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飛行時間約40時間!驚異の飛行時間を誇るドローンを開発したドローンスタートアップ「Aerovel」

AerovelはTad McGeerが主導となってFlexrotor等の長距離無人航空機の開発を行っている2006年に設立されたワシントン州ホワイトサーモンの企業です。Aerovelの開発陣営は、スキャンイーグルやエアロゾンデ開発のプロフェッショナルを取り揃えており、非常に優秀な企業であることが分かります。Aerosolが開発しているFlexrotorは他社が販売しているドローンとは違った個性的な風貌や機能が特徴的ですが、今回は、Aerovelが展開しているサービスや製品について調査をしてみました。

目次

・Aerovelとは

・Flexrotorとは

・Flexrotorの仕様

・圧倒的な長距離飛行

・扱いやすさ

・遠隔地からのビデオの送信

・海上での使用


Aerovelとは

Aerovelは、ワシントン州ホワイトサーモンに社を構えるドローンメーカーで、2006年に設立された、比較的若い企業です。事業内容としては、Flexrotorというこれまでにない長距離無人飛行機の開発を行っていて、同機の開発目的としては、密猟や違法漁業活動の監視や偵察に使うことを主としてます。ドローン関連企業の中には、機体の開発だけでなく、空撮やドローンを使った検査や測量などの幅広いサービス提供を同時に行うことが多いですが、同社は現時点ではそういったサービス事業の展開は活発ではなく、Flexrotorの開発と販売、偵察などが事業の中心となっているようです。米国政府も同機の機能性や操縦性を高く評価しており、2015年には、International Traffic in Arms Regulations (ITAR)=「武器国際取引に関する規則」の下で、自由に輸出できる旨の取り決めをいたしました。まだ設立から10年ほどしか経っていない若い企業ですが、政府に認められるほどの技術を持ち合わせた企業であると言えます。


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