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地域で子育てを考える、学ぶ、ささえあう

子どもとパパのおでかけイベントを「こうほくnetほいっぷ」が企画!

子育てをしやすい環境を子育て中のみんなで考え、一緒に作っていく子育て当事者グループ、「こうほくnet(ねっと)ほいっぷ」。
主に、港北区の親と子のつどいの広場や港北区子育て支援拠点どろっぷの利用者がメンバーとして活動を行っており、どろっぷがその活動を支援しています。

今年度のこうほくnet ほいっぷでは、

  • 子どもと父親だけで出かける時に、どんな工夫をしているのか

  • 親とつどいの広場やどろっぷ・サテライトに来ている方だけでなく、まだ来館につながっていない父親にも呼び掛けていきたい

という想いのもと、話し合いを重ねてきました。

「公園であれば出かけやすいのではないか」「0歳児ははじめてのおでかけとしてどろっぷに来てもらえたらよいのか」などの意見があり、1つは0歳児対象で「はじめてのおでかけ」、もう1つは「おすすめの外遊びグッズを持ち寄る」というイベントを企画しました。

9月24日に0歳児のお子さんと父親対象「パパと赤ちゃん はじめてのおでかけ」をどろっぷ・どろっぷサテライトで開催しました。
2人(パパと赤ちゃん)での来館が初めての方も参加してくださり、手遊びをしたり、「どんなところにお出かけしているのか」「自宅ではどんな風に過ごしているのか」「保育園は何を基準に選びましたか」など、自由に話せる時間を持てました。

「パパとおでかけ 公園であそぼう」のチラシより

11月13日には「パパとおでかけ 公園であそぼう」を太尾町第二公園、綱島東二丁目公園で開催しました。
おすすめの外遊びグッズを紹介しあったり、しっぽとりゲームをして遊びました。終了後にとったアンケートでは「土日に参加できるイベントを探しているので、また参加したい」「対象年齢が明記されている方が参加しやすい」などの貴重な意見を頂きました。

全速力で走る子どもとパパたち

この2回の企画を通して、「子どもがどうしたら楽しくすごせるのか」というところに重きを置いている方が多く、企画を考える上でも、その目線が大事だと感じました。
2回の企画の成果や課題を今後、どのような形にしていくのかを、父親を含む利用者の声を聴きつつ、こうほくnet ほいっぷのメンバーで考えていきたいと思います。


横浜子育てサポートシステム・予定者研修拡大版の開催報告

11月17日(木)に港北公会堂において、横浜市立師岡小学校校長 川村智子先生の講演会を開催し、約90名の方にご参加いただきました。

講演会のテーマは「こどもの発達と生活」

どろっぷは、横浜子育てサポートシステム 港北区支部の運営を担っており、子どもを預かってほしい人と、子どもを預かる人にそれぞれ会員登録していただき、依頼・活動をコーディネートします。

子どもを預かる人(以下、提供・両方会員)として活動を希望する方が受講する子育てサポートシステムの研修内容は、多岐に渡りとても充実しているため、兼ねてから提供・両方会員希望者だけでなく、幅広い層の方に聞いてもらうことで、様々な活動のきっかけとなり、学びの場にもなるのではないかと考えていました。

そこで、今回、通常の予定者研修の拡大版として港北公会堂にて開催することになりました。
開催案内のチラシを港北区内の小学校にも全校配布したことで、提供・両方会員を目指す方に加え、すでに預かり手として活動されている方や小学生の保護者、地域の方にもご参加頂けました。小学校の現状、活動の様子とともに学童期への理解、関わり方などを聞いて頂き、貴重な時間を共有することができました。

港北公会堂での大規模研修となりました

『子どもの発達と生活』というテーマで、コロナ禍での学習がタブレット対応になるなどの変化と同時に不登校児童の増加という課題もあり、子どもの心に寄り添うことや、自尊感情を高めるための大人の役割、また子どもが地域へ貢献をすることで社会の一員としての存在を認められる事の大切さも伺い、大変学びとなりました。

  • 「目の前の行動に惑わされず、しっかり支援していくことの大事さ。大人がじっくり子どもの心に寄り添う大切さ。とても勉強になりました。」

  • 「寄り添うということを、出来ているかな?と初心に戻って考えました。自分の子だけではなく、他のお子さんにも働きかけてみようと思いました。」

  • 「提供会員になってから何年もたっているので、研修を受けたころとの現状は変わっているだろうと思っていたが、実際の現在の学校の様子の話が聞けて良かった」

  • 「自分の子どもが小学生なので、親としても支援する側としても勉強になりました。コロナで制限されている中でも、子ども達なりに楽しんで学校生活を送っていますが、先生方が工夫して下さっていることをとても感じ、有難く思いました。子どもが安心して育てる社会になるよう、親としても地域の大人としても考えていきたいです。」

  • 大学生の参加者から「こうやって地域の方に見守られて育ってきたのだと感じた。今度は見守る番」

このように様々な目線からの感想を伺うこともでき、開催してよかったです。

参加してくださった皆さまに感謝するとともに、子育て家庭が地域ぐるみの子育てを体感していけるよう、これからも丁寧なコーディネートに努めていきたいと思っています。

子育てサポートシステムでは、預かり手(提供・両方会員)の研修を年2回開催しています。
興味のある方はお気軽に事務局までお問合せください。(045-547-6422)

横浜子育てサポートシステム 港北区支部
https://www.kohoku-drop.jp/daycare/#section01

「横浜子育てサポートシステム」は、安心して子育てができるよう、地域ぐるみで子育て支援や、仕事と育児を両立できる環境を作ることを目的とした会員制の有償のささえあい活動です。
提供会員、両方会員になるために資格などは必要ありませんが、事務局が実施する研修会を受講していただきます。(3日間、保育あり)

小学校全校配布したチラシ。預かり手は随時、募集しています!