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#73優しさは心の傷を塞いでくれる。お金で買えない優しさを貰った話。厳しい事もあったけれど、優しさをくれる人が居たから今があるんだと思う。(貧困幼少期からNPO代表理事までを振り返る)毎日note更新中

金沢小旅行に行って「アート」に触れて、感情や問いを頂きました。
旅行のレポートで金沢の魅力を共有したく2回に分けて書きました♪
(前編)

(後編)

作者では無いから理解は出来ていないけど、色んな発見がありました。エネルギーを、作品からでも感じるんです。私のエネルギーもnoteを通じて、読んで下さる皆さんに届けられるといいな♪今日は銭湯のおじいさんの話。

優しさは心の傷を癒してくれる。お金で買える優しさには無い効用。

私はお金があればすべてが買えると思っていました。実際の所はそう思ってみた私の歪んだ世界であって、実際買えるはずありません。買えたと思っている何かがあったとしても、結局サービスとしての「お値段」があるものを買って体験しているにすぎず、お値段「以上」なサービスは基本ないと私は思うようになりました。

幼少期のことを思い出すと嫌だったと苦笑いすることも多いのですが、時々人の優しさに触れることで救われていたのだろうなって思います。人の優しさは傷さえ癒してくれる温かさがあります。

私の家は風呂が利用できなかった関係で、複数の銭湯を利用していました。理由は定休日があるため曜日によって使い分けていたのです。(今思うとマメとしか言いようがありません(笑))
・近所の銭湯
・歩いて20分程の銭湯
・自転車で20分程の銭湯

自転車で20分程の銭湯は、おじいさんとおばあさんが経営していました。主に銭湯の暖簾をくぐったお金を払う番台には、おじいさんがいました。おじいさんの容姿は白髪でメガネをかけており、フリーアナウンサーの逸見政孝さんに似ていたように思います。

銭湯の脱衣室は夏は涼しくて最高でした。私は回っている扇風機の下に立って頭を冷やしたり、大型クーラーの前で頭を冷やしたりしていました(笑)
冬の銭湯は行くまでがとにかく寒い。風呂上がりの温まった体が、外に出た瞬間息が白くなる程の寒さで冷え、更に自転車で20分なので冷えきるのです(笑)


夏の銭湯では時々『好きなものを飲み』と、風呂上がりに引き戸式の冷蔵庫から瓶ジュースを選ばせてくれました。

おじいさんには孫が居て、夏休みなんかになると孫たちまでも番台に入って一緒に店番をしていました。おじいちゃんがいるっていいなぁと思った記憶です。そのお店は都市開発の関係で立ち退き対象エリアになってしまって、今はもうありません。それでも「ゆ」とかいた暖簾をくぐって、げた箱に入れて木のカギを取って引き戸を開けると、おじいちゃんが『こんばんは』と声を掛けてくれていた映像は、目を閉じればすぐに出てきます。

とはいえ、働き盛りの若き日の母は『番台がおじいさんやと丸見えやし、いややわ』と言っていました(笑)この差!

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ささいなことで人生は変わると信じています。
それは、人生の大きな決断の手前にあるキッカケになるのではないかと。
節目を思い出すと決断の前には、ささいなキッカケがあったからです。
見て下さったあなたの何かのキッカケになればと思って綴っています。
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