イルカと象も踊れるクラブ

昨日Club MagoでDJ NOBUのロングセットを見た。5時間って書いてたけど、25時頃から始まって、用事があるので帰った朝7時にもまだガンガンやってたので6時間以上。すげえな。オムツ履いてんのか。

最近デフォになってきて言及も減ってきたソバキュリアンスタイルでの参加だったので、原チャで行って原チャで帰ってきた。

友達とクラブ行ったとて、一人でほとんど踊ってるから誘うの申し訳なかったりするんだけど、一人だと出発するまでが結構億劫になるのが難点。

音響がすごいと書かれていたので期待して行ったが、たしかにすごかった。フロアの前の方に行った途端とても良く整えられた音浴。


①踊る際の身体の高さについて

2時間くらいのセットだったらシラフでもずっと踊っておけるけど、それ以上は何かしら酔わないと流石に集中力が途切れるし身体もちょっと凝る。
なので昨日は、意図的に椅子に座って聴く時間も取ってみた。
座っていると、立って踊って解消されたと思っていた身体を動かしたい欲が無くなっているわけではないということに気づく。身体の疲れが上まっているのをダンス飽きたと勘違いしてるだけなのかもしれない。

昔、高岡大輔が座りながら踊るという感じの表現をしてて、それ以降経ってなくても身体を動かしていたらそれはダンスだなと思うようになった。

昨日も座りながら踊ってて、クラブで車椅子乗っている人見たことないなと思った。海外ではありそうだけど、全員車椅子に乗って踊ったり、プールでみんなジャブジャブしたりプカプカしながら音楽を聴くクラブイベントを開催したいなと思った。

アタックの音より低音は結構遅く振動が身体に伝わるのが昨日は良く感じた。キックのアタック音と、床の振動のタイミングのズレで初めのほう踊りにくかった。あれが一致していたらもっと気持ちいいのかな。

ソファの後ろにバカデカウーファーがあったのも大きいんだけど、低音の振動は姿勢が低いとより強く感じられて、ちょっとバランスが悪くてしんどい。車椅子に乗って音を出すのを考えるなら、ウーファーは床より低い位置にあってくれたほうがいいような気がする。

話は変わって、去年のFFKTに行った際に強く思ったんだけど、寒い中での野外イベントでは、フロアの真ん中にコタツ席欲しい。VIP席扱いで追加料金払うから作ってくれ。

②クラブでの心身変容

・視界
ライブやイベントの時は視力ないか、解像度8ビットとかになってくれたらいいなとよく思う。踊る人間に意識を取られない。よく目は閉じているが、開けたまま視界を弱にしてくれたらもっと楽しそう。

暗い空間で明るさガンガンのスマホいじるやつまじでやめてくれ。

・呼吸
なんとなく呼吸の回数を減らしたりした。踊ることは昔からシャーマニックな方法として存在している。呼吸数を減らすと、変容意識にアクセスしやすいのではないか。ヨガのバストリカと呼ばれる意図的な過呼吸や、性行為の際の浅い呼吸など、酒の代わりに呼吸で心身に変容を起こすのは今後もうちょっと踊りながら試していきたい。

・心身変容
キックを抜いてから入れるたびに「フーッ!」と声を出す人たちが苦手。

そもそもあれやるのなんの為なのかと考えていたが、ブレイクからの再突入は催眠術において催眠を一旦浅くしてから深くするのと似てる?と思った。
サウナ的に考えるのなら、踊ったり休んだり、音を抜いたり入れたり、刺激の波を作ることで脳をハックする技術なのかな。個人的な好みでいうと、ブレイクは基本要らない。ドローン的にずっと音は鳴っててほしい。同じセットリストで、音抜き禁止バージョンとかやったら違いがわかるのかな。

・考え事
バーや、ライブハウスと違ってクラブは飲まずに考え事するのに向いている気がした。渋いバーでウィスキー傾けながら一人で飲むのはできるが、ノンアルだとちょと厳しい気がする。喫茶店はまたちょっと思考の方向が違う気がする。クラブにコワーキングスペース設けてくれたら本読んだりパソコンでいろいろできるからいいなあ。


③象とイルカの為のテクノミュージック

先日動物園に行ったら象エリアの展示で、象は20ヘルツ以下でコミュニケーション可能と書いてた。
ググったら下記のページが出てきた。

ゾウは5 Hz から数十Hz で発話できることが確認されており、この帯域の音は、空気吸収や地表面超過減衰などの影響を受けにくいために長距離伝搬しやすい。 そのため、ゾウは、遠距離にいる個体間で音声コミュニ ケーションを行うことが可能であると考えられている。

<研究紹介>ゾウと低周波音

これまでのモニタリングの結果では、ゾウは5~ 20 分に1回程度の頻度で低周波音声を発することがわかっている。日に2回行われるショーが終わりゾウ舎に戻ってきた後や、出産後、久しぶりにゾウ使いと再会した時、初めてのゾウに会った時など何かしらの行動の前後や、感情が変化する時に低周波音声が頻繁に発せられる傾向がみられる。 1回の発話時間は、図2のとおり数秒~十数秒である。 ゾウの呼吸の周期は十数秒といわれており、人間よりも1回の発話時間が長い場合がある。音圧レベルは、人間と同様に相手との距離や状況により臨機応変に変えることがわかっている。

<研究紹介>ゾウと低周波音

イルカは高周波、象は低周波ということで、多様な音域の音を比較的分離させて操るテクノミュージックは、多様な動物とコミュニケーションを取るのに適していると本稿では結論づける。

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