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『プリズム』参加者レポート①

レポート作成者:匿名

①ワークショップの形態について

様々なバックグラウンドを持つ人が集まるのがワークショップの良さだなとは常々思っているのですが、今回のWSは、私が普段出会わないような年代の方や、バックグラウンドの方が多くいてとても面白かったです。

また『界隈』という界隈を作って、コミュニティを作っていくというのもとても素敵な取り組みだなと思いました。

そして、主催の方々があったら嬉しいWSということで、やっぱりその辺の思いがすごく感じられるWSだったなと思います。集まってくる人もいい感じにゆるくていい感じにみんな『芝居をやりたい』を持ってる。

募集の際の文章に惹かれてやってきた私ですが、その時に感じた感覚『なんかよさそう』が間違っていなかったです。ものすごくいい場所だなと思いました。

②今回のWSについて
エンニュイ 長谷川さんのWSは初受講でしたが非常に楽しかったです。
漫才の形での自己紹介はとても新鮮でしたし緊張しました。
『笑わせる』ための漫才ではなく、フォーマットとして漫才を使うという感じ。
演劇と違って前を向いている分、前にいる人たちを意識することになり、いつもよりもいろんなところにアンテナを張らねばならず緊張感もありました。

そして台本を5人1組で取り組みましたが、その量なんと15ページ!
そして2回読み合わせをしてそして3回目からは台本を外すという…
とても正気とは思えない(言い過ぎ、そこまでは思ってない)段階で最後まで通す!という初めての体験でした。

1回目の通しは当たり前ですがセリフが全て入るわけではなく、ほぼほぼ骨子だけを頼りに最後まで持っていく、という形になりました。
『セリフを覚えなきゃいけない』から解放され、セリフに囚われずに、いつも見れないような世界、感覚を感じました。非常に自由でありながらも、役やセリフからは離れない(この人はこんな行動はしないだろうのような感覚がある)、みたいな感じです。
それでいて自由だからこそ生まれる、刺激や表現があり、ただ台本を読んでいるだけでは見られない景色を見たように思います。

2回目の通しでは先ほどよりセリフが入っているぶん、役との距離が縮まったように感じました。1回目よりはセリフを話せるようになったことで、その役のその場所での役割や立ち位置が明確になったからかなと思います。
セリフの大切さを、今までよりもより感じました。
セリフがあることで登場人物はより輪郭がはっきりするし、脚本も色づく。
1回目は奇抜に目立つ色で塗られていたという感覚でそれはそれで素敵なものでしたが、2回目は色が統一されて、その台本が持つ本来の面白さが際立つというか…
台本、芝居の面白さを改めて感じられた1日でした。

次回のワークショップも非常に楽しみです!


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