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2023年6月 活動報告

※「有害鳥獣問題」の実態を伝えるべく、絶命した鳥獣の写真を複数、掲載している。顔や血肉の部分は隠しているものの、苦手な方はご留意されたい。

【日の出前ジカ】
うーん、おいしそうなんだけどね。発砲できる時間外だし、道路脇だし、スルーするしかないんだし。

うーん以下同文。

【下水漕清掃】
鹿を解体してると、どうしても毛だの血だの糞だの、流れて行ってしまう。定期的にゴミ受けをチェックして取り出さないと、溢れて汚れて悪臭がして虫が湧いてしまうぜ。

【ウシさん】
猟場となる高原では、放牧が始まったようだ。近くで銃を鳴らすと、ビックリしてストレスになって、お乳が出なくなったりすることもあるらしい。ハンターの皆さんは、気を付けねばならない。

【子鹿ちゃん】
鹿の出産時期は5~7月。つまり今ごろ、生まれて間もない姿を見ることができるわけだ。山の方では、けっこう出会うようになってきた。だいたい親子だけど、単独でいるコも。はぐれちゃったのかな。

ちっこくてカワイイ。まだ警戒心というものを学校で習ってないのだろう、じーっとこちらを見つめてる。近付くと、トコトコ歩いて離れてく。さすがにMOMIJI的にも自分的にも、捕獲しないよ。

【消防団】
平日毎晩の練習も大詰めだ。こちらは機械器具点検。消防ポンプ車の各機能に異常が無いかチェックする。僕も昨年同様、2番員を担当。

土曜日は前日練習、良い天気。

【消防演習】
日曜日は本番、良くない天気。誰だ、日頃の行いが悪いのは。
消防署前の車道を通行止めにし、団員・婦人協力隊員・ポンプ車が整列する。

鼓笛隊の演奏に合わせて行進。エレクトリカルならぬ、ブラスインストゥルメンタルパレード。町民の方々も、雨の中を見に来ている。
右・左・右・左…ザッ、ザッ、ザッ。「統監に~、頭(カシラ)~、右っ!」の号令に合わせ、演壇に立つ町長に、顔だけ向けながら歩き続ける。なんか北の国っぽい。知らんけど。

署に並び、訓示・各種点検・新入団員辞令交付などが割と長めに行われ、

ポンプ車操法・消火器による消火実演なども披露される。

片や、裏手の川では何やら準備中。

この町の平和は、オレたちが守る…っ!協力隊KくんTくんと一緒に。

カラフルな一斉放水でフィナーレ。一番の見せ場ということもあり、橋の上では多くの人が観賞していた。雨が降ったりやんだりだし、水ビチャビチャ浴びるし、みんなズブ濡れっす。

その後はもちろん懇親会。分団の3つの部で合同開催なので、30~40名ほどとなった。豪勢なお昼ごはんをいただき、

その後はもちろん二次会。我々の部だけで、おなじみスナックへ。皆さん酒豪なので、たらふく飲み、お喋りとカラオケで盛り上がる。次の日みんな仕事だから、さすがに日付が変わる前に健全解散であった。

【街ジカ】
隊員みんなお世話になっている、民泊の女将さんからお電話。家の前に鹿が5頭いて、ぜんぜん逃げないから見に来て。とのこと。これが大槌の日常なのですな。

【解体班ランチ】
町内飲食店にて、つけ麺。旨い。

【浜辺ジカ】
ビューティフルウェーブちゃんじゃん。と思ったら、オスやんかキミ。

【捕獲しないウィーク】
前述のように、鹿ちゃん誕生月間。親を連れて行ってしまうと、子も生きられない。絶滅させたいわけでは無いし、適正数は残しておかねばならない。そんなわけなので、MOMIJIメンバーは隔週で自粛することになった。

なぜか育て始めたコスモスでも、眺めていよう。三週間で、こんなに大きくなったぞ。奪う命と、育む命。

【捕獲するウィーク】
通常番が終わり、日没まで数十分。軽く見に行った沢に、いてくれた。先述の事情のように、親子でいる場合なんかは撃たないけどな。

【ダブルジカ】
別の日は、オスを捕獲した帰りがけ、もう一頭。僕の車に2頭も載せると、もういっぱいだ。夏場は、シカ冷却用の氷を入れる、クーラーボックスも積むからね。

【小ケガ】
解体中、包丁でスパッといってしまった。しかも指三本まとめて。割とどうでもいいところでというか、ちょっと油断した時にやってしまうんだよね。地味に痛いし、日常生活が不便になる。
解体班みんな、常に様々な危険と隣り合わせ。どこかしら傷を作りながらも、頑張ってくれている。

【ぬ?】
なんか黒いモノがあるなと思ったら。

クマさんやんか。町内では毎日、クマが出没しました、って行政無線が流れてるしな。

【ぬう】
道の上だし、コジカちゃんだし、撃てないし。

【バンビパラダイス】
いや、パラダイスバンビ。ようこそここへ、遊ぼうよ。遊びたいけど、行かなくちゃ。また今度な。

【日没ジカ】
仔鹿ばっかで、今日はダメだったな。と思ってると、終了間際に立ってくれてたりする。このコは警戒心も薄く、座ってたけど。ありがとう。

【脱走ウシ】
モー、どいてくれます?牧場の脇では時折、牛さんが道路でお散歩してる。有刺鉄線は張り巡らされているものの、どうしてか出てきてしまうようだ。そのうち、勝手に戻ってくらしいけど。

【群れジカ】
遠めに7頭、もぐもぐタイム。デカオス3頭・バンビ2頭は対象外。残り2頭が、ちょうど良さそう。じっくり頃合いを見計らって発砲したところ、1才の首を弾が掠め、

4才の肩口に被弾。撃っても当たらない日があれば、こうして一弾二鹿の日もある。MOMIJI的に、後者はレギュラーレベルになってしまうが。頭か首を狙撃したもののみ、プレミアム認定だ。

【ダブルバンビ】
たぶん。遠いから確信は持てないけど、だったら撃たないのが無難。協力して、たくましく生きてくれよ。

【逢魔が時ジカ】
日没コールド間際、またも立っててくれた1才オス。だが荷台に積もうとした際、やってしまった。バランスを崩し、前のめりに転落。坂道で傾斜になってたし、雨で濡れてたし、トロ舟(シカを載せるやつ)がずり落ちたのだ。

アスファルトに、両手と右ヒザを強打してしまった。受け身が取れれば良かったんだけど、こういうとこで運動神経の悪さが出てしまうんだよな。子どもの頃、体育の時間が苦痛でしかなかったタイプだからな。でもそんな人間がハンターとかやってるんだから、笑えるというか、分からんもんだよな。
ちなみに、個人種目なら好きなんだけどな。走ったり(短距離)、泳いだり、筋トレしたりな。踊ったりもしてみたいけどな。パルクールでもやったら、こんなケガしなくなるかな。むしろ重傷を負うかな。どうでもいいな。

【中ケガ】
で、それだけならまだ良かったのだが。翌日の解体中、まな板が滑って落ちてヒザを直撃し、追い討ちをかけてしまった。止めを刺したと言っても良い。ジンジンするし腫れてるし、曲げられないほど痛いし、びっこを引くような状態。
念のため病院に行ってレントゲンも撮ってもらったが、ヤバいやつでは無さそう。大ケガじゃなくて何よりだ。鎮痛消炎剤を塗りながら、おじいちゃんみたいな歩き方しながら、自然治癒を待とう。

【解体班ランチ with MOMIJI美女】
町内飲食店にて、焼きカレー。旨い。解体士Mくんと行こうとしたところ、協力隊HちゃんAちゃんも加わってくれてランチデート。3倍増しで旨いぜ。

【笹の葉サラサラ】
隣市のショッピングモールにて。今年も半分が終わり、もうそんな季節か。個人的には、写真のコレが一番おもしろかったな。同じのがもう一枚、なぜか隣にもあるし。
「もったいないよ?七夕のお願いで、東京まで行けるよ?」
『確かに…アナタ、高い教育受けてますねえ』

短冊がラスイチだったから、僕は遠慮しといた。そこに書かれる、誰かの願いが叶いますように。みんなの願いは、同時には叶わないしな。

【38度の とろけそうな日】
どうせならあと1度、頑張って欲しかったぞ。まあWednesdayだったしな。
実際は31℃くらいだったろうけどね。それでもちょっと屋外作業したら、苛立つ汗を拭うような暑さではあった。

【あとがき】
本当は昨年度いっぱいで卒隊する予定だった、と4月の報告で記した。いったん保留し、MOMIJI新体制でやってみて、三ヶ月が経ったわけだが。けっきょく今月をもって、離れることとなった。
理由としては、様々な事情が絡み合っているし、語りきれないし、上手く伝わらないので割愛する。僕としても諸々、悩み・苦しみ・藻掻いた2年3ヶ月間。こうするのが自分のためであり、MOMIJIのためでもあるという決断だ。タイミング的にも、ここがベストだったろうと思う。

みんなから、お花をいただいて最終日を終えた。決してケンカ別れではないし、マイナスな離脱ではない。むしろ、楽しいメンバーと仕事できなくなるのは寂しいのだが。
しかし良いことも失敗も色々と経験して学び、新しいステージに進んで行くというのは、何やかんや面白いもんである。もともと劣等生だし社会不適合者だから、人より歩みが遅いのだよ。

来月からは、いったんフリーのハンターとして、捕獲を頑張る形になるかな。しっかりヒザを治してからな。活動報告も継続になるとは思われる。内容は、かなり薄くなるかもだけど。
全ては、なるようにシカならないのだ。鹿だけに。






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