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#124 相棒SP『ピエロ』(2012)-「相棒」史上最高傑作

tv asahi 紹介文

刑事部長に命じられ、神戸尊(及川光博)が開演直前のオペラハウスに証拠品の返却に一人で向かうと、ロビーで子供たちを引き連れたピエロ(斎藤工)にぶつかる。不審に思い、子供たちが乗り込んだ送迎バスへと向かうと車内にいた男が少女(大橋のぞみ)に拳銃を突きつけ「あなたも一緒にきてもらいましょう」と尊を強引にバスに引き込み、尊は子供たちととともに誘拐されてしまう。尊と連絡がつかないことを不審に思った右京(水谷豊)は独自に捜査を開始。現場に残されたわずかな証拠や防犯カメラの映像から尊や子供たちが何かしらの事件に巻き込まれたと推理。本部に連絡し、警視庁のみならず警察庁をも巻き込む一大事件捜査へと発展する。7人の子供たちと尊を誘拐した犯人グループの狙いとは?尊や子供たちを匿う犯人グループと右京の長い長い駆け引きが始まる。その果てに見えてきた真実とは?

SEKAI NO OWARIなみ

ピエロが出てくるだけでおぞましい

犯罪ドラマで犯人がかぶる衣装と言えば、ピエロかサンタ。このドラマでは究極の知能犯・速水智也役として、斎藤工がピエロ役を務めます。この速水と右京さん(水谷豊)の知恵比べ、時限爆弾を仕掛けられた密室から子どもたちを引き連れて脱出する神戸尊(及川光博)、ラストの対決シーンなど、メリハリが効いており、あっという間の2時間30分でした。ネットの人気投票でも「第1位」だったようです。

相棒(バディ)の変遷

初代相棒の寺脇康文さんは人情派で、人気があり、第5代として復活されました。シーズン7の途中のテロ事件を契機にドラマから退場されたため、残り5話程度は相棒なしという異常事態になりました。でも、伊丹刑事(川原和久)、芹沢刑事(山中崇司)、鑑識の米沢さん(六角精児)らが上手に絡んでおられ、私はあの「相棒抜き」の空気感が好きでした。

結局、寺脇頼みなのか…

2代目の相棒・神戸尊を務めたのが及川光博さん。右京さんを監視するという特殊な使命を担っていましたが、事件の解決に絡むことが多く、ドラマの展開にリズムとテンポをもたらしていました。

神戸シリーズがいちばん好きかも

3代目の相棒・甲斐亨を務めたのが成宮寛貴さん。最後、哀しいお別れになりましたが、キャリアが浅く、すぐカッとなるあたり、ベテラン右京さんとのコントラストが映えていました。

相方としては成宮さんがサイコーだったかも

4代目の相棒・冠城亘を演じたのが反町隆史さん。GTOやビーチボーズのチャラいイメージが強かったのですが、相棒では静かでした。事件の解決にはほとんど絡んでいなかったように思うのですが、相棒としては史上最長期間務められていますので、右京さんにとって不可欠な存在だったのでしょう。

このドラマを機に再ブレイク中!

かつての元日SPは名作ぞろい

以前、このnoteで取り上げた「アリス」「ピエロ」「バベルの塔」など名作ぞろいですが、何となく、神戸尊、甲斐亨の出演回に集中しているような気がします。やっぱり、このふたりが好きだな。



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