日暮れからの外出
今日は午後遅くからのスタートだった。
最近眠くて二度寝してしまうので、お昼から元気に活動することができない。
今はそれも許せる自分になってきた、少しは焦るけれど、その度に大丈夫と声をかけている。
私は自分の感覚を信用すると決めた。
私のような生き方をしている人は、この見えている世界には存在しない、私が主役で私が先駆者なのだから当然だ。
その主役の私ですら本当は存在しない。
本当の私である創造主は、この壮大な夢を安心安全なところから見守ってくれている。
ここに生かされている私は、脳がリアルに私が存在しているかのように思わせてくれているだけ。
この世界に呑み込まれ、ちっぽけな私を感じそうになった時は、宇宙の法則を思い出し、原点に立ち戻ることにしようと思う。
そんな今日は、夕方から出かけることにした。
私の思い込みで、夜は絶対家にいる方が安全!というルールがあった。
だからできるだけ日が暮れてくる時間には、外出はしないようにしてきた。
家の中は安全で、夜ふかししても全然大丈夫だけど、外に出れば夜は危険がいっぱいだと恐れていた、だから随分前に夜遅く帰宅することがあり、真っ暗な道を急いでいて、何故だか後をつけて来る怪しげな人がいて、とても恐い思いをした。
それも完全に私の思い込みでしかなかった。
思いきって今日は日暮れからの外出を体験してみようと思った。
この頃は日が暮れるのが早まって、もう5時を過ぎると暗くなっていく。
でも私は恐くない、それよりも頭がクリアになり、心はワクワクしていた。
夕方の4時頃に家を出て、ショッピングモールに行き、スーパーで買い物する時は、少し焦りがあり、宇宙と繋がる感覚にはならず、頭で考えて商品を選んだので、買い物自体は楽しくはなかった。
外に出ると、もう辺りは薄暗くなっていた。
でもメイン道路沿いの歩道を歩くので、全然恐さはない、とても楽しくなっていた、見上げればお月様がくっきりと空で光っている。
私を見守ってくれていると感じて嬉しくなった。
帰宅して、買って来た荷物の整理を娘に任せて、再び外出、今度は業務スーパーへ向かう。
もう真っ暗に近くなっていた、街灯が灯り、行き交う車はライトを灯し、何だか景色が幻想的に見える。
別世界にいるみたい、そう思った。
私はこんな光景も大好きなんだ!と気づいた。
見えている世界は全てが私なのだから、恐いはずがない!こんな素敵な景色を見逃していたとは!もったいない!と思った。
私は沢山の思い込みや決めつけで、自分を窮屈に縛っていたのだ。
業務スーパーで、白ネギを選ぶ、今までは国産しか許せなかった、国産の白ネギはとんでもない高額になっていた。
隣に中国産の白ネギがあり、6本もまとめられていて、国産の半額になっている、もう迷いなく中国産白ネギをカゴに入れた。
全部が私、良い悪いは無い、どれを選んでも全部が正解な世界だ。
だからこうして思い込みや決めつけを外していく。
もっと緩めて自由になっていく。
買い物を終えて外に出ると、すっかり夜になった景色が美しかった。
こうして美しい景色を見ている私はとても幸せだ。
無力で何も取り柄がない自分を感じて、ダメ出しして罰してばかりだった半生。
今の私はそのままの自分を誇らしく思える。
信号が赤から青に変わり、横断歩道を荷物を抱えて渡る私は、この世界で輝いている!と感じながら、背筋を伸ばして優雅に歩いた。
ここまで読んでくださって感謝します。
幸せをありがとうございます✴️
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