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#87高校って自動で行けない?という事を知ったあの日。漫画の主人公はいつも高校生だったし、高校生になる前は基本見えていなかった私。受験のこと何も考えてなかった。(貧困幼少期からNPO代表理事までを振り返る)毎日更新中

毎日一瞬でびっくりしています。その中でいつまでも自分が準備万端になることがないという感覚を感じています。だからこそ最終一番大切なのは、「踏み出すこと」なのかと考えるようになりました。一歩踏みとどまる気持ちが常にあって、それでも踏み出すとあれ?意外と大丈夫・・?ってなることがあることに驚いています。

高校は自動的に行けない?

周りに驚かれる私のエピソードとして、中学三年生の夏まで受験を理解していませんでした。
理由は簡単で、母と進路の話なんてしたことなかったからです。ただ母の会話の中で『高校まではお母さんは行った方が良いと思っている』と時々言っていましたが、行った方が良い=自動で行ける(選択すれば行ける)と思っていました。

無知とは恐ろしいと考えるようになったのは最近ですが、理由は世界の拡がりがないからです。知らないという事を知らないのです。

"知らないという事を知らない"ということは、自分の中で知らない世界を知っているという状態で過ごすことになり、怖い事だと感じています。知らないと調べるといった事が出来ますが、そうじゃないと知らないままなわけで、この”アイダ”をどうしたら埋められるのかは疑問です。

小学校から私は毎日漫画のような絵を描いていました。顔の2分の1が瞳という女の子を書いていました。大好きだったからこそ、何を考えるでもなく漠然と「漫画家」になるのだと考えていました。ただストーリーも、コマ割りも考えずひたすら絵だけを描いていました(笑)

絵が上手い女の子というはもう既にいて、自分と違うその子が書く絵を見ながら(こうやって書いたらいいのか!)とか色々学んでいましたし、憧れでした。左利きの彼女のグーのような持ち方から繰り広げられる文字やイラストが、私にとっては魔法のような不思議な感じでした。
一緒に遊んだ帰りに将来の話をした時に、彼女もまた『漫画家になりたい』と言っていました。
私はどうしたら漫画家になれるのかを知らなかったので、その女の子が言う事を真似してイメージしようと考えていました。

『中学に行って、高校に合格したら、高校に行きながら漫画を投稿する』


高校に合格したら?ってなんだ?
その後友達と別れて一人自転車で家までの道を走りながら、考えていました。

「高校に合格したら」という発想が、私の中には存在しなかったのです。
自分の未来が急激に不安になりました。勉強もしていないし、考えてもなかったからです。

私は少女漫画が大好きです。少女漫画の主人公たちはいつも高校生活を当然のように送っていたのです。私も当然に高校に行けると考えていたのです。

それでも私は能天気でした(笑)テストに諦められる癖は中学に入ってからも抜けず、受験に成績が影響することを理解もしていなかったのです。
テストを諦める性格

『当たり前に高校には行けない。受験をして受かる事が必要なんだよ』と言ってくれる大人が居ないと、まるでそこは当たり前に理解されている世界があるのかもしれないなぁと思います。
この話をすると多くの人は『うそーーー』って言ってきたけど、嘘じゃなくて我が家では将来の話なんてしなかったんや(笑)

何になりたいのか?どうしたら、なれるのかなんて話をしたことない(笑)
だからこそ『知っていると思うけど・・・』って前置きを言ってから話をしてくださる方の優しさを、今になって感じています。

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ささいなことで人生は変わる! その一歩は自分が踏み出すこと。
見て下さったあなたの何かを踏み出す
キッカケになればと思って綴っています。


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