だろうに、ちゃんとしてくれてるのがありがたいね。ちなみに右下の写真は、幼き日の弟である。

日が変わり、電車に乗って移動。連休中だというのに、ぜんぜん人がいなかった。みんな遠出でもしてるのかい。

こちらは大勢の人。東京都下の、自由にバーベキューできる公園。

友人が朝イチで場所を確保してくれ、高校メンバーで集う。このイベントのために帰省してきた、と言って過言では無い。
例年、GWのBBQはSASO家のNIWAで行う慣例だったのだが。このご時世になってからは実施できておらず、いい加減やりたいよねと。でもまだ万全とは言えない状況なので、趣向を変えてみたわけだ。

みんな住む場所や生活スタイルが変わっても、海・忘年会・スノボなど、何やかんや集まる機会をつくってきた。このご時世になってからは下火になっていたが、中火くらいになっていくと良いね。炭火焼きだけにね。

【捕獲】
大槌に戻り、山へ。雨の暮れ方に立っててくれたオス。まっすぐ伸びているはずのツノは、潰れたような形になっていた。成長過程で、強かにぶつけてしまったりしたのだろうか。

【解体班ランチ2】
町内飲食店にて、チャーシュー丼。旨い。

【天然の天ぷら】
ではなく、枝葉が凍り付いていた。5月に入ってなお、めっちゃ冷え込んだのだ。雨氷ってやつかな。うひょー。

山じゅう、こんなんだった。重みが凄いようで、道路にしな垂れてきてるのをかき分けながら進む。倒木も散見された。

【解体班ランチ3】
町内飲食店にて、冷しゃぶ定食。旨い。

【日の出前ジカ】
車道沿い、民家の近くには、こんなにいたりするんだけどね。撃てないから、残念ながらスルーだね。

【解体班ランチ4】
町内飲食店にて、チャーハン。旨い。

【暑】
いぞ、夏か。雨氷からの寒暖差がヤバすぎないか。うhy以下略

【射撃大会】
毎年、猟友会によって催されている。二週にわたって別々の射撃場で行われ、どちらかに出れば良い。これまでは先発の方に参加していたが、今回は初めて後発組へ。隣市にあるので便利。
ウデを競うわけではなく、年2回くらいの練習が努力義務とされているのだね。田舎なら頻繁に出猟するが、街の人とかだと、全く銃を使わないことにもなりかねないし。取り扱いに、慣れておく必要がある。クレー射撃と、

ライフル射撃だね。

実猟を想定し、片膝を立てた「膝撃ち」で10発。的まで50mの距離で、全て15cmくらいの範囲に収まっているから、まあ悪くないのでは。ヘッドショット・ネックショットには申し分ないはず。なのに鹿ちゃんに向けて撃つと外れるのは、なんでなん。ねえ、なんでなん。
ちなみに肩への反動がものすごいので、めっちゃ痛む。

【その帰り、一緒に行ってた方とランチ】
味噌ラーメン・餃子・ミニラム丼。旨い。

【解体班ランチ5】
町内飲食店にて、ジビエブラック(イカスミ)カレー。旨い。MOMIJIのモモ肉を使ってくださっているぞ。

【わな】
新工場・新体制になり、業務規模は拡大する。鹿の捕獲数も数倍に増やさねばならないわけだが、現状は全然足りていない。これじゃ会社が潰れちゃうぜということで、わな捕獲を頑張ろうということになった。
ただし捕獲に関しては個人の活動であり、業務としては認められない。みんな自分の時間を削ってくれているわけだ。

何ヶ所か設置。わなの場合、ストレスや打ち身などの影響で、肉質はレギュラーレベルとなってしまう。基本的に加工用・ペット用になるが、獲れないより良いだろうということだね。

個人的には、アニマルウェルフェア(動物福祉)的に、わな猟そのものに懐疑的ではある。毎日の見回りが課されているとはいえ、捕まったシカは数時間・十数時間もの間、恐怖に怯えながら暴れ回るわけだ。ワイヤーでくくられた脚は、骨が見えるまでになっていたり、ちぎれてアキレス腱だけで繋がってたり足を残して逃げたりするし。
解体してると、ストレスが物凄いのだなというのも分かる。あちこちぶつけて赤黒くなってるし、黄色いドゥルドゥルした液体が生成されてるし、肉質は宜しくないし。
もちろん、家や畑の周りで捕獲するのに必要だし、銃だけで個体数を減らすのは難しいし、といった実情も分かってはいるがね。海外では、わな猟が禁止されている国もあるらしい。日本には日本の事情があるわけだが、悩みは尽きないね。

【水遊びジカ】
夕方、川にいた。

【夜間練習】
平日は毎晩、消防団活動となる。昨年も、この時期から始まったのだ。6月には消防演習というのがあるので、それに向けてポンプ車操法などのプラクティス。前回は我々の部が担当だったけど、今回は別の部の方々がやる。僕らは補助。

去年は操法大会もあり出場したが、隔年実施らしいので今年はナシ。まあ僕は選手とか、二度とやらんけどな。散々めちゃくちゃ真面目に練習したにもかかわらず、結果が酷すぎる有様だったからな。それなりにトラシカ、いやトラウマなのでな。

【Why don't you run? I see you don't, Have any gun】
いや持ってたけど、猟期じゃないから撃てないし。そもそもクマ獲りは興味ないし。森へお帰り。ねえ、いい子だから。

【鹿カレー】
とあるイベントで提供したのが余ったということで、ご相伴にあずかる。旨い。

【解体班ランチ6】
隣市の飲食店にて、ラーメン餃子チャーハンセット。旨い。今月は外食ランチが多かったな。

【シフト制】
を解体班4名で回している。今月は、
早番:5時-14時 通常番:9時-18時 遅番:11時-20時
という感じの勤務。6月にかけて、どんどん日が長くなってるからね。銃による捕獲が可能な日の出~日没、の各一時間後くらいの時間帯をカバーしているわけだ。

【捕獲2】
ぜんぜん出猟できてなかったり、ぜんぜん鹿ちゃんいなかったり、ぜんぜん撃っても当たらなかったり、ぜんぜん気力も無かったりして、ぜんぜん獲れてなかったが、ようやく。ぜんぜん気温が高くなってきたので、ぜんぜん氷で冷やしながら運搬する。ぜんぜんの使い方が、ぜんぜん違うって?ぜんぜん気にすんな。

【解体】
早番なら、朝イチで1,2頭くらい受け入れて一次処理(皮剥ぎ・内臓摘出)。大体ハンターさんは、朝イチで猟に行くことが多いからね。通常番でも、わな捕獲で1頭あったり。遅番も、日没前に獲れた持ち込みが1頭くらい。日によっては、何頭も同時に来ちゃうこともある。一人で連続3頭とかやらなきゃいけない時は、発狂しそうになるぜ。めっちゃ血を浴びるし、臭いもキツいし、ダニは体や服に付いて這い回るし、急がなきゃいけないし、疲れるしな。

それ以外の日中は、冷蔵庫で熟成されている鹿を一人あたり1,2頭ほど二次処理(精肉)。その他、肉の加工作業やら発送作業やら来客対応やら清掃やらPC作業やら産廃処理やら棚卸しやらミーティングやら雑務やらやら。解体班の守備範囲は非常に広く、忙しいのだ。

※写真は皮剥ぎ室。この後、そこの逆三角木馬みたいなのに載せて作業する

【あとがき】
1年目・2年目と比較して、ネタが極端に少なくなったな。新年度から新体制になり、業務内容も単調な感じになったし、もろもろ余裕も無かったしな。まあ文章量も減って、読みやすくなったんじゃないかな。






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