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面接の準備は必要か?(前編)

まず面接当日の話をする前に、最低限必要な準備の話をしましょう。
そして、この題名の答えは、「YES」です。

ただし、間違った準備に時間を費やしてはいけません。

よくある面接ノウハウ本にあるような、
・よくある質問を知っておく、その答えを用意しておく
・面接官に好印象を与えられるような所作の練習
・自分らしさアピールの練習

などは最優先事項ではないのです。
もちろん上記も大切ではありますが、準備には、絶対抑えるべきポイントがあるのです。そして、面接が得意になってくると、それらのポイントしか、むしろ準備しなくてよくなります。

そのポイントとは、

・相手が何を求めているのかを知る
・必ず何か印象に残るキーを作る

の2つです。
この前編では、まず1つ目のポイントについてお話ししていきましょう。

相手が何を求めているのか知る

面接に挑む時、人はかならず、”自分を良く魅せよう”、”自己PRで何をアピールしよう”、”この実績は、絶対話さないと”などと、どうしても自分が相手に何を伝えるのかの準備に追われてしまうと思います。

しかし、これは大きな間違いです。

あなたは面接で、相手から選ばれる、または合否の判断を受けに行くのです。つまりは、相手にはある程度の基準や理想があり、その目的に合っている人なのかどうか、あなたを判断したいのです。つまりは、

「まずは、敵を知る」
ことが大事なのです。

だからこそ、面接の場所で決して好き勝手、自分のやってきたことを話してはいけません。

では、どうやって敵を知るのか?受験面接であれば、学校の理念や特徴、その学校の生徒の理想の人物像などを徹底的に調べます。就職面接であっても同じです。企業の理念求めている人物像、その企業が今、現在力を入れていること、などを調査します。

そして、印象に残った言葉や、好きなフレーズがあればメモしておきます

その言葉やフレーズを、今度は、上手く自分の経験や言いたいことと、リンクさせていくのです。

▼実践イメージ
例:
■求めている人物像
変化に柔軟で楽しみを持ち、周りを巻き込んでいくことができる人
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上記の情報を活かして
質問:学生時代に最も力を入れたことで辛かったこととは?

→チアリーディング部の活動に4年間、熱中していました。〜中略〜そこで、突然コーチの指導方針が変わった際、チーム内で大きなズレが生じました。しかし、その時、私は今までの練習メニューの見直しを提案し、新しいコーチと方向性を再確認しました。この新たな取り組みによって結果的にチームも一新され、より団結力が高まりました
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上記は、ほんの一例ですが、要は求めている人物像に合うエピソードを、自分の経験から見つけ出し、言い換えるのです。ここで重要なのは、さりげなく言い換えるのです。

例に沿って分析していくと、下記のような言葉にそれぞれ言い換えています。
・変化に柔軟で 
→ 突然コーチの指導方針が変わった際、私は今までの練習メニューの見直しを提案し

・周りを巻き込んでいく 

→この新たな取り組みによって、結果的にチームも一新され、より団結力が高まりました。

ポイントは、さりげなくです。笑

あまりにも、明らかに企業の使用している言葉を使うと、どうしても狙ってる感が否めないので(笑)似たような言葉で言い換えるのです。これは、世界的に認めらている英語運用能力試験のIELTSの面接でも、良く使用されるパラフレーズという方法でもあります。

この方法を、利用することによって、「相手に自分たちを理解している」、「自分たちの理念や理想と合っている」と思わせることができます。

こうやって、どんな質問をされても、常に相手の求めている人物像を思い浮かべ、答えていきます。しかし、決してそれがオリジナリティーであることは、忘れないでください。

この話は、後編の2つ目のポイントにも関連してきますので、ひとまず簡単な前編のお話でした。


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