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【近況】美術解剖学の勉強など

今年の抱負のひとつが「毎日絵の勉強(トレース)をする」だった。
年末に加藤先生の『ポーズの美術解剖学』のトレース100日チャレンジみたいな企画があったので、こっそり便乗してお正月明けからやり始めた。

けどかなり初期の段階で、「こういうのより筋肉そのものを勉強したい」と思い、テキストを『名画・名彫刻の美術解剖学』に変更してトレースを続けた。
思い付きで英語も一緒に覚えることにした。
(同時期にちょうどアメリカドラマ『BONES-骨は語る』を観返していたので、そんな気になった。筋肉の名称はあんまりだけど、骨の名称はこのドラマのお陰で割と聴き覚えがあって、一連の学習でも役に立っていたり。)


「毎日少しずつ」はさすが勉強の王道だけあって、筋肉の名称もその英語表記も順調に覚えていってる。
ただ筋肉の形状・起始停止・重なりなどはまだまだ全然。 骨の勉強もしないと。

毎日といっても仕事がある日などは無理はせず。
あと、描き終わるまでに結構時間がかかるので、試しに時間を区切って描く方法を取ってみたが、前日に中途半端なところで終わると翌日のやる気が著しく減退することが分かったので、やはり毎回完成まで描くことにした。
(下の画像の左側のページがまさしくそれ)

ポモドーロもやってみたけど、ついつい途中の5分休憩でも作業を続けてしまう。
ので、似た感じで、代わりに今は目の20-20-20ルールをやってる。
「PC作業を20分したら」「20秒」「20フィート先を見る」
ってやつ。
多少は目が楽かも。

(このアプリを使ってる)

これが毎日続くのは単なる「作業」だからだと思う。
輪郭を描いた後にテキストの色をスポイトしてバケツで塗る、この手間に何か意味はあるのかとも思うし、トレースじゃなく一から自分で描いてみないと本当には身に付かないとも思うけど、今は変に考えこむより手を動かすのを優先で。
まず習慣づけ。

そうしてとりあえず毎日クリスタは触るようになった今、今度は小説の方もどうにかしたくなって、4月から「毎日少しでも小説を書く」を新年度の抱負に追加した。
ちょうどFFさんが小説の企画を立ち上げておられたので、こっそりとそれへの参加を目標にして少しずつ書き始めた。

(こちらに…間に合えば参加したい…)


新作は荷が重いので、ひとまず過去作の後日談を短編で書いてる。
2行くらいしか進まない日もあったけど、とにかくワードファイルを開いて30分くらい取り組むことを毎日やっていたら、少しずつ文字数が増えてきた。
そしてやっと書くことが楽しくなってきた。
このまま書く習慣もつけばいいなー。

トレース作業が効率化できるかと思って左手デバイス買ったけど、まだ箱も開けてない💦
GWまでに開けよう。
あとトレースじゃない自分の絵もまた描きたいな。
色んなことをやりたいと言いながら全然できてないけど、やりたいぞ💦
(近況終わり)

(ちなみに左手デバイスを買ったのは一か月以上前)


後日談

上の文章をXでポストしたところ、「Xだと流れていってしまうからnoteにまとめるのもいいんじゃない」とFFさんに言われた。noteは利用したことなかったけど、新しいことに挑戦するのは良いことなので、やってみることにした。
そしてXのポストから文章とトレース画像をこちらに転載していったのだが……その作業中、ふと「これは著作権的にはどうなんだろう」と疑問が沸いた。
トレースとはいえ、いやトレースだからこそ、書籍に記載されている内容がそのまま分かってしまう。そもそもトレースした絵というのはSNSにアップしてもいいんだっけ…?

私が当初Xに上のポストを気軽にアップしてしまったのは、その冒頭にあるように、『ポーズの美術解剖学』発売時に(確か)出版社主催の「100日チャレンジ」という企画があったからだ。
勉強のために毎日各ポーズをトレースし、できた絵は「#100日チャレンジ」というタグを付けてXにアップしましょう、みたいな内容だった。だから「アップしていいのだ」と無意識で思っていたのだと思う。

けれど、『名画・名彫刻の美術解剖学』はその企画とは関係ない。
Xのポストをこちらに転載する中でそのことに思い至った。

で、ちょうど数日前にたまたまTLに流れてきたきっかけで読んだ、こちらのnoteの内容をふと思い出した。

関係のある部分を抜粋は次のとおり。(以下引用)

・著作権が財産権であって、ほとんどの場合その罪が親告罪であることに起因します。つまり、権利者がダメと言わない限り、罪は成立しない。
・出版社が、二次創作を、苦労しなくても勝手に利益を産んでくれる広報の一つだとみなしている、ということでもある

実は、Xに上の一連のポストをした時、参考書の著者である加藤先生がいいねをくださっていた。全てのポストではなく最初の2つ、つまり2冊の参考書の表紙の画像をアップしているものにのみ。
そして、表紙を紹介したこの2つのポストに関しては、引用にあるとおり、SNSにおける書籍の広報として考えることもできるかもしれない。
逆に私のトレース画像のポストについては、もしかしたらあんまり良くないかもしれないけれど、お目こぼししてくださったのかもしれないなーと。

けれど、トレース画像を全くなくしたら、このnoteの意味が半減する気もする。
でも(ポストが流れていく)Xではお目こぼしできても、noteにアップするのはまた違うかもしれない。

ということで、考えた末、アップするトレース画像の数を減らした。
具体的には、電子書籍サイトで試し読みが可能なページまでのトレース画像のみ。これでも大丈夫なのかどうかは分からないけど…。

今回に限らず、普段から著作物の作家さんには楽しませていただいたり勉強させていただいたりと大変お世話になっているので、ご不快にもさせたくないし、不利益なこともしたくない。
普段から意識してSNSを利用しないといけないな、と改めて思った次第だった。


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