人生が変わる、Active Careのすすめ!!

皆さんは体調が悪かったり、肩こりや腰痛等どこかに痛みがある時にどうされますか?

きっと病院に行ったり、接骨院や鍼灸治療院等に行ったりされると思いますが、そういった受け身の治療を‘パッシブケア’と呼びます。つまり皆さんは痛みがあるとそういった施設に赴きその場所でただ何もせず(受け身)に治療や診療を専門家にお任せしている状態を指します。

それと比べて‘アクティブケア’とはみなさんが自らリハビリや予防のために、ご自分で‘能動的に’体操やエクササイズを行うことを指します。
ちなみにパッシブケアの効能は、どんなゴッドハンドが治療を行ったとしても‘一時的’であるのに対して、アクティブケアは時間がかかることが多いのですが、その効果・効能はアクティブケアを行っている限り‘永続的’であるのが特徴です。

例えば皆さんは毎日歯を磨かれると思いますが、歯磨きは毎日ご自分で行っている立派なアクティブケアです。歯を磨かないと虫歯になってしまいますが、体も同じで毎日ゴロゴロ寝てばかりいたり、運動不足になるとだんだん錆びていってしまいます。


人間は何もしないでいると10年で約10%も筋肉は落ちると言われています。逆を言うと10年かけて10%の筋量を上げる事をしない限り、体力や筋力はだんだん下降線をたどるということになります。ちなみにたった1週間入院して横になっていたとしたら、元の筋力に戻るのに約1カ月もかかると言われています。ゆえにリハビリテーションはなるべく早く離床してアクティブケアを始める事が現在の主流になっています。ケガをした後に後生大事に‘動かさない’とうやり方はアメリカではすでに30年も前のやり方になります。

私は老化=筋力の低下だと思っています。かの三浦雄一郎さんが80歳でエベレストに登頂されたことは有名ですが、プロスキーヤ―である三浦さんは78歳の時にゲレンデから滑落、大腿骨骨折の重傷を負った事を知る方は少ないかもしれません。彼は傷害を負った後、リハビリ=アクティブケアを丹念に行うことで80歳という高齢であの偉業を達成されました。そしてこれは決して別次元のお話ではありません。人間の身体は何歳になってからでも良くなる可能性があるのです。何歳になってからでも筋肉を鍛える事が可能なのです。80歳でも90歳からでもそれは同じなのです。

もう一つお話すると、元気な100歳の双子姉妹で有名だった金さん銀さんを知る方は多いと思います。実は双子の金さんの方は、90歳位の時、重度の認知症で数字を1から10まで数えることもできなかったそうなんです。その頃、人間歩けなくなったらおしまいだと金さんは体操を始めます。歩く事から始めて体操を行い、特に下半身を重点的に鍛え、みなさんがご存知の100歳の時の元気な姿になったのです。認知症には色々な種類が存在するのですが、いわゆる老齢化による筋肉不足、脳への血流不足による認知症を毎日のアクティブケアによって克服した素晴らしい例の一つだと言われています。

人間の身体は、使わなければどんどん使えなくなっていきますが、使えば使うほど使えるようになっていきます。これは5歳の女の子でも、90歳のおばあちゃんでも同じことが言えるのです。

さああなたも今日からアクティブケアを始めてみませんか?

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