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#109【後編】母からありがとうと言われた日。公立高校合格発表。(貧困幼少期からNPO代表理事の”きっかけ”迄を振り返る)中学時代日記#毎日更新

母からありがとうと言われることが無かった人生で、ありがとうと行って貰えたエピソード。

母への報告は仕事場に電話(笑)

駅へ戻る途中に電話ボックスに入って、母の職場へ電話をしました。母が報告電話をしてほしいと言っていたからです。今考えると仕事場(飲食店)に娘の受験結果を伝えさせる母はすごいですね(笑)

母の職場に電話すると事情を共有してくれていて、お母さんに変わるねと言ってくれました。受験って大きくなったんやなぁと電話口で言われたのですが、それもそのはず。私は一人で母の職場に遊びに行った事があるのです。
一人で遊びに行って怒られたエピソード

「お母さん、私受かったよ!」
『ありがとう!ありがとう!』
受話器の向こう側はで母はずっとありがとうを連呼していました。おめでとうじゃなくてありがとうなの?となりながらも、自分の合格を喜んでくれる存在に胸が熱くなりました。

中学へ結果報告をしないといけなかったので、卒業したのに中学校訪問。途中不合格で落ち込んでいる同じクラスの男子に会いました。

私は何も声を掛けられませんでした。その姿は私だったかもしれないし、受かったものの受かった感覚も無かったからです。

学校へ行って元担任に報告すると、元担任以外はみんな拍手してくれました。確実に落ちるだろうと想像されていた生徒が受かったのですから、奇跡的な出来事だったのだと思っています。

元担任は『ほんまに受かったんか!?』と連呼し、封筒を見せると封筒をさかさまにして全部の書類を取り出しました。
『俺は苗字が印刷されている書類がないと、受かったって信じられない』と言っており、どういう教師なんや!と思いましたが、何一つ名前が書いてあるものが無かったので、私も間違って渡されてたらどうしようと焦りましたが、最後は「この書類貰っているから受かっているんや」みたいなことを言って終わりました。先生がおめでとうと言ってくれて、自分の人生でおめでとうと言われることがあまりになかったので本当に嬉しかったです。
滑り止めを何度も勧めていた元担任。不合格を予想していただろう(笑)

塾の友達に連絡すると、全員受かっていました。合格祝いにカラオケに行こうとなり、シダックスに集合して歌いました。SPEEDのマイグラデーション。『良かったよね。嬉しいよね。私たち全員高校生になれるんだよね』って何度も何度も同じ話をしていました(笑)

その夜は、触っていないのに倒れた破魔矢。倒れた上に更に落ちた破魔矢。
倒れただけだったら不合格だったけど、更に落ちたから逆転合格になったのかなと笑うエピソードになりました。

不吉なことが起きても、結果がそれに引っ張られるわけじゃないと学んだ体験です。おみくじで大凶が出ても気にしない私の精神は、ここからきてます。

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ささいなことで人生は変わる! 【その一歩は自分が踏み出すこと】
見て下さったあなたの何かを踏み出すキッカケや、
私の失敗の中から何かお役に立てればと思って綴っています。


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