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ヘイトフルエイト

クエンティン・タランティー。

僕が初めてこの監督と出会ったのは小学生の頃。それ以来、この監督だけは「タラちゃん」という愛称で呼び続けており、一番付き合いが長い監督。とういうより、映画にドはまりする切っ掛けになった監督です。

タラちゃんと初めて出会ったのは、あの「レザボアドックス」。冒頭で連発される下品だけれど小粋なトーク。ハービーカイテル、ティムロス、ブシェミ、そして役者として出ていたタラちゃん。曲者ぞろいの悪党たちが騙し騙され、最後に残るのは誰か?冒頭に全員で無駄とも思えるバカ話をした後、店を出て歩き出すところで掛かるLittle Green Bag。これを見たあと、速攻で親にねだってアルバムを買ってもらいました。もう当時はかなり古い作品になっていたので、回りにレザボアを知っている子がいない。しかし僕は一人でなんども見返していました。


で、それから色々とみて、タラちゃんの作品は必ず見るようにしています。

という訳で本題の「ヘイトフルエイト」ですが、タラちゃん初の密室系。さらに舞台はここしばらく続いている西部もの。ということでしたが。

タラちゃん映画の常連、ティムロスとサミュエルLジャクソン。というより、配役でもう「ああ、サミュエルってことは」となるのはファンならでは。ネタバレだけは厳禁映画なので、見終わった感想のみです。

とりあえずグロさは抜群。というよりキルビルなんかよりはるかにダメだろコレ的なシーンが盛りだくさん。ミステリーというフレこみでしたが、ミステリ感よりもタラちゃん感が全開だったので、ミステリとか別にって人でも楽しめます。最近は西部ものやパルプ映画を中心にしているので、ストーリーもだんだん分かりやすくなってきましたね。

しかもタラちゃん、以前までは「これ要らいんだけど面白い」っていセリフが多かったのがタラちゃん。なのに、今回はミステリを意識したのか、もう無駄だろって部分がほぼなし。いたるところに伏線張りまくりでした。

タラちゃんはキルビルで初体験だった人が僕の回りに多いのですが、やっぱり人間ドラマと騙し合いこそタラちゃんの真骨頂。IQ高めの西部劇って感じでとても楽しめました。嘘につぐ嘘につぐ嘘。最後まで本当のことを言っていた奴は誰なのか?むしろそこがポイントになる映画。情け容赦のない殺し合いに騙し合いはさすがでした。

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