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『プリズム』参加者レポート(11)

レポート作成者:幸村希美 さん

ほぼ全員が初めましての方で緊張感がありつつも、まったく気負わずに考え、実践できる場でした。 長谷川さんの「演技中の自分の失敗を相手に謝らないように」という言葉が印象的でした。グループに分かれて台本を扱うワークがあったのですが、複数人でお芝居をすると、どうしても自分のミスを気にして謝ってしまいがちだと思います。(長谷川さんからそのお話を聞く前に、ちょうど私は一緒にやった方に自分のミスを謝罪していました) せっかくの話し合いでみんなが謝り合うのではなく、良かった点を話し合うことで、次へのモチベーションに繋がり、また違うことに挑戦しやすくなったと思います。 当の台本を扱ったワークでは、2回本読みをしただけで、以降は台本を外し、実際に演じるところまで行いました。 これが本当におもしろかったです。 もちろんセリフは覚えていないし、流れもなんとなくしか把握していないので、終始不安がつきまといます。ですが、しっかりコミュニケーションを取っている実感が持てました。話の展開を覚えていないからこそ、相手の発言に興味を持って聞けますし、自分の発言を相手に伝えようとする意思を強く持てた気がします。本物の会話でした。 また、参加者の方々の個性がよく見えたようにも思えます。台本の大元の流れは押さえているので、元々の登場人物の性格は維持されていますが、語尾や仕草にその人らしさが感じられました。台本の流れだけを守って演技してみると、役と自分を無理なく共存させられるのかもしれません。これは今後も実践していきたい手法だと思いました。 ワークショップ全体を通して、穏やかで楽しい時間でした。とにかく雰囲気が良かったです! 次回以降も参加したいですし、周囲にもすすめたいと思いました。

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