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ロゴ製作の時に知っておくべきだったこと

こんにちは。ドリーム・アーツのデザイナーチームです。
今回は、社内発信用のロゴを制作した時の話をつらつらと語りたいと思います。
今回は「こうするとうまくいくよ!」という記事ではなく、「こうすればよかったんじゃないかなあ」と振り返る記事になります。
この記事で、私の失敗が誰かの糧になると幸いです…!

その1.「ロゴ」といっても色々種類がある

「ロゴ」には、「ロゴマーク」「ロゴタイプ」の2つがあるんですね。
言われてみれば「確かに!」と思います…。
私はこの区別がついていなかったので、後述の通り使うシーンを想定できず、右往左往してしまいました。

①ロゴタイプ🥛
ロゴタイプは服飾店や、会社のロゴタイプ、お菓子などのパッケージに使われています。文字のみで構成されるので、シンプルで少しお堅くなる印象です。
近年ではオシャレとして、ロゴタイプをそのまま商品に印刷することもありますね。
お菓子などのパッケージは、基本的に写真と合成されるので、文字のみの表現になっているのでしょうか。
ロゴタイプは、画像や他メディアに使いやすいことが最大の利点です💡

②ロゴマーク(文字と分離タイプ)🍎
シンボルとなるロゴマークは、そのマークだけで他と差別化ができることが利点です。シンボルのみブランドや商品に使用することを考え、ロゴと文字を完全に分離しているロゴも少なくないですね。(Appleなど)
文字と分離しているといえど、ロゴマークをロゴタイプと並べるのであれば、お互いの親和性は非常に大切です。別々に考えすぎないことが重要なんですね。

③ロゴマーク(図と文字が混ざり合ってるタイプ)🧜‍♀️☕️
「ロゴマークに文字入れちゃえばそれぞれの利点取れちゃうじゃん」タイプのものです。STARBUCKSなどはパッと思い浮かぶのではないでしょうか。
ロゴマークの要素が増えるので、少しリッチな印象になります。
この場合、文字も図としてグラフィカルに変形させる場合もあるのでセンスが問われます。

🥺ここでの反省ポイント🥺
当時の私は、この大まかな分類と強みすら知らなかったので、なんとく「文字と絵があれば良いのでは」と思い制作をしていました。今回のロゴはバナーとして使うシーンが多かったので、②が望ましかったのですが、あまり意識していなかったので決め手がわからず、②や③を行ったりきたりしました。
ある程度フレームワークを知ることは大事ですね!

その2.最初から色々とリサーチをしすぎない

今回私は最初に「ロゴってどんな感じなんだろう」と思いリサーチから始めました。リサーチは悪いことではないのですが、その後の軸を決める段階を焦って省略してしまったので、リサーチしたものに引っ張られ、見た目だけのロゴになりかけてしまいました。
ここでは、「こういう順番だったらもっと早く作れたのだろうな」と思う順番で並べ替え、ご紹介していきます。

①何を伝えたいのか?を最初に決める
何を伝えたいか、というのは最初にきちんと決めて最後までブラさないようにすべきです。「このロゴを貼り付ける場はどういう場になってほしいのか?」「どういうメッセージを込めたいか?」など、最初に考えておくことで、のちのち判断に迷った時に理由を考えて決めることができます。
今回はその辺りを焦ってさくっと決めてしまったので、最後に表現の方向性とモチーフにギャップができてしまいました…。

②どんな印象にしたいか?を次に決める
何を伝えたいかによって「清楚な感じのイメージ」「元気な感じのイメージ」「ポップな感じのイメージ」など、与えたい印象が変わります。
今回は、「何を伝えたいか」と「どんな印象にしたいか」を明確にしていなかったので、与える印象が部分によってチグハグになってしまいました。最初に考えておくのは大事です。

③軸が定まったら、参考画像を探す
私が今回迷走した原因の一つは、この段階を一番最初にしてしまったことです。制作すべきものの名前に引っ張られて色々とモチーフを出してみたのですが、全て表面的であまりうまくいきませんでした。
人によると思いますが、モチーフや参考画像を探す時は、与えたい印象と、どんなメッセージにするかを決めてから探すのが(個人的には)オススメです。

その3.時間がないからこそ、作戦立てに時間を割く

①時間がないからこそ、考える時間を多く取るべきだった
今回は時間がなかったことから、最初の「何を伝えたいのか」を端折ってしまったため、見た目の軸がなさすぎて、結果的に想定以上に時間がかかってしまいました。
時間がないからこそ、軸となるメッセージの部分はきちんと考えた方が良いですね💡

②考えたことはめんどくさくてもメモっておくべきだった
今回は作業時間が細切れになってしまったので、一度取り組んで離れて、その後考えていたことを忘れてもう一度考えて〜を繰り返していました。結果的に超タイムロスです⏰
考えたことは、やりにくくても文字にしておいた方が良かったな、と思いました。

まとめ

ロゴ製作の気をつけるべきだったこと、いかがでしたでしょうか?
今までもアイコンやキービジュアルを作ったことはあったのですが、ロゴ制作経験が乏しい私は、今回かなり四苦八苦しました。
皆さまがもし今後ロゴを制作する時に、参考図書にプラスした体験談として参考になったら幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!