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#123 リーガルハイ(2012)-ネットでの動画配信を痛烈にモトム

Wikipedia 紹介文

訴訟で一度も負けたことがない堺雅人演じる敏腕弁護士・古美門研介(こみかど けんすけ)と、新垣結衣演じる真面目で正義感の強い新米弁護士・黛真知子(まゆずみ まちこ)の2人が繰り広げるコメディタッチの法廷ドラマで、2019年には韓国でリメイクされた。

ドラマは視聴者のためのもの

シーズン2は何とか検索できるのですが、シーズン1のサイトはほとんどなく、韓国でのリメイク版のサイトが目立ちます。こんなに面白いドラマがなぜ配信されないのかについて、ネットで述べられている所見を紹介します。

 ・レギュラーの田口淳之介さんが違法薬物の使用で逮捕された。
 ・旧ジャニーズ事務所の肖像権に対する制約が厳しい。
 ・堺雅人さんが所属事務所の対処を巡ってトラブった。
 ・SP版に出演した東出さんが不倫騒動で揉めた。

スポンサーへの配慮はあるでしょうが、面白いドラマが配信されないのは残念です。ネット全盛のこの時代にあって、レンタルショップで借りることが前提になるなんて、不適切にもほどがあると思います。

古美門弁護士といえば長尺弁護

見せ場はラストの裁判シーン。人格的にやや偏った側面を持ち、絶対負けないことを是としながらも、最後は人情味も加味して、恐るべき高いレベルの滑舌で5分以上もの間しゃべり続けて、相手弁護士を論破する古美門弁護士(堺雅人)の演技力の高さに圧倒されました。毎回、どうやって難局を切り抜けるのか、本当に楽しみでした。

お馴染みのポーズ

相性抜群、黛真知子先生

古美門(堺雅人)の相棒・新米弁護士の黛先生を演じたのが新垣結衣さん。自己肯定感が弱く、古美門からの無理難題に押しつぶされそうになりながらも、誠実に対応し、難局を打開するかと思えば、時として古美門と敵対したり、くっつきそうでくっつかない役柄はこのドラマのキーパーソンであり、新垣結衣さんでないと無理だったように思います。2012年に放映されたドラマですが、1年前の「全開ガール」のイメージとは全く違っていました。

まさに全盛期

天才脚本家・古沢良太の代表作

シリアスもコメディも何でもありの天才です。代表作に「(全盛期の)相棒(の数話)」「ゴンゾウ」「外事警察」などがあります。どれも恐ろしく見応えがあります。最近では「コンフィデンスマンJP」や「どうする家康」で有名ですが、「狙い過ぎ」の感が漂っているため、私自身は「リーガルハイ」が最後の名作だと思っています。

シンプルイズベスト


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