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核兵器被害の中を生き抜く方法

過去の被曝者の声から

”核兵器の被害に遭ったとき、どうすれば生き残れるか”が、過去の被曝者の献身により、明確になった。しかし、それを人に伝えるには、大きな問題がある。”誰もその話を聞きたがらない”と言うことだ。あるとき、広島大学のある教授も同じことに悩んでいると知った。医師として、怒られても、嫌われても、伝えるしか、できることはないのだと思い、このポスターを作った。        

生き抜く方法

1.見ない

広島長崎に爆弾が落ちてきたときはキラッと光るものが飛行機から見えた。(ミサイルではわからないが)目や顔を守るためにとにかくその瞬間は凝視してはいけない。 

2.防護壁(土でも)

体は、土壁でも外部被曝の直撃を避けられるので、とにかくシールドできる壁に隠れること。鉛や鉄でなくてもいい、コンクリ、土、水、は防壁になる。何もないより、木の影でも良い。丸まって、体表面積を小さくするだけでも違う。

服は木綿がよい。冬なら下着だけでも木綿を。色は白が良い。

3.飲料水

水は、冷蔵庫や地下に各下ボトルが良いが、逃げる時にはそんなものは持ち運べないだろう。放射線は花粉や埃とイメージすると分かりやすい。放射線の埃が入った池の水は出来れば飲まないで、破裂した水道管の水や、川の水を飲む。もちろん、脱水で命を落とすより、そこにある水を飲む選択も大事だ。

4.ガラス

怪我をしない事は大事だ。爆風ではガラスが散乱して、広島長崎では、ガラスの傷がきっかけで命を奪われた人が多い。

5.靴

靴はすごく大事だ。広島では、鉄道の線路が熱くなって、靴のゴムがとけた。ガラスの破片や瓦礫の街を通って逃げるには、靴が少なくとも2足は必要だ。

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